「残響」, 掃除機壊れた, でっかいテレビ, 報道ステーション
「残響」
人材派遣会社 (?) 「コーリング」に在籍したことのある人間同士の、時空を超えた1コミュニケーションについて書かれた短篇 (中篇?)「コーリング」と、中古住宅を買った夫婦と、その家に元々住んでいたもう一組の夫婦と彼らを取り巻く人達との直接的な接点のない形でのコミュニケーションを扱った「残響」の2篇を収めた保坂さんの本。ほんとは別の本を探しに本屋にいったんですが見付からず、手ぶらで帰るのも寂しかったのでついまた買ってしまいました。
「コーリング」はいろんな登場人物へ視点が変わり、保坂さんの作品としては結構技巧的な感じ。かつて知り合いだった人を思うとき、その相手は何を考えているのか、というような、いかにも僕が好きそうなタイプの話 (や、実際好きなんですが)。「アウトブリード」で『残響はなかなか書けなくて苦労した』というような談話もありましたが、そういわれてみると、なるほど、確かに苦労しているように感じるところが不思議。
どちらのお話のテーマも比較的似ているのですが、保坂さんの最近の本、「カンバセイション・ピース」に通じるところがありますね。「残響」の2作品のテーマが、「カンバセイション〜」でもう少し深められている感じ。面白いです。
掃除機壊れた
結婚前、一人暮しの頃から使ってきた10年選手の掃除機がとうとう壊れてしまいました。直してみようかと挑戦してみましたが、あえなく失敗。すごくしっかり作ってあって、掃除機って本体を開けることすら難しいのですね。事故防止を考えるとしょうがないのかな。
新しい掃除機買わないとなぁ。
でっかいテレビ
誕生日プレゼント (?) ということで、僕の生家にころがっていた 29inch のテレビを譲ってもらいました。Sony のほぼ初代 WEGA、KV-29SF1 です。
SD Only の TV ですからまだ DRC 等は搭載されていませんが、逆に SD のテレビではほとんど最終形に近いものだったらしく、なかなか評判の良いモデルみたい。確かに綺麗です2。
個人的にすごく嬉しかったのが、S 端子の ID1 信号を検知して自動的にワイドモード (走査線を画面の中央に寄せて 16:9 の映像を高密度で表示するモード) に切り替わってくれること。PSX の「本体の設定」で、「TV タイプ」を 16:9 にしておくと、映画の DVD などを見る際に自動的にワイドモードに切り替わり、これまでよりも縦方向が 1.3 倍高密度な映像が楽しめます。フル画面時に多少目立つ走査線のすき間も、ワイドモードでは非常に密になっていい感じ。
今までのテレビが 96 年製、今回のものが 98 年製ですからあんまり新しくはなってないんですが、当分は満足出来そうです。
報道ステーション
「会社から帰ってニュースを見る」という生活サイクルが出来てしまっていることもあって、「ニュースステーション」終了後もそのままの流れで「報道ステーション」を見てたんですが…どうにも面白くない。
僕の好みからするとスポーツの話題が多すぎるし、北朝鮮の話題も多すぎる。逆に社会的な話題は少なすぎない?政治的な話は結構多いけど、政治の中身の話よりは、スキャンダルっぽい話が多い気がする。
文化的な話題もほとんどないし、科学的な話題なんて皆無っす…。会社から帰って一服しながら見る番組としては、僕はあんまり落ち着けない。僕の好みと違う、と割り切って他のニュース番組を探すべきなんだろうなぁ…。