「3・3・7ビョーシ!!」
ここのところ買うマンガがマンネリ化してきてて、あゆみさんが「最近読みたいマンガない?」というので、マガジン本誌に連載中ちょっと気になってたこの話を古本屋でセット買い (全10巻) しました。久保ミツロウさん著。
やー面白かった。高校三年、受験生の元応援団フクちゃんが、夏期講習を受けにきた新宿の街でいろんな人の応援をする、というお話で、よくある熱血人情モノと言ってしまえばそれまでなんですが、何しろ女の子がすごくかわいいし、話もえげつなさ過ぎず、甘すぎずでとっても楽しかった。絵柄も話もいかにも最近の週刊少年マガジン路線 (例えるなら「GTO」とか「破壊王ノリタカ」とかそういう感じ…って全然最近じゃねー・笑) で、あゆみさんは最初結構抵抗があったみたいなんですが僕は大丈夫でした。キャラが突然福本伸行風になったり水島新司風になったりするあたりはすごく器用な作者さんだなぁ、と思う反面、そういう小器用さが鼻につく人がいるかも…とかちょっと思った。
それにしても読んでいるときはまったく気がつかなかったんですが、久保ミツロウさんって女性なのですね。びっくり。そう言われてみると女性っぽいところが確かにあるような…(むっちゃんの巨乳発覚&スカウトの回なんかは女性でないと切れないネームかも)。
現在久保さんはマガジンで「トッキュー」という海上保安庁のレスキュー部隊を描いた作品を連載中らしい。「海猿」の人の原作付きらしい。買わねば。
次世代 PS で利用されると言われている CELL の概要が発表…とのことなんですが、今日のリリースだけ見ても何が何やらさっぱりですな。詳しくは来年2月の ISSCC を見てね、ということなのか。
それにしても、SCEI CTO 茶谷さんのコメント、
Cellベースのワークステーションはデジタルコンテンツ制作環境を根幹から変えてしまうだろう。映画、TV番組から次世代PlayStationまで、あらゆるデジタルコンテンツ開発で計り知れない能力を発揮する。
には、「何言ってんだ」と思った。「デジタルコンテンツ制作環境」がたった一つのチップが出来たからといって根底から変わってしまうほどハードウェアドリブンな環境だとはまったく思えない。どちらかというと限りなくソフトウェアの比重が大きい分野なんじゃないかなぁ。適切なソフトが与えられれば既存環境を凌駕する生産性が得られるにせよ、そんなソフトがまったく見えてこない現状で上のように言い切ってしまう、ってのはあまりに物事が見えてなさすぎるんじゃなかろうか…。