birdVMware と esd/artsd, バムとケロ

VMware と esd/artsd

VMware を KDE や GNOME といったデスクトップ環境上で利用していると、VMware がサウンドデバイス (/dev/dsp) を占有的に利用しようとするためにしばしば困った事態になることがあります。esd や artsd といったサウンドサーバ1がいる場合、たいていそれらのプロセスがデバイスを占有しているため、VMware 側からはサウンドが出力できない、ということになってしまうのでした。VMware は setuid されたプログラムなせいか、esd/arts が備える非対応プログラム用 wrapper スクリプト (esddsp、artsdsp) も効きません。
もうずいぶん前にいろいろ挑戦したんですがうまくいかずほったらかしていたところ、昨日 VMware のサポートでこんなページを見つけました。このページの記述は version.3 と version.4 以降に関して書かれていますが、僕が使っている VMware5 でも version.4 向けの方法が無事使えました2。ご参考までに。

バムとケロ

バムとケロのにちようび 「バムとケロ」シリーズという絵本があります。島田ゆかさんという方の書かれた、バムという犬とケロちゃんというカエルの出てくるお話で、ちょっと見たところあんまりかわいくないバムとケロちゃんなんですけど、ほのぼのしたお話と、そしてなによりとても緻密に、丁寧に書き込まれた絵が楽しい絵本です。ウチの子どもたちも大好き。結構人気もあるみたい?

ところでこの「バムとケロ」シリーズ (それから姉妹編とも言える「ガラゴ」シリーズ) には、あひるのカイちゃんやプルドちゃんといった名前の出てくるキャラクター以外にも、小さい犬や耳が三本あるウサギ、イモムシといったいつも出てくるキャラクターがいます。話の本編とは別に、彼らがどんなことをしているのか見るのがまた楽しかったりするのですが、彼らの名前についてはまったくの謎で、唯一小さい犬くんに関しては、「バムとケロのおかいもの」の中で、「ヤメピのすべて」という本が登場することから、どうも「ヤメピ」という名前であるらしいことが分かっただけでした。

ところがこのあいだ、有葉が「耳が三本あるウサギは『オジギ』って名前だと思うよ」と教えてくれたのです。僕は全然気が付かなかったんですが、有葉によると、「うちにかえったガラゴ」の裏表紙の裏 (って、本当はなんて言うんですか?) でガラゴが自分の家の郵便ポストを開いている場面で、耳が三本あるウサギのシールの貼られた手紙に、小さく「OJIGI」と書いてあるのだそうです。へー、こんな細かいところによく気が付いたねぇ!

bird「だれも知らない小さな国」, ネットプリント, KDE から GNOME へ

「だれも知らない小さな国」

だれも知らない小さな国 佐藤さとるさんの本。ある人のブログで紹介されていたことがきっかけで読んでみようと思いました。主人公の「セイタカさん」が小さい頃からとても大切に感じていた小山にまつわるお話。「セイタカさん」が小学生の頃のエピソードである前半部分はまだ太平洋戦争前の話で、セイタカさんが働きだしてからの後半部分は戦後、昭和 30 年頃のお話のようです。

戦前の話、なんですが、僕が子どもの頃もしょっちゅう野山を駆け回るようにして遊んでいたからか、セイタカさんの小学生時代の遊びはなかなか懐かしかった1。それにセイタカさんが小山に関して感じる気持ちも、なんとなく分かるような気がしました。山で遊んでいて、ふと木がひらけたような、不思議な場所に行き着くことってありますよね。今思うとちょっと神秘的な感じの。

セイタカさんの小山に対するひたむきな情熱、成長し一時はほとんど忘れてしまったのに、戦争で焼け野原になった街をみてふと思い出してしまうような位置を心に占めているもの、それはとても良いものだと思いました。僕もそういうものをちゃんと大事にしていきたい、というか。

この本は「コロボックル物語」というシリーズの1冊目なのだそうです。そのうち続きも読みたいな。

ネットプリント

こないだ姪っ子2の零ちゃんといった多摩動物公園の写真を彼女にあげようと、新しいデジカメを買った時にもらった無料お試し券を使ってネットプリントしてみました。ショップはカメラのキタムラです。中身は富士フイルムみたい?
できあがった写真は普通の (いわゆる銀塩の) それと全く区別が付かなくて、とても綺麗でした。面白かったのは、PC の画面上でピクセル等倍で見ていると「あーピンぼけだ」「手ぶれしちゃった」と思っていた写真のほとんどが、L 判プリントではほとんど気にならなかったこと。ピクセル等倍での写りにこだわりすぎるのもなんだかアホらしい気がしました。

KDE から GNOME へ

自宅で普段使っている Debian GNU/Linux では、2001 年秋にアンチエイリアスな環境にあこがれて KDE へ移行してから、これまでずっと KDE を使い続けてきました。

でも考えてみると、今主に使っている Firefox も Thunderbird も GTK2 アプリケーションだし、特に KDE に特化したものは使っていないのですよね。こないだ買った ATOK17 for Linux も GTK アプリケーションで、QT よりは GTK との相性が良い感じ。

QT アプリケーションである Opera 8 をダウンロードして試してみたところ、なぜか現行 sarge 環境だと非常にに不安定で使い物にならず、フォントの感じも変だし日本語入力もイマイチだし、というのが最後の一押しとなって、えいやっと実に4年ぶりに GNOME に戻してみました。

sarge の GNOME は 2.8 らしく、僕が最後に使っていた 1.4 の頃とは雲泥の差ですね。Debian の設定では、デフォルトでパネルが上下2カ所に表示され、上側にアプリケーションメニューや時計、ウィンドウ・セレクタ、下側にタスクバーやデスクトップセレクタが並んでいます。KDE でも Windows と同様に画面下側にタスクバーを置くというスタイルでずっと使ってきたので最初ちょっと違和感があったのですが、よくよく見るとこれってむかしの Mac OS のファインダーと同じレイアウトなのですね。上側パネルの右端にウィンドウ・セレクタ、その隣にヴォリューム・コントローラ、さらにその隣に時計があって、右端に林檎マークの代わりに GNOME の足跡マークがあって、その隣に文字ベースのメニューがある。さすがにコンテキストによってメニュー内容が変わったりはしませんが、KDE がずっと Windows clone 路線で来ていたせいか、なんだかとても新鮮でした。

bird「アインシュタイン伝」, 花

「アインシュタイン伝」

アインシュタイン伝 ご自身も数学者である矢野健太郎さんにより書かれた、アインシュタインの伝記です。今年 2005 年はアインシュタインが特殊相対性理論他3本の論文を発表した「奇跡の年」1905 年からちょうど百年にあたるため、各地でアインシュタインの業績を偲ぶイベントが催されているのだそうな。この本が平積みになっていたのもたぶんそういったことが理由でしょう。

伝記、といっても、アインシュタインと彼を取り巻く人の人間ドラマを綿密な調査により深く掘り下げた…というタイプの本ではなくて、かといってアインシュタインの理論に注目し過去の理論との違い、その理論の巻き起こした波紋を追う…というタイプの本でもなく、アインシュタインのいたプリンストン高級研究所で2年間ともに研究した矢野先生が、尊敬し憧れるアインシュタインの一生を、大きな共感をもってまとめた本、という印象です。矢野先生ご自身が研究者であるためか、人間ドラマと物理理論の比重で言えば若干後者の方が丁寧に書かれている印象がありますが、僕のような一般人が読んでも十分分かるよう易しく書かれています。

僕としては、一般相対性理論発表後のアインシュタインが、いったい何を考えていたのかにもっと細かくふれられていると良いと思いました。有名な量子論を巡るニールス・ボーアとの論争とか、統一理論に対するアインシュタイン自身の紆余曲折と、そこから現在の理論物理学がどのような道を経てきたか、などです。この辺のことが詳しく書かれた本、ってあるのかしら?

近所に咲いていたかわいい花。なんて花だろ?

bird多摩動物公園

多摩動物公園

今日はゴールデンウィークの中日。どうも天気も良いらしい、ということで、うちの家族といとこの零ちゃんといっしょに多摩動物公園へ行ってきました。明日ならば入園料無料なんだけど、さすがに異常に混むらしいのであえて一日早い今日に。

着いたのがお昼過ぎとちょっと遅くなってしまったんですが、アフリカ園からいつものコースで新しくなったオランウータン舎まで、それなりにちゃんと見ることができました。天気も日陰で風が吹くとちょっと肌寒いけど日向は暑い、という絶妙な頃合いで結構快適でした。しかし、明日来る人が多いと考えて今日はそれほど混んでないんじゃないかと予想してたんですが甘かった。さすがゴールデンウィーク、ものすごい人出でした。ライオンバスの列が昆虫館から降りる坂道のところまで続いているのなんて初めて見ましたよ。それにしても今日は一日中歩き通しだったのですが、子供達は皆文句も言わずに楽しく歩いてくれました。鳥乃は途中少しおんぶしたりもしたけれど、それでもほとんどちゃんと歩いてくれたよね。

ところでお父さんは一昨日買ったばっかりのデジカメに夢中でした (すまん>あゆみさん&子供たち)。1Gbytes の CF をフルに撮りきってしまってあゆみさんにあきれられたりしました (300枚弱撮れます)。右の写真はその中からの一枚です。今日の写真のリンク先は 4Mbytes 近くあるオリジナルファイルなのでご注意。入園直後、トイレの前での有葉と柊次です。相変わらずしょーもない写真でもーしわけない。

今日の時点での新しいデジカメの感想を簡単に書くと、

AF や AE、WB などは非常に快適
比較対象が古い G1 や安い FX1 なので当たり前かもしれません、新しい Kiss DN の AF 速度や AE や WB のヒット率にはとても満足です。そのあたりはさすがに高いだけのことはあります。ところで今はレンズキットを買ってきたままの状態で使っていますが、レンズキャップを付けたり外したりするのが結構手間で、せっかくの起動時間 0.2 秒というスペックも宝の持ち腐れ状態です。電源入れて、キャップ外して、構えて、とやっていると1〜2秒は平気でかかっちゃいますからね。普通はどうするんだろ?(撮影に入ったらキャップはしないのが基本なのかな?)
レンズ性能はやっぱりそれなり?
軽さや AF 速度は全く文句ないのですが、気になるのがやっぱり色収差と明るい部分の周りがホワホワとハレーション (フレア?) を起こしたように滲んでしまう点1。このくらいの価格のレンズだとしょうがないのかしら?2。あと、コンパクト機のような電動ズームじゃなくて、普通に手でズーム出来るカメラは僕はデジカメでは初めてなのですが、手でズームするようになると3倍くらいの画角は結構あっさり使い切ってしまうのですね。これまで G1 や FX1 では大抵ワイド端で撮っていて滅多にズームすること自体がなかったのは、電動ズームのまどろっこしさが原因だったのかもしれない、と思いました。あ、もう一つ、これまでの G1&FX1 はワイド端が 35mm 換算で 35mm 前後から始まるレンズだったのですが、新しい Kiss DN は 29mm 相当から始まるレンズになりました。数字上はわずかな違いながら、実際撮ってみると結構今までのものよりも広く感じますね。
重さは許容範囲だと思う
今日一日、ほとんどの場合ストラップを右腕に巻き付けて右手で片手持ちしていましたが、右手が疲れる、ということもなく、Kiss DN の軽量設計の恩恵を十分に受けることが出来ました。感覚としては G1 を右手でぶら下げている時とそれほどかわらず、これなら何とかなるかも、と思いました。
感度による違い
いくらノイズの少ないと言われている Kiss DN といっても、やはり録り比べてみると ISO100 と ISO400 では明らかに差がありますね。ISO400 でも我慢できないほどではないけれど、ISO100 と比べてしまうとかなりノイジーに感じます。レンズが暗いのでこれからも積極的に増感しながら使っていくことになるとは思いますが、光量が十分な時は出来る限り低い感度で撮るようにしよう、と思いました。

撮れた写真のクオリティはさすがでした。同条件での比較テストをやったわけではないのでたぶんにプラシボ効果もあるとは思いますが、色や明暗の豊かな感じにはかなり満足しています。

bird「たったひとつの冴えたやりかた」, か、買っちゃった…

「たったひとつの冴えたやりかた」

たったひとつの冴えたやりかた ご存じジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの超有名作。ティプトリーの作品はこれまでにも何作か読んでいたのですが、なぜかこれは未読だったので買ってみました。

人類 (ヒューマン) とその他いろいろなエイリアンが共存共栄する「連邦」の歴史に関する3つの物語を、デネブ図書館のモア・ブルー司書が紹介するという体裁の小説で、表題作の「たったひとつの冴えたやりかた」と「グッドナイト、スイートハーツ」1、「衝突」の3作からなります。ちょっとアシモフのファウンデーションシリーズを彷彿とさせるような昔ながらのスペースオペラです。

表紙や挿絵を川原由美子さんが描いていて、その絵柄がちょっと懐かしい感じ。あゆみさんに見せてみたら、「『ミルクハウス』の頃かなぁ。もしかしたら『ソルジャーボーイ』にかかってるかも」とのこと。さすがファンは違う2

か、買っちゃった…

Canon EOS KISS デジタル N ブラック レンズキット 年に一度のボーナスが出たのをいいことに、年末の E-300 以降ずっといろいろ検討していたデジタル一眼をとうとう買ってしまいました。E-300 は我が家の女性陣に妙にウケが悪かったので (なぜ?)、結局新しいキヤノン EOS Kiss Digital N になりました。僕自身もいろいろ調べているうちに、1) 自社製 CMOS チップの優秀さ、2) カメラ内 JPEG 生成エンジンの優秀さ、3) レンズ資産の量、特にサードパーティ面などからキヤノンに惹かれてたんですけどね。

レンズは無難にキットレンズ (EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM II) です。コンパクトデジカメ上がりの僕らのような人間にとっては、大きさや重さのインパクトがたぶん最初は結構大きいだろうと考えたことと3、これまで持っていたデジカメが全て3倍ズーム止まりだったのでとりあえずそれ以上のズームはなくても大丈夫だろうこと、USM で一眼らしい AF の速さを堪能してみたかったこと、後はもちろん価格的な面を考えて、とりあえずこれでいくことにしました。このレンズとの組み合わせだと新しいキスデジは本当に軽くて、あゆみさんも「あ、思ったより軽いね」と感心してました。

我が家の家計を考えるとそれほどばかすかレンズを買うわけにもいかないので、2本目はしばらく使ってみて主なシチュエーションを見極めてからにしようと思っています。屋外イベント用の望遠系レンズが欲しくなるのか、それとも屋内イベント/スナップ用の明るい広角系単焦点レンズが欲しくなるのか。はてさて。

右のサンプルは、我が家のベランダと洗濯物、洗濯かごを「お風呂」にして遊ぶ鳥乃4です。ろくでもない写真でもーしわけない。GIMP で回転とリサイズ、JPEG 再圧縮のみ行っています。思ってたよりも豊かな色でなんだかうれしい5。暗めのレンズと高画素のせいか、ISO400 くらいに増感しても手ぶれ写真を量産していますが、何しろ元画像がドでかいのでピクセル等倍で見ない限りはそれほど気にならない感じ。とはいえ、正しい構えを練習しなきゃね6

bird10連休

10連休

今日と6日も有休を取って、今年は10連休にしちゃいました。お正月休みよりも長いよ。うっひょー!
とはいえどこかへ旅行するでもなく、家の大掃除をしようと思っています。年末年始に大掃除をするよりも、季節の変わり目のこの時期に大掃除をする方が合理的な気がするんだけどどうだろう?<決して年末年始の大掃除をちゃんとやらなかったいいわけではナイ(笑。
掃除ばかりしていると子供達が泣くので、天気のいい日はみんなでサイクリング&近場へお出かけしようといろいろ考え中。家族でサイクリングはとても楽しいです。南大沢は曲がりなりにも多摩ニュータウンの一角のせいか、歩道その他がきちんと整備されているのもとてもうれしい。

bird今日もいいお天気, メガネ直った…

今日もいいお天気

午前中はとてもすがすがしいいいお天気で気持ちよかった!1

メガネ直った…

会社のそばの眼鏡屋さんにパーツがあったので一日で直りました。古いメガネも懐かしくてよかったけど、やっぱりずっと使っているメガネは落ち着きます。

そういえば、久しぶりにかけた古いメガネに比べると新しいメガネは微妙にコントラストが低く見えるような気がする。レンズ性能が違ったりするのかな?

birdメガネ壊れた…

メガネ壊れた…

朝、顔を洗いがてらメガネを拭いてたらフレームがぽっきり折れてしまった。なんてこった。修理せにゃ。

bird桜吹雪, 京ぽんの読み方, 大きな事件があると, Ajax

桜吹雪

染井吉野が散ってしまってすでに久しいですが、近所の都立大…じゃなくて首大の前の桜並木でとても綺麗な桜吹雪が見られたので思わず京ぽんで激写した写真を今更ながら公開します。

…しかし、京ぽんカメラはこの手の風景にゃ全く使い物にならんですな。もう少し画素数の多いカメラを搭載した端末を発売してくださーい>willcom 様。

京ぽんの読み方

「京セラのエアエッジフォン」がなまって「京ぽん」という愛称が生まれたわけですが、これの読み方って「キョウポン」「ケイポン」どっちがよりふさわしいのだろうと以前から疑問に思っていました。
「キョーセラノエアエッジフォン」から来てるんだから「キョーポン」に決まってんじゃん、という人もいますが、僕はどうも語頭の「京」の字を「キョウ」と読むのにどうも座りの悪いものを感じるんですよね。東京と千葉を結ぶ電車も京葉線 (ケイヨウセン) だし、東京と横浜を結ぶ路線も京浜東北線 (ケイヒントウホクセン) です。そう思って眺めてみると、語頭で「キョウ」と読む言葉は「京都」「京風ラーメン」など、京都関係のものに限られているような気が。となると「ケイポン」でもいい?
…しまった、「京セラ」ってもともと「京都セラミック」の略じゃん。となるとやっぱり「キョウポン」なのか…。
ま、どーでもいい話題でありました。

大きな事件があると

こうやって自分の書いたものを表現する場を持っているものとして、全く何も言及しないことに少し後ろめたさを感じたりする。でも、僕のようなテレビや新聞、ネットでのニュースからの情報程度で遙か遠くから想像し同情することくらいしかできない人間に、何を書くことがあるのだろうか、という気もする。人並みに心を痛めてはいるけど、しかし、単にそれを書くというのは何か違う気がする。
ところで今回の事件の初日の報道を見ていて、あまりにも早く「原因」についての言及をしすぎているように思えるところが少し気になりました。昨日の、事件直後の段階ではまだ人命救助が最優先で、現場状況の綿密な調査は行われていないはずです。それなのに「置き石」だ、「スピード超過」だ、という根拠の薄い憶測が飛び交っていたことに、少し気持ちの悪いものを感じました。「原因」を早く知りたい、という気持ちは分かるけど、報道ステーションの加藤さんも言ってたように、予断を持たずにしっかり事故原因を究明して欲しいです。

Ajax

Google の連中が大々的に使い始めたことが発端で、今ちまたで話題沸騰の Ajax (Asynchronous JavaScript+XML の略、なのだそうだ)、肝は XMLHttpRequest オブジェクトを使ったページ全体の更新とは非同期なバックエンドサーバとの XML 通信 (とその結果の動的な反映) なんだそうですが、このモデルは何ゲに Flash 5 以降の Flash コンテンツ−サーバ連携と全く同じですねー。Flash の ActionScript も JavaScript 同様 ECMAScript ベースの言語だし、そちらの経験がある人は結構すんなり Ajax コードもかけちゃったりして (プレゼンテーション部分が全然違うからそうでもないか)。
そういや「古くて新しい技術」と呼ばれてる Ajax ですが、Ajax の利用している DHTML とか CSS とか JavaScript などの技術がまともに使えるようになったのって、Netscape4 がようやっと表舞台から退場して、Firefox/Mozilla へと置き換わってくれたことが大きいような。とはいえ、Safari、Opera あたりには相変わらず苦労させられているのかな?

bird「夜間飛行」「人間の土地」, 「少女の器」, pgpool の話, 「グラディウス V」, F1 サンマリノ GP

「夜間飛行」「人間の土地」

夜間飛行 人間の土地 「星の王子様」で有名なサン=デグジュペリさんの、彼自身の職業だった郵便飛行業に関する小説 (夜間飛行) とエッセイ (人間の土地) です。「夜間飛行」にはデビュー作の「南方郵便機」も併録されています。

飛行をサポートする機器もほとんどない、文字通り生と死が隣り合わせの職業だった郵便飛行業に従事して、それこそ何度も死にそうな目に遭いながらも、それでも飛び続ける飛行士。その理由が職業的な責任感からでも、危険に飛び込む冒険心からでも、名声を勝ち得るという名誉欲からでもなくて、地球という自然と何の防護壁もなしに向き合うことで、自分自身をより深く見つめることが出来るからだ、というサン=デグジュペリさんの言葉はあまりにもかっこ良すぎます。「道」は人を暴虐な自然から守るゆりかごだ、というお話も目から鱗が落ちる思いでした。「人間の土地」には宮崎駿さんがあとがきを寄せているのですが、なるほど、この本を読むと「紅の豚」でフィオが言う、「飛行艇乗りの誇り」の話がよく分かるような気がします。「空と海が心を洗う」という話はまさに、サン=テグジュペリさんの言う自然と正面から向き合ってこそ人間そのものを知ることが出来る、というところへ繋がっているのですね。

そこここに、はっとさせられる言葉があるのですが、全体を通して僕にはちょっと難しくて、なかなか読み進めなかった…。

「少女の器」

少女の器 灰谷健次郎さんの本。灰谷さんの本を読むのは何年ぶりでしょう、たぶん最後に読んだのは中学か高校のころですが、本屋でふと懐かしくて手に取ってみました。とはいえ、この本自体は読むの初めてです。

昔読んだ時の印象は完全に忘れてたんですけど、こんなにセリフの割合の多いスタイルだったっけ?というのが最初に思ったこと。お話全体がほとんど登場人物の会話で進んでいく感じで、非常に読みやすくはあれど、ちょっと物足りないかな。出てくる人たちが非常にいい人たちばかりなのも相まって、ちょっと少女漫画テイストっぽいものを感じました。この本の場合、お話の内容も中高生時代の少女の心象風景がメインですから、よけいそう感じられるのかも。

離婚家庭に育った少女が感じる、日常のさまざまな葛藤が結構盛りだくさんに盛り込まれているので、そういう意味では面白いのかもしれないけど、何となくお話のためのお話、という感じがしなくもない。そういうところが気にならないのであれば、気持ちの良い人間の関わり、というものが読める本ではありますが。

なんだか微妙な感想ね(^^;。

pgpool の話

前に書いた pgpool の話で、ACCESS EXCLUSIVE/ACCESS SHARE ロックを使って同期をとる、という話を書きましたが、ACCESS EXCLUSIVE ロックは読み込みすらロックしてしまうので、データを dump したり concurrent vacuum も平行して動作出来なくなってしまいます。
参照時、更新時とも明示的にロックを行うのであれば、ACCESS EXCLUSIVE/ACCESS SHARE というような最強のロックコンビネーションではなくて、もう一段階弱い EXCLUSIVE/ROW SHARE の組を使った方が何かと便利かもしれません。念のため。

「グラディウス V」

グラディウス V 会社の同僚でシューティング好きな mm 氏が、「シューティングゲームの火を絶やさないために、子供達を今のうちにシューティング・ファンに育ててくださいっ!」という嘘みたいな理由で一本譲ってくれました。遅くなっちゃったけど、ほんとにどうもありがとう!>mm 氏。

柊次は意外にシューティングゲーム好きで、最近でもよく PS 版のレイストームをプレイしてたりしてました。この「グラディウス V」も存外気に入ったようで、お父さんがいない時でもちょこちょこプレイしているみたい。というのも、お父さんがプレイしてると「次は〜の面だね」とか「これは中ボスで次のボスがほんとボスだよ」とかいろいろ教えてくれるのです。大したもんだ。知らないうちにクレジット数も 12 まで増やしてくれているし…。

しっかしこのゲーム難しいッスね。Very Easy 設定で 12 個もクレジットがあっても一週クリア出来ませんでしたよ。基本的にグラディウスは覚えゲーなんで、何度もプレイする必要があるのはしょうがないのかもしれないですけどね…。びっくりするような展開がてんこ盛りで、それが難しさの源でもあるのですが、しかしまだまだシューティングでもいろいろアイディアは生み出せるのだな、と感心しちゃいます。あとあと、最近のシューティングゲームは当たり判定小さいんですねー。「あ、これは当たった」と思ってもスルリと抜けちゃうことも多し。なんだか自分がうまくなったような気がしますよ(笑。

F1 サンマリノ GP

燃えた…。やっぱりミハシューはスゴイ。あのくらいファンタジックなレースが出来るようにならないと、ワールドチャンピオンにはなれない、ってことなんだろうなぁ。あそこでアロンソぶち抜いて優勝なんかしちゃってたらほとんど神の領域でしたね。
レースでのハッスルぶりとはうらはらに、レース後のインタビューでの落ち着いた雰囲気はさすがに年季を感じさせました。顔だけ見てるとあんまり年をとった感じがしないんだけど、話をしているところを見るとやっぱり老けたよね。
ライコネンも速かったし、フェラーリ、BAR も復調してきて、さぁ、いよいよアロンソ包囲網が狭まってきたゾ。彼をてっぺんから引きずりおろすのは誰だ?!

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