birdtDiary の Amazon プラグイン, 大ショック!, REST 入門, Google Maps に日本地図が入ったとな?!

tDiary の Amazon プラグイン

最近、Amazon のサイトでは書影が表示されているのに、こちらのメモでは書影が出ない、というパターンが多くて「?」と思っていたところ、どうも Amazon 側の仕様変更があった模様。

こちらの掲示板にあるとおり最新の amazon.rb を取得し置き換え、cache をクリアしたところ無事、再び表示されるようになりました。

大ショック!

今年の夏休みは、ぜひ家族で上野の国立科学博物館に行きたいっ!と考えていたのですが、今日 SAK に「今、旧館閉まってるよ」という衝撃の事実を聞きました。大ショック!
あの、いかにも「博物館」という感じの趣深い建物やフーコーの振り子、でっかいシロナガスクジラの模型や蒸気機関車 D51 などのある魅力的な旧館は改装のため去年の 11 月からずっと閉まっているのだそうです。恐竜の化石など人気の展示は新館の方へ移動しているようですが、僕はあの建物を含めた趣きが好きだったのに…。新館にしか入れないとすると魅力半減だ…。あぁなんと残念なことか…。よよよ…。

REST 入門

最近 Ajax 関連の情報を読んでいると、Ajax と対応するサーバ側のお話として時々出てくる「REST」という言葉が気になっていたんですけれども、yohei さんにより素晴らしくわかりやすくまとめられた入門ページを発見。なりへそ〜1
ちなみに Amazon はその Web サービス API を SOAP と REST API で提供しているそうなのですが、こちらの文書によると実際に利用されているうちの 85% は REST API 経由らしい。世の中シンプルな方が好まれる、ってことなのかな…。

Google Maps に日本地図が入ったとな?!

早速見てみたところ、確かにこれまで「サテライト」でないと細かく見られなかった日本付近が「マップ」でも見られるようになってました。それにしてもこのマップ、かなり細かい情報まで含まれているのですね。我が家の近辺だと団地の名前だけじゃなく、幼稚園の名前や実家の裏のそれほど大きくないアパートの名前まで載っていてびっくり!すごいなぁ。
追記。日本の地図情報を提供しているのはゼンリンなのですね。なるほど〜。

birdカルテット・クレマティス, Mailing List

カルテット・クレマティス

先週の日曜に、近所の南大沢文化会館で行われたカルテット・クレマティスによる弦楽四重奏演奏会に家族で行ってきました。曲目はサン・サーンスの「弦楽四重奏曲ホ短調作品112」とベートーヴェン1の「弦楽四重奏曲第12番変ホ長調作品127」 (あとアンコールはやっぱりベートーヴェンの弦楽四重奏曲) でした。カルテット・クレマティスは都立大オケの OB の方が作られたグループだそうで、以前有葉の楽器を直していただいた古賀弦楽器の古賀さんがセカンドヴァイオリンで参加されています。
お父さん的にはサン・サーンスがナカナカ新鮮で面白かった。有葉は (自分もヴァイオリンを弾くせいか) 最初から最後まで結構熱心に聞いていましたが (途中ちょっと寝てたかな?)、柊次はサン・サーンスはずっと寝てて、ベートーヴェンもうつらうつら、アンコールは元気に聞いていました。鳥乃は途中で飽きちゃって、椅子から降りてうろうろし始めたのであゆみさんがホールの外へ連れ出してしまいました。鳥乃にはまだ少し早いか。
今回の演奏会を聴きにいって、改めて弦楽四重奏って面白いなぁ、と思いました。柊次や鳥乃にも弦楽器やらせて、将来家族で弦楽四重奏、とか出来たら楽しいだろうなぁ…って無理だろうけど(笑。

Mailing List

ちょっと前に友人に Gmail に招待してもらい、今回 pdumpfs でホームディレクトリを daily バックアップするようにしたのを機に、自宅のメールアカウントで購読していた Mailing List のほとんどを Gmail 側へ移動してしまいました。滅多に投稿するわけでもないですし、Web 上でアーカイブがすべて公開されているものをいちいちローカルで保管しているのもばかばかしくなってきたので…。
そもそも ML は情報収集目的で加入しているようなものですから、どこからでも読める Gmail での購読はとても便利です。

bird図書館(2), 図書館の本, 「恐るべき旅路〜火星探査機「のぞみ」のたどった12年〜」

図書館(2)

前回の貸出日から昨日でちょうど2週間、再び図書館に行ってきました。

どうでもいいけど、ここ2週間で僕の図書館利用パターンが見えてきたような気がするぞ。八王子市図書館は Web からも蔵書検索や予約が可能で、予約すると2週間は取り置きしてくれるのです。この機能を最大限活用して、

  1. 本を借りる。
  2. 借りた本を読んでいる間、または読み終わったら、Web から次に読みたい本を検索&予約。
  3. 本を返すタイミングで次の本を借りる。以下ループ。

というパターンがとても便利な感じ。僕はいわゆる「本屋、図書館で書棚を眺めていると便意を催す」タイプなので、図書館内で本を眺めるよりも Web 検索する方が性に合っています。最近の図書館は便利なのですね。

図書館の本

ところで最近図書館で本を借りて読み出してみて改めて思うのは、本を大事にしない人が多いのだなぁ、ということ。図書館で本を借りて読む人ですら、ですよ。
前回借りた「ワンダフル・ライフ」も今回借りた本もとても汚れてました。実に全ページ数の 1/2 近くにわたるほどじっくり染みこんだ醤油 or コーヒーと思わしきシミや、指紋がくっきり見える汚れた手でページをめくったと思われる (これも醤油?) シミ、ページの間から髪の毛はたくさん出てくるし、あまつさえ鉛筆で傍線まで引かれています1。もうびっくりですよ。
こういうのが気になってしまう人は図書館で借りた本を読むのは難しいのかもしれないなぁ、と思いました。僕も気にはなるけど、中身が読めなくなってしまうほどではないので今のところ大丈夫。

「恐るべき旅路〜火星探査機「のぞみ」のたどった12年〜」

恐るべき旅路〜火星探査機「のぞみ」のたどった12年〜 ロケット関連の著作で有名なノンフィクションライター、松浦晋也さんの本。SAK に借りて読みました。余談ですが SAK のこの本はなんとサイン本で、汚しやしないかとひやひやでした。

日本初の惑星探査機で、紆余曲折の果てに結果的には「失敗」したことになった火星探査機「のぞみ」をめぐるあれこれを、そのプロジェクト発足の最初からまとめたドキュメンタリーです。プロジェクト失敗の直接的な原因はありがちなパーツ故障だったのですが、この本の著者松浦さんは「すべての失敗の遠因は他国の探査機と比較しても極端に厳しい重量制限、予算制限にあった」としています。確かに初めてづくしの探査機にもかかわらず、ほとんど冗長系も用意できず、とってもぎりぎりな設計であったらしいところなんかは「おいおい」という感じ。不可避な状況的な問題もあったし、いろいろと不運な点もあったのですね。

この本の前半は打ち上げまでの紆余曲折、後半は打ち上げてからの紆余曲折が書かれています。「のぞみ」は打ち上げ前に、「あなたの名前を火星に届けよう」というキャンペーンが行われたらしく、総計27万人分もの名前を刻んだアルミプレートを積んでいました。本書のちょうど真ん中に、そのキャンペーンに寄せられた人々の夢、想いの言葉が intermission のように挿入されていて、これがまた泣ける。同じノンフィクションでも例えば、とてもクールなサイモン・シンと比べると、松浦さんはロケットにも探査機にも人にも感情移入しまくりでとってもウェット。ばりばり浪花節です。そういうところが彼の魅力なんだろうな、きっと。

ところで「のぞみ」は一般には失敗ということになってますけど、あれだけ苦労してとりあえず火星まで届けた経験は十分大きな財産ですよ。そりゃもちろん火星に届いて観測データ得られればすごいことだけど、最初のチャレンジから完璧な結果を求めるのは欲張りってものです。

bird「ワンダフル・ライフ」のつづき, Debian sarge の GhostScript, ソフトの少ない PSP

「ワンダフル・ライフ」のつづき

「つづく。」と書いてから一日空いちゃいましたが、スティーブン・ジェイ・グールドさんの「ワンダフル・ライフ」に対する感想の続き。
グールドさんの言う、それまでろくな根拠もないのに暗黙の前提とされていた梯子形 (生物はより高度な生物としてはしごを登るように進化してきたというイメージ) や逆円錐形 (現代に近いほど生命の多様性は増えている) の進化に関する伝統的なイメージに対する疑問はよく分かるし共感も出来るんですけど、かといってそれがそのまま、グールドさんの結論 (いわゆる断続平衡説) に結びつくのが納得出来ないんですよね。読んでいて、ちょっと根拠薄弱感と言うか、我田引水な感じがしました。
グールドさんが言うには、バージェス頁岩から見つかったカンブリア紀の生命達は、現在の生物の分類法の枠を大きく逸脱した、遙かに大きな多様性を持っている、だから今よりもカンブリア紀の方が生命の多様性は大きかったのではないかと推測できる、ということなんですけど、全くの素人の僕から見ると、この本に出てくるカンブリア紀の生命達が、それほど大きな異質性を持っているようにはとても見えないんですよ。もちろん生物の分類ってのは体節の数だとか、体節当たりの足の数、足の形、口の形など、素人目には非常に細かいところで決まっていて、見た目が似ているからと言って似た生物ではない、という前提は分かっているのだけれど、バージェス産の生物たちは、それぞれ大きさもそれほど違わないし、どれも体節があって足が生えてる、という昆虫や甲殻類と似た体つきをしていて、確かに現代の分類からは逸脱してるのかもしれないけど、それはたまたま現代の生物達とは異なる部分の遺伝子が変異している、ってだけなんじゃないかな、と思ったんです。
僕が思ったのは、遺伝子の老化、という話がこの本でも少し出てくるのですが、遺伝子が本質的に自らのコピーを残すという性質を持つ物質なのだとしたら、非常に長い年月が経つ間に、安定した部位はどんどん安定方向への圧力を増していき、相対的に不安定な部分 (変異が起きやすい部分) は辺縁に追いやられていくのではないかという直感です (自然淘汰とは別の力、より安定した性質を持つ遺伝子の方が原理的に同じ遺伝子を後世に伝えられるはず、という当たり前の理由から)。変異が不十分で丸ごと淘汰されてしまってはもちろんダメだけど、そうならない範囲であれば、より安定的な遺伝子の方が自らと同じものを残しやすいのは自明だと思ったわけです。
そう考えると、カンブリア紀の遺伝子はまだそういう意味で安定度が低く、変異を起こしやすい性質を持っていたんではないか。自然淘汰とは別の理由で、変異を起こしやすい遺伝子は原理的に同じ遺伝子を後世に残せる可能性が低く、そのため現代ではある特定の門しかいないように見えるのではないか、と考えました。
全くの素人考えなので、「何いってんだ、遺伝子の変異率は部位を問わず一定だよ」とか言われちゃうとぐうの音もでません(^^;。もしとんでもない間違いがあれば、どなたかご指摘いただけるとうれしいです。

Debian sarge の GhostScript

Linux な世界では、プリンター出力形式の標準として PostScript が用いられており、フリーな PostScript インタプリタとして GhostScript (以下 gs) が用いられています。

Debian sarge にした後、いつの頃からか gs が起動しなくなっていることに気が付きました。具体的には LANG=ja_JP.eucJP1 などの状況で gs を起動すると、下記エラーが出て終了してしまいます。

Unrecoverable error: invalidaccess in astore  

フォントの設定周りかインストール不良かとしばらく悩んでいたんですが、何のことはない、「gs-ja」パッケージを削除しその代わりに「gs-esp」パッケージを入れたら直りました。sarge の gs で日本語を使いたい場合はこちらのパッケージを使うのが正解らしい。標準で入る「gs-gpl」等でもやっぱり日本語は出力できないらしいので注意。

ちなみに上記パッケージをインストール後、/usr/share/gs-esp/7.07/lib/ 以下の CIDFnmap、CIDFnmap.CJK、CIDFnmap.Win 等をホゲると利用するフォントをいろいろ選択出来たりします。詳しくは省略〜<ヲイ。

ソフトの少ない PSP

昨年発売された PSP、本体は相変わらずそこそこ売れているようながら、ソフトがちっとも出ないという評判らしい。
そんな時、僕が思うのは PS の発売時のことで、当時、発売から同じくらいの次期を経た時点での PS は今の PSP よりもずっと売れていなかったし、ソフトの量、質とも、開発力で圧倒的な差があったセガサターンに負けてたと思うんですよ2。そういう意味では任天堂の開発力にしてやられている今の状況とちょっと似てる。
それでも僕がずっと PS に commit し続け、応援していた理由は、PS にはなんだか面白ゲなものを見せてくれそうな新しいソフトハウスが参入してきていたからだったんですよね。フロムソフトしかり、ガストしかり。もちろんナムコさんのような大手の存在も大きかったけど、個人的には新参メーカーの方がより気になってた。
今の PSP に足りないのは、そういう「新しい血」を呼び込むことが出来てないところかな…なんてちょっと思いました。

bird宇宙戦争

宇宙戦争

昨日会社帰りにレイトショーで見てきました。ご存じトム様+スピルバーグ監督が H.G.ウェルズ原作の超有名 SF 小説を映画化したものです。
いやー怖かった。風野先生も「スピルバーグが本気を出して作った怪獣映画なのである」と書かれていますが、宇宙人のマシーン、「トライポッド」がとんでもなく凶悪。デカいし、変な音立てるし1、もーなすすべがないほど強い。この映画は全編トム様の視点で描かれてるんですけど、ファーストコンタクトのショックやトライポッドの群れに対する絶望感などがヒシヒシと伝わってきましたよ。それはたぶん、直接「怪獣」が出てくるシーンの他にも、「怪獣」に引き起こされた悲惨な結果、副次的な現象が、何度もとても印象的に登場するから、かもしれません。
僕はオチを知っていたのでそれほど驚きも落胆もしませんでした。「あー終わった…」という感じ。そういえばそこここのシーンで鳥が印象的に登場していて、最近グルードの「ワンダフル・ライフ」を読んだせいか、「人類は地球生命の頂点なんつって威張ってるけど、鳥さんや虫さん、バクテリアさんだってみんな同時代を生き延びる地球生命という意味じゃ同じだし、頂点とも言えるんだよナ。人類ももう少し謙虚にならんと」と感じたりしました。

bird「ワンダフル・ライフ」, ゴキブリ

「ワンダフル・ライフ」

ワンダフル・ライフ カンブリア紀の軟体性生物を含む、貴重な化石記録バージェス頁岩 (けつがん、と読むそうだ) を巡る、進化に関するお話。ちょっと前に書いた、「カンブリア紀の爆発」話とも密接な関係があります。

バージェス頁岩は前世紀の初めにウォルコットという古生物学者によって発掘されたのですが、ウォルコットがコテコテの伝統第一主義者であったがために、そこで発見された数々の化石は全て現生する生物の祖先、という枠に押し込められ、あまり注目もされずに半世紀近くが経ってしまいます。1970 年代になってようやく、ウィッティントン、コンウェイ・モリス、ブリッグスといった古生物学者が改めてバージェス頁岩の生物たちの問題に取り組み、そこに化石として眠る生物たちは、現生するどの動物とも全く違う、とても大きな異質性を持ったものであることを明らかにしました。

その結果は、従来進化について考える人たちが暗黙のうちに想定していた「生命の多様性は時間と共に増大する」「自然淘汰の結果生き残る生命には何か必然的な特徴が存在する」といった前提を打ち砕くものだ、というのがこの本の作者、スティーブン・ジェイ・グールドの主張です。

つづく。

ゴキブリ

ところで、今の家に住み始めてからもうかれこれ6年以上経ちますが、未だに一度もゴキブリを見ないんですよね。その代わりにアリは言うに及ばず、クモ、コオロギ、カマドウマ、ヤスデといった類の虫たちはやたらに入り込んでいます。以前風呂場にコオロギが入り込んで、四六時中大きな声で鳴かれるので難儀したことがありました(^^;。
生態系バランス的に他の虫に圧倒されてゴキちゃんが出てこられないのかしら?

birdファミリーレストラン, カモの親子

ファミリーレストラン

寒そうな柊次 日曜日、選挙が終わってから、みんなでサイクリングがてら外食して帰ることにしました。野猿街道からニュータウン通りに向けて、どこにしようかと相談しつつ走っていると、ドラえもんののぼりを立てた COCO’S に子どもたちが反応。「ここがいい〜」ということなので、ものは試しに入ってみました。

サービスや料理はまぁごく普通のファミリーレストラン、って感じで可もなく不可もなくというところ。あゆみさんの好きなサイゼリアやガストと比べると価格帯はちょっと上だし、かといってコレという売りがないところはなかなかキビシイかもね。子ども全員に「キッズパスポート」なるものをくれて、それを持っているとドリンクバー無料!ってサービスはなかなかありがたいのと、店員がなぜか年配の方々ばかりで、愛想はないながらよく気の付く接客をしてくれたこと、などは○。料理は味は普通ながら1、見た目のガッカリさ加減はかなりのもの。メニューの写真と全然違うじゃん!と怒り出す人がいるんじゃないかと心配になっちゃいましたよ(笑。

ところで座った席がちょうどクーラーの吹き下ろし直撃の席で、ちょうど涼しい日だったこともあり、もうすぐ夏だというのにあゆみさんと子どもたちはホットココアなんかを飲んでいましたよ2。写真はその時の寒そうにしている柊次です。

カモの親子

カモの親子 お昼を食べて川辺の道をみんなで帰っていると、川にカモの親子がいるのを柊次が発見しました。子どもたちと一緒にひとしきりワイワイ観察しました。他に大人のカモ(?)も何羽かいたのですが、なぜかみんな寝てました。鳥って昼間に寝るものだったっけ?

我が家の安ズームで頑張って写真を撮ったんですが、曇ってて暗い天候+最望遠側、という最悪の条件が重なったことでほとんどの写真がボケボケに(汗。そもそもボケてる絞り開放でもシャッタースピードが 1/100 秒とかでしか切れないのだもの3。こういう時はもっと良いレンズが欲しくなりますね。

追記。こちらのページによると、このカモはカルガモのようですね。

birdPSP でポケモン?!, 選挙

PSP でポケモン?!

今日帰りの電車の中で、堂々と PSP 上でゲームボーイ用と思わしき怪しげな RPG をプレイしているおじさんを発見。たぶんこの辺のページの成果だと思うんですけど、あんなふつうそうに見えるおじさんでもやっちゃってるんだ…。

選挙

昨日は家族みんなで選挙に行きました。子供達とはいつも一緒に行っています。何となく楽しいよね。

birdpgpool と LargeObject(2)

pgpool と LargeObject(2)

以前、pgpool1(http://www2b.biglobe.ne.jp/~caco/pgpool/)を参照のこと。] 経由でもちょっとした工夫で LargeObject を使うことができる、という話を書きましたが、やっぱりなかなか難しいのだった、というお話。
というのも、LargeObject として格納されているデータによっては、PostgreSQL では必須の analyze2 を実行した場合に oid が消費される可能性があり、レコード数の多いテーブルでの analyze はランダム・サンプリングとなりますから、プライマリ・セカンダリ側で同じ行が選択される保証はなく、従って oid の同期が取れなくなってしまうのですね。analyze のタイミングを合わせたり LargeObject 更新との同期を取ったとしても、単一の analyze コマンドの実行内で oid がずれてしまうために対処のしようがないのでした。残念!
PostgreSQL では LargeObject を使わなくてもふつうのテーブルに 2Gbytes までのバイナリデータを格納することができますが、ただこの方法にはバックエンドプロセスのサイズがふくらむ、処理速度がのろい、といった欠点があります。それらの欠点を回避するためには、大きなバイナリファイルを数 Kbytes くらいの小さいチャンクに分割し、複数レコードとして格納する、という方法があって、LargeObject を使った場合ほどの性能は出ないけれども、とりあえず現実的なメモリ消費量、処理速度で大きなバイナリファイルを扱うことができます。今回も結局この方法で逃げることにしました。

birdmm 氏に大感謝!!

mm 氏に大感謝!!

我が家には IEEE1394 接続の外付け HDD ケースがあるんですが、中に入れる HDD がないため普段は HDD を換装するときくらいにしか使っていませんでした。先日のディスククラッシュに懲りたせいもあって、あゆみさん PC との間で大事なデータを持ち合うだけでなくて、この外付け HDD ケースにちゃんと HDD を入れてもう一カ所バックアップを取っておけばより安心・便利だな、とここのところ考えていました。
そんなときふと、会社で知り合いに「数十 Gbytes くらいの余っている古い HDD ない?」と聞いてみたところ1、自宅にテラバイト級の RAID ディスクアレイを構築している HDD 猛者2、mm 氏が、「コールドスタンバイにしてる 160Gbytes HDD が2つほどあるんで、両方ちゃんと動くようなら片っぽあげますよ」と何とも太っ腹なお返事をくれました。
mm 氏の持ってきてくれた HDD を早速いそいそと動作確認。全セクタに対して 0 を書き込む、というチェックでもどちらのドライブも特にエラーは生じず、結果ほんとに 160Gbytes HDD を一ついただいてしまいました。ほんとにどうもありがとう!!>mm 氏。
いただいた HDD は Maxtor の DiamondMax 16 (160Gbytes、流体軸受版) です。我が家の外付け HDD ケースは電源が少し弱く 5400rpm の HDD が推奨されていたりするので、ちょうどピッタリの製品でした。ありがたや、ありがたや。
追記。なんと自宅にあった IEEE1394 HDD ケースは BigDrive に対応しておらず、せっかくいただいた 160Gbytes の HDD も 137.4Gbytes 分しか見えませんでした…orz。それでも十分すぎるんですけどね。

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