bird気が付いたら, BASIC 認証

気が付いたら

もう一月も何も書いてませんでしたね…。

BASIC 認証

コメントスパムがあんまり鬱陶しいので、コメント投稿時に BASIC 認証がかかるようにしちゃいました。人間ならば authentication realm を読めば userid、passwd に何を入力すればよいのか分かると思いますので、コメント入れたい方は適宜それを入力してください。不便をかけてすみません。

bird「PSX のヘッド掃除」記事に, 「綱渡り状態だった東京ゲームショウのPS3」

「PSX のヘッド掃除」記事に

写真を追加しました。あゆみさんが DVD 焼きが調子悪い、というので、今日また分解掃除してみたついでに。前回で手順が確立していたので、今回は結構すぐ出来ました。最後にケーブルを差し直すところが一番めんどくさかったかも(^^;。

掃除して良くなったか、というと、今回はあまり症状は変わりませんでした。前回掃除してから3ヶ月しか経っていないのでそもそも汚れのせいではなかったようです。あゆみさんが焼こうとしていた DVD が海外製の激安メディアだったので (一応 TDK ブランドではあるのですが)、PSX との相性なのでしょう。同じ TDK の国内製メディアには問題なく焼けていますから…。

綱渡り状態だった東京ゲームショウのPS3

上記記事の中の一節、

 これは、SCE自体のソフトウェア開発がスケジュールに追いついていないことを意味している。カンファレンスなどでSCEの担当者に会うと、技術的には非常に深く、現場レベルでは相当な努力もしていることがよくわかる。しかし、SCE全体でソフトウェア開発のリソースと、それに時間が不足していると推定される。つまり、プロジェクトの規模の割に、開発リソースの見積もりが甘かった可能性が高い。

に、ちょっと苦笑。

birdGameCube, 北海道旅行, 「プログラマの数学」, Transcend 1G SD Card TS1GSD80

GameCube

最近、僕が忙しいせいもあるのですが、家族でゲームする機会が減ってました。ワンダと巨像、ドラクエ8以降、まともにゲームしてなかったんですよ。子ども達は自分たちでがちゃろくやドラクエをやっていたようですけれど…。そこで、以前から家族でプレイしたいと思っていた、あゆみさんが持っていた GBA 用 MOTHER1+2 を次なるターゲットとすることにしました。しかも、僕もあゆみさんも FC、SFC で一度終わらせているので、子どもたちに主にプレイさせて、親は横から茶々を入れる、というスタイルに初挑戦。
ただ、小さい GBA の画面をみんなでのぞき込んでプレイするのはいくら何でもツライので、SAK 氏に GameCube を借り、ゲームボーイプレイヤーを繋いでテレビでプレイすることにしました (MOTHER のためにここまでするヤツはそうそういまい・笑)。どうもありがとう>SAK。
とかいいつつも SAK 氏に GC を借りて以来、未だ一度もまともにゲームする時間が取れていないんですけどね…。

北海道旅行

先週の三連休は姉の結婚式のために家族で北海道へ行き、ついでに観光してきました。人気の旭山動物園へ行ってきたのですが、連休中日なんていう時に行ってしまったため、激混みでアザラシ館までしか回れませんでした。それでも空飛ぶペンギンとアザラシチューブ&餌やりが見られたし、柊次&あゆみさんがループコースターに乗れたのでヨシとしよう!
お父さんは広い北海道をレンタカーの Fit1 で走り回れただけで楽しかったです(笑。

「プログラマの数学」

プログラマの数学 結城浩著。プログラマがプログラムを書く上で知っておいた方が良い数学的な知識を、平易な表現で分かりやすくまとめた本。SAK 氏に借りて読みました。0 の効能や論理のお話、順列/組み合わせから再帰と数学的帰納法、計算量が爆発してしまう計算の話から最後は計算不可能な問題についてまで、いろいろなトピックについて語りつつも、その奥にプログラマがプログラムを作る際に忘れてはならないこと、つまり共通点を見つけ出すことや、例外を減らして少ないルールで問題を扱えるようにすることなどが自然と分かってくるような本です。

ところで SAK 氏よ、計算不可能な問題に興味を持ったのなら、結城さんもあとがきで触れている「ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環」も読んでみるかい?

Transcend 1G SD Card TS1GSD80

最近またミュージックプレイヤーとしての稼働率が上がっている我が家のザウルス君 (SL-B500) で使うために、最近ますます安くなってきた 1Gbytes の SD カードを購入しました。

最初、これまで使っていた 256Mbytes の IO データの SD カードと同じように、リナザウ上で ext2 にフォーマットし直して使おうとしたところ、大きなファイルを読み書きすると画面に「input/output error」というようなメッセージが表示され、同時にカーネルから

pxa_sd_wait_response: responce time out (cmd=07 MMC_STAT=0x2142)
sd_write_multiple(242536) : select error  
sd flush : ERROR adr = 83574272 (0x4fb3e00) , len = 4096 (0x1000)
[SD]-W 9e00 1000 ERROR!  

というようなエラーが大量に出力されフリーズ、というような状況で正常に利用できませんでした。

うわーこれは相性の悪いカードを選んでしまったか、とガックリしていたのですが、試しに Windows で FAT32 へフォーマットし直し再度テストしてみたところ、今度は大きなファイル (/dev/zero からメディアサイズいっぱいまでコピーしてみました) を書いてもエラーとならず、安定して使えるようになりました。

ファイルシステムが何であるかなんてストレージから見れば無関係なのかと思ってたんですが、こういうこともあるのですね。単にリナザウの ext2 ドライバと msdos/VFAT ドライバの設計の差かもしれないけど…。

birdプリンタ, 科学哲学の本二冊

プリンタ

Canon PIXUS MP500 日本において、家庭用プリンタ市場、というのは完全に季節モノです。年賀状印刷、という最大の商機に向けて、Canon、EPSON という国内2大メーカーが毎年9月〜10月ごろに新製品を発表、そして年末までの数ヶ月の間骨肉の争いを繰り広げます。ちょっとクリスマス商戦が重要なゲーム機市場と似ていますね。

今年ももうすぐ年末商戦向け新製品が発表になるといわれていますが (噂では来週〜再来週くらいとか)、実はプリンタの買い時、というのはこの新製品が発表になる直前なのかもしれません。というのも、去年の年末モデルはすでに両社生産を完了し、市場に出回っているのは在庫品のみ、販売店側も新製品発表前に旧製品を整理するために、極めて高い値引率で販売しているからです。毎年両社細かな改良を加えてくるとはいえ、現在主流のインクジェットプリンタはすでにかなり完成した製品であり、1年古いくらいでは機能的にはそれほど見劣りしなくなってきているため、「どうしても最新でなければ嫌だ」という人以外は、今の時期に格安で販売されている去年のモデルを買うのが実は賢い買い方なのかも。

我が家はこれまで EPSON の PM-780C というプリンタを使ってきました。このプリンタが発売されたのが 2000 年末ということで、たぶんもう5年くらい使っていると思います1。その間、お約束通り年賀状作成やデジカメ写真プリント、最近ではカーナビ代わりの MapFan ルート検索の地図やマクドナルドのクーポン券、あゆみさんが幼稚園の PTA の書類印刷にと大活躍でした。
ただ、その使い勝手は必ずしも良いとはいえませんでした。クーポンのように画質を気にしない印刷ならば特に問題ないのですが、写真の年賀状のように綺麗に印刷したいとき、毎度ヘッドクリーニングを何十回と繰り返さないとヘッド詰まりが直らず、カラーインクもクリーニングのために半分以上浪費されてしまう、という状態でした。

そんなこんなで、次にプリンタを買うときは EPSON 以外にしよう、と思っていました。

おととい、ちょっと印刷したいものがあって、プリンタの電源を入れると、カラーインクが切れていました。ただこのプリンタの場合、カラーと黒のインクは別タンクになっていて、黒インクはまだたくさん残っていました。印刷しようとしているものも白黒で印刷できれば十分なものだったので、インク切れの警告を無視してそのまま印刷しようとしたのですが、どうやっても印刷できません。ああでもないこうでもないといろいろ試したんですが、結局印刷することは出来ませんでした。

前述のようにこのプリンタの使い勝手にはいろいろ不満を持っていたトコロに、上記のような理不尽な仕打ちを受けて、「さて、それじゃそろそろ次のプリンタを物色してみるか」と Web で調べてみてビックリ。今っていわゆるコピーやスキャナ機能までついた「複合機」でも、1万5千円くらいで買えちゃうのですね。つまりこれは上で書いたようにモデル末期の在庫整理状態だから、なんですが、去年の年末に2万5千円くらいで普通に売られていた機種が、今なら1万5千円なのですから、なんだか年末に新機種を買うのが馬鹿馬鹿しくなります。

というわけで、Web 上でも結構評判の良かった Canon の PIXUS MP500 を衝動買い。つまりこのエントリはこの衝動買いの自己正当化エントリだったのでした(笑。なお、MP500 の主なスペックは、

  • 9600x2400dpi、最小 1pl のプリントエンジン。インクは顔料ブラックと染料ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの5色ですが、シアンとマゼンタで 1pl ドットが利用できるためこれまで使っていた6色モデル (ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・ライトシアン・ライトマゼンタ) と同じような表現力、らしい。白黒で印刷することの多い我が家の場合、容量の大きな顔料ブラックインクがあるのも魅力的。光沢紙にデジカメ写真をプリントしてみた限りでは、これまでの EPSON の結果と同等以上の結果で一安心です。(ただ EPSON よりもデフォルトのガンマ値がちょっと高いらしい。) Canon のプリンタはいわゆる縞々ノイズが EPSON よりも出やすい、というのが欠点なようですが、今のところは皆無です。EPSON 機と違ってサーマルジェット方式の本機の場合ヘッダ部も比較的安価に交換できるので、もしどうしても直らないスジスジが出てきたら交換してみるつもり。
  • スキャナは 1200dpi の CIS スキャナでまぁ価格相応。でも使ってみた限り必要十分な感じ。コピー機能も超便利、っぽい。
  • 自動両面印刷対応。オートシートフィーダと前面用紙カセットの 2way 給紙だったり CD-R/DVD-R ラベルプリントに対応していたりと、そのあたりのギミックの充実度は相当なものです。昔は普及価格帯のプリンタではこの辺の機能が真っ先に落とされていたのだがなぁ。

他にも CF/SD/MS メモリカードリーダー内蔵でデジカメ写真を直接プリントできたり (カラー液晶搭載でプレビュー可能)、印字時間も前の機種から比べればとても高速だったり、動作音も静かだったりと、これで1万5千円なのですから、プリンタの低価格化もずいぶん進んだものだと感心してしまいました。

科学哲学の本二冊

川端裕人さんのブログで「基本文献」と書かれていたので、柄に似合わず科学哲学に関する本を二冊ほど読んでみました。

疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学 伊勢田哲治著。科学と疑似科学の間の線引き問題を考えながら、科学哲学における主な論点を紹介していく本。次に紹介する本もそうですが、「哲学」の本にしては読みやすいのは、作者が若いからでしょうか。科学のもっとも基本的な方法論である演繹と帰納の話から、一通りずーっと来てベイズ主義の話まで考えつつ、科学と疑似科学の間に明確な線は引けるのか、過去の先達達はどのように線を引こうとしてきたのか、を考えます。僕がこれまで読んだいろいろな本の中にも、はっきりそうとは書かれてはいなかったけれども、実はあれは科学哲学的な議論を展開していたのだなぁ、と思える部分がたくさん思い当たり、ちょっと面白かった。

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科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる 戸田山和久著。こちらも哲学書にしては、科学哲学者の「センセイ」、理系学生の「リカ」、哲学を学ぶ文系学生の「テツオ」三人の対談形式で進む、とても読みやすい本。議論の裏側をさりげなく流れる季節感とか、ほんのりロマンス風味もあったり、そういう本論からはどうでも良いところに僕はとても魅力を感じたりして。

こちらの本の著者戸田山さんは科学哲学的立場で言うところの科学的実在論を大いに主張されているのですが、最終的な落ち着きどころ、実在論のもっとも困難なポイントと自身で書いている理論のメタ正当化に際して人間原理が出てきたのには少し驚きました。人間原理も悪くないのだけれど、どうも主客が転倒しているような気持ち悪さがあるのですよね。アインシュタイン以降、地球や今我々がいる宇宙は、宇宙の特異点ではなくなったのではなかったか。なんちて。

上でも書いたけれど、「科学哲学」という視点で改めて過去あった議論を知り、読み返したくなった本が何冊もありました。そういやソーカルの「『知』の欺瞞」も確か家にあったはず。最初に読んだときは「なんじゃこのヲタクは」くらいしか思わなかったけど<ヒデー(笑、今読み返したらいろいろ面白そうです。

birdWeb Slideshow 作成スクリプト

Web Slideshow 作成スクリプト

デジカメで子供の写真をたくさん撮っていると、それをジジババ (つまり僕らの両親) などに見せたくなることがあります。そんなときにサクサク Web Slideshow が作れるツールはないかしら…と思っていました。zphoto なども有名だしとても良いツールだと思うのですが、ちょっと違う気がしたんですよね。

これまでは、自作のサムネイル化するスクリプト、回転するスクリプト、それらをまとめ一枚のページにするスクリプトなどを駆使して写真公開ページを作っていたんですが、今日ちょっとそれを1時間ハックでバージョンアップしてみました。自分で使うことしか考えていないので超テキトーなスクリプトなんですが、何かの役に立つかもしれないので公開しちゃいます。基本的には linux 用ですが、必要なコマンドを用意すれば大抵の Unix 互換 OS で動作すると思う。

Web Slideshow 作成までのステップを簡単に説明してみます。僕は自宅に Web サーバがあるのでローカル作業ですべて出来てしまいますが、出来上がったディレクトリごと Web サーバにアップロードすればそのまま動作するはず。

  1. まずスライドショーをおきたいディレクトリを作り、その下に「images」、さらにその下に「src」というディレクトリを作ります。スライドショーディレクトリを「sample_ss」とすれば、「sample_ss/images」「sample_ss/images/src」という3階層のディレクトリができた事になります。
  2. 次に、src ディレクトリ内にスライドショーにしたい元のデジカメ写真ファイルをコピーします。ウチのジジババは気に入った写真をダウンロードして自分でプリントして楽しみたい人たちなので、もっとも劣化の少ないオリジナルファイルへのリンクが必要なのですね。
  3. サムネイルを作成します。「sample_ss/images」ディレクトリでこの「convert.sh」を実行すると、自動的に長辺が 560 ドットのサムネイルを作成します。ls や basename コマンドは大抵入っていると思うけど、画像の縮小に使っている convert コマンドの含まれる imagemagick は入っていなければインストールしておきましょう。
  4. 画像を回転します。縦位置で撮った写真のサムネイルはやっぱり縦表示にしたいものです。僕が使っている EOS Kiss Digital N は縦横センサーを持っていて、縦位置で撮った写真にはちゃんと Orientation としてその情報が含まれています。そこでこの「autotran.sh」スクリプトを使って回転します。このスクリプトは内部で exif (Debian では exif パッケージに収録)、jpegtran、jpegexiforient (両方 libjpeg-progs パッケージに収録) といったコマンドを使っています。このスクリプト自体も、libjpeg-progs に入っている exifautotran というスクリプトをほとんどコピーして使わせてもらっています。実行方法は、sample_ss/images ディレクトリで「autotran.sh *.JPG」などとします。
  5. 最後に、「create_html.sh」を実行してスライドショーページを作成します。sample_ss/images ディレクトリで「create_html.sh >../index.html」という感じで実行します。create_html.sh スクリプト内部でタイトル等を設定できますのでその辺は適当に設定します。またこのスクリプトの実行にも exif コマンドが必要です。

てな感じで出来上がったページはこんな感じ。Prev、Next で写真を送れ、写真自体をクリックすればソースファイルが表示される他、auto をクリックすると5秒毎に自動的に写真を送っていくスライドショーモードになります (止めたい時は stop をクリック)。超シンプルだけど、まぁプライベートで使うだけならこんなもんでいいか、と。

bird最近読んだ本

最近読んだ本

最近またぱらぱらと本を読みました。めんどくさいのでまとめて一つのエントリにしちゃおう。

世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々―

世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々―
ロビン・アリアンロッド著、松浦俊輔訳。物理学がかつて自然哲学と呼ばれていた時代から、数式により自然を表現できるようになって訪れたブレイクスルーを、マクスウェルのお話を中心に書いた本です。英語のタイトル「EINSTEIN'S HEROES」はマクスウェルなどのことですね。物理学者も数学を必ずしも好きで使っているわけではなくて、どちらかというと「必要悪」というか、普段イメージで考えている概念を、皆さん非常に苦労して数式に落とし込んでいる感じが面白いです。いろいろ面白いエピソードを含む本ではありますが、ちょっと散文調でまとまりは薄いかもしれません。

算数の発想―人間関係から宇宙の謎まで―

算数の発想―人間関係から宇宙の謎まで―
小島寛之著。小学校で習うのは「算数」、だけれど中学に上がるとみなより汎用的で強力な「数学」に移行してしまう。しかし、「算数」的な発想の中にこそ、モノゴトの本質を見抜く知恵が含まれているんじゃなかろうか…という本。数学、というのは問題を汎用化し、どんな問題でも決まりきったルールで解くことを可能にする超強力なツール、というのは納得、しかしいざ実際の問題に直面したとき解を導き出す発想力は「算数」の領域、という話に「なるほど」。彼自身が先生だからか、途中に出てくる証明の過程や説明のプロセスが結構込み入っていて、数学的素養の全くない人にはちょっと読みにくい本かもしれません。しかし逆に、そのプロセスを丁寧に追って読めば、なかなか勉強になる本だろうと思いました。

ダ・ヴィンチ・コード(上) ダ・ヴィンチ・コード(下)

ダ・ヴィンチ・コード
ダン・ブラウン著。遅ればせながら読みました。もっと謎解き中心の理知的な話なのかと想像していたら、思いのほかアクション満載でちょっとびっくり。ハリウッド映画ばりにイベントがどんどん進むので、とても読みやすかった。ラングトンがうんちくを言いたいのに我慢している、というのが面白かった。僕が中心テーマだと誤解していた謎解きについては、まぁそんなもんか、というところ。

bird今年も, 轟々戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス, 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE

今年も

仮面ライダー、戦隊映画を先週家族みんなで見に行きました。その簡単な感想を。

轟々戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス

最初はボウケンジャー…なんですが、うーん、ちょっと印象が薄かった。悪くは無いんですが、もともとボウケンジャーには個人的にあまり盛り上がっていないせいか、いつもの TV シリーズの1エピソード、という感じでした。というわけで、次、いってみよー<古っ!

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE

で、カブトですよ!個人的には、DVD を買ってみた「555」、劇場で見た「ブレード」「響鬼」「カブト」の中で、間違いなく一番楽しめました。DVD も買っちゃいそうです。
もちろん、「普通の大人にも自信を持ってお薦めできる」ほどの出来か、と言われるとたぶんそんなことはなくて、特に脚本、それも科学考証のあたりはかなり子供だまし的ではあります。全体的なストーリーの流れもちょっと投げやりなところも。
しかし、今年の仮面ライダーは、何しろ天道、加賀美の二人の主人公がすごくいい。最近 TV シリーズでもこれまでのクールなだけのキャラクターではなくなってきている天道ですが、映画ではますますエモーショナルに、実にかっこよく仮面ライダーを演じています。そして加賀美。CM で、「こいっ!ガダックゼクター!」なんて叫んでいるところを見ると、これまでのコミカルなイメージが思わず浮かんでつい笑ってしまう彼ですが、映画ではずっとシリアスに、これまた天道に負けないくらいかっこよかったです。
サブタイトルが「GOD SPEED LOVE」1で、「クロックアップ」が必殺技のカブトのこと、そのストーリーは最初のシーンからネタばれ気味ではありますが (そういや今年、このストーリーの本家も復活しましたねー)、それなりに綺麗にまとめていて、とてもよかった。仮面ライダーの劇場版は、いつも TV シリーズとの関係性の持たせ方にとても苦労しているように感じますが2、その点今年の「カブト」はとても綺麗にすべてが収まっていて3、すっきりした気持ちで今後の TV シリーズを楽しむ事が出来そうです。
一点、仮面ライダーは戦隊モノと比べると対象年齢層が高いせいか、今回の劇場版も結構ドラマ部分の比率が高くて、鳥乃 (5歳) なんかはちょっと途中退屈そうでした。お父さんが加賀美、天道の演技にウルウルしている横で、鳥乃は退屈して暴れている、という(笑。いやーすまん>鳥乃。

birdTime Machine!!!

Time Machine!!!

ジョブズ先生、降参です!!マジで次は Mac にするかなぁ…。
どうでもいい追記。僕は以前からパーソナルユースでの統合的なバックアップソリューションの必要性を感じていて、自分でも pdumpfs を使ったまさにこの Time Machine ライクな環境を作ったりしていたので、このキーノートスピーチにはまさに「やられた!」という感じだったのでした。

birdThunderbird と Google Desktop, 「医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か」

Thunderbird と Google Desktop

僕は最近、普段使いの MUA としては Thunderbird を imap で使っています。基本的な使い勝手は悪くないし1Enigmail と組み合わせれば gpg (pgp) との連携もばっちりだし、総じて満足、満足。
ただ、一点大きな弱点がありました。それはメール本文に対する検索のスピードがとても遅いことです。機能自体は存在するのですが、なんとなく全メールに対して grep をかけているようなスピードで、しかも imap 経由 (Debian の courier-imap) で使っているとサーバ接続がタイムアップして実質検索が出来ない、という体たらく (これって何か workaround あるのかなぁ?)。メールの件名・送信者のみに対する検索が爆速なのに比べるとイマイチだなぁ、とずっと思っていました。
そんな時ふと、Becky!2 から Thunderbird へ乗り換えた、という人のブログを見つけました。そのブログでは Thunderbird に対する Becky! の弱点がいくつかあげられており、その中に「Google Desktop と連携できない点」という項目がありました。え?Google Desktop?
これまで僕は、「デスクトップ検索」というものに個人的にはほとんど興味がなかったため、Google Desktop も一度もインストールしたことがありませんでした (そもそもファイルのありかが分からなくなって困ることがあんまりなかったですし)。しかし、「Google Desktop を Thunderbird のメール本文検索として使う」ことが出来る、となると、俄然興味が湧いてきます。考えてみると、デスクトップ検索の先駆である Apple の Sherlock でもメールの検索が出来ましたよね。うーん、どうして今まで思いつかなかったのか。
というわけで、Google Desktop を初めてインストールしてみて、試してみることしばし…。うーん、これはなかなかいい感じですねぇ。タスクバーに Google の検索窓が開いて、ローカルにあるファイル、メールに対するインクリメンタル(!)・サーチが Google スピードで出来るし、僕のように imap で使っている場合も、たとえローカルにメール本文をダウンロードしていなくてもきちんとインデクシングしてくれます2。検索結果は最初ブラウザ内に表示されますが、そのページにある「Thunderbird で開く」リンクをクリックするとすぐ Thunderbird で同じメールが開き、そこから直接返信したりも可能です。うーん快適!
弱点、といえば、ほぼ全文検索とはいえキーワードの選び方によっては微妙に狙ったメールがヒットしないことがあったり (日本語の単語の切り出しがイマイチなのかなぁ?)、インデクシングに結構時間がかかる点、検索結果が最初ブラウザに表示され、かつ Internet 上の結果も一緒に表示される点 (ちょっとワケワカな感じ。カスタマイズできるのかな?)、くらいでしょうか。
これはお薦めですよ!(いまさら?・笑)

「医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か」

医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か 小松秀樹著。虎の門病院泌尿器科の現役の部長である著者が、昨今の日本の医療がおかれた危険な状況に対して警鐘を鳴らしている本。

危険な状況とは、例えば、大病院に勤める勤務医と開業医間の収入や責任の重さの格差から高度治療にかかわる事の出来る勤務医がどんどん減っていることとか、医療事故が刑事事件として立件されるようになった弊害、例えばリスクのある治療に挑む医師が減っていること、安全・安心願望を増幅するメディアによる (現場の医師から見れば) 理不尽なバッシングなどがあげられています。前に少し書いたように、医療に対するメディア、またそれに影響された一般の人の見方である安全・安心願望と、医療の本質との差異が昨今の不幸な状況を生んでいる、という意見はその通りだと思う。医療がリスクを伴う「侵襲行為」であることを理解し、医師が自分に施そうとしている処置のリスク、他の処置との比較検討が出来るようになれば、未然に防げる事態もあるように思う。

全体に、ちょっとびっくりしてしまうほど小松さんの「お医者さん」としての本音が吐露されていて、普段お医者さんという人たちがどんな事を考えているのか知りたい人にもお薦め。

bird新連載

新連載

いつものように何気なく PC Watch を見ていたら、なんとあの鹿野司さんの新連載が!!
鹿野司さんと言えば、僕らの世代的にはかつてゲーム雑誌「LOGiN」で連載していた「オールザットウルトラ科学」で有名でしょう。すごく面白かった記憶が。
今回の新しい連載も1回目からとても面白いです。ところで、この連載は「Robot Watch」のものなんですね。そんな「Watch」があったとはしらなんだ…。

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