凄ブル=すこぶる, リトルビッグプラネットにみる未来のゲーム。
凄ブル=すこぶる
とあるブログで、「とっても」「すごく」のような言葉と同じようなシチュエーションで使われていた、「凄ブル」という言葉の意味、由来が分からなくてちょっと悩んでいたんですが、この間「はっ!」と気がつきました。
これ、「すこぶる(頗る)」の誤読なんですね。ためしに Google で「すごぶる」で検索してみたら、115万件もヒット(汗。なるほど。若い人が、凄い+ぶる、と脳内で補完してしまった結果なのかしら。
ちなみに Google 先生はちゃんと、「もしかして: すこぶる」と教えてくれました(笑。
リトルビッグプラネットにみる未来のゲーム。
注:僕も「リトルビックプラネット(以下、LBP)」が本当に好きで、10年に一本の名作だと信じて疑っておらず、PS Store で売られている追加アイテム系もフルコンプして Media Molecule に貢いでいるくらいなので、このエントリには多分にバイアスがかかっています。
「島国大和のド畜生」より1。僕の個人的な印象から言って、LBP を「コンストラクションゲーム」の文脈で語るのはあまり適切でないと思っています。もちろん、LBP の一番凄いところはそこなんだけど、LBP がそこしか凄くないか、というとぜんぜんそんな事はなくて、むしろその一番凄い点に引っ張られてそれ以外のところもモーレツに面白くなっていて2、総合的に見ても史上最高のゲームの一つとなっている(俺基準)ことこそ、あのゲームの本当の凄さだと思っています。信者の勝手な妄想だけど、絶対任天堂で「マリオ」を作っている人たちもある種「やられた!」と思っていると思うんだよね。
ワールドワイドでは軽くミリオンは超えて、決して「売れなかったゲーム」ではないけれど、確かに「マリオ」や「GTA」など他の化け物フランチャイズと比較すると、期待されていたほどには…という結果だったかもしれません3。でも僕はそれは、「コンストラクションゲームとしての敷居の高さ」が災いしたわけではなく、単に現在の PS3 ユーザ層とのマッチングの問題だったと思うんですよ。現在の PS3 の主なユーザは、欧米では FPS 好きの Teen から始まって三十代の新し物好きなテッキーまでくらいかなぁという気がしますが、その辺りの層と、LBP を本来楽しめたであろう層 (僕は子供 (言わずもがな) と女性 (キャラクター、コミュニティ指向) だと思いますが) が、決定的にかぶっていなかったせいではないか、と思うんですよね。ちなみに日本の PS3 ユーザの中心層は、欧米で下支えをしてくれている若い FPS ファンがいないので、もっとずっと上の方 (しかも男ばかり。PS3 を女性が買っていくイメージがまったく浮かばない・汗。今までで一番売れてるのも「MGS4」と「竜が如く3」というおっさんゲーだしなぁ…) にあるような気がします。なので、LBP に対する態度も欧米以上に冷淡だったんじゃないかしら。
ともかく、ゲーム暦 25 年以上の僕から見ても、「史上最高のゲームの一つ」であり、現行技術におけるゲームの一つの到達点であると思える「リトルビックプラネット」。PS3 を持っていてまだプレイしていないなら、もし彼女やお子さんがいらっしゃるならなおさら、絶対プレイして損は無いゲームだと思います4。
あ、そうだ、そういえばこれも書いてませんでしたっけ。「リトルビックプラネット」IAA 8部門受賞、本当におめでとう!!