birdあけましておめでとうございます。, 「過ぎ去りし日々の光」

あけましておめでとうございます。

年が変わるタイミングでここのテーマを変更しようかとも思ったんですが、子どもたちが「カエルのページ」と認識してしまっているのでカエルにカエラれませんでした(^^;。
今年はいろいろと大変な年になりそうです。無事笑ってまた年末を迎えられるよう、精一杯頑張らないと。

「過ぎ去りし日々の光」

過ぎ去りし日々の光(上) 過ぎ去りし日々の光(下) アーサー・C・クラーク、スティーブン・バクスター共著。ワームホールを用いた超時空通信システム「ワームカム」が人類にもたらす変化を描いた SF。いわゆるスーパーテクノロジーものですね。共著とは言ってもハードでありつつ楽天的、というクラークの SF らしい味付けで、たぶん安心して読める本だと思います。物語の初めから存在感を持って語られている「にがよもぎ」が、やけにあっさり脇に追いやられてしまうのはちょっと「?」でしたが…。お話の流れ的にはちょっと「幼年期の終わり」っぽいかも。

birdインターネットでメモ共有, アフロマン

インターネットでメモ共有

これだけインターネットが普及してくると、昔なら冷蔵庫に貼っていたような家族で共有するメモをインターネット上で共有できたりすると、離れて暮らしている家族でも使えて便利です。ブラウザから利用できるいわゆる「付箋紙」ツールは wema を初めとしていくつかあるんですが、どうも僕のニーズから見ると微妙に痒いところに手が届かない感じ。
たとえば、各付箋に掲示期間を設定できるといいな。本物のメモは手で剥がすしかないわけですけど、せっかくコンピュータを使っているのですから、あらかじめ設定された掲示期間のみ表示されるようなギミックがあっても良いと思うんですよね。でも既存ツールでその機能を持っているものはないっぽい。掲示期間として未来も含め自由な時間を指定できれば、備忘録としても使いやすいと思うんだけど…1
他にも、インストールや使い方は出来る限りシンプルである方が良いとか、いろいろ。何か良いツールご存知の方、教えてくださーい。

アフロマン

アフロマン 会社で会議の最中、なぜか会議室に落ちていた三叉コンセントアダプタをもてあそんでいたところ、唐突に彼はやってきました。これがいわゆる aha! 体験、というヤツか<チゲー(笑。

bird最近の読書, 首都高チャレンジ

最近の読書

年末年始にかけて図書館がお休みなので、普段よりも少し多めに本を借りました。とりあえず2冊読んだ感想。

リメイク犬は勘定に入れません」、「ドゥームズデイ・ブック」、「航路」のコニー・ウィリスさんの本。全編昔の映画 (失礼!) へのリスペクトにあふれたボーイ・ミーツ・ガールもの。元ネタの映画を知っていたらもっともっと楽しめるのだろうなぁ…と思いつつ、訳者大森望さんが詳細な注を付けてくれているので、(めんどくさいのをいとわなければ) 背景も含めてちゃんと楽しめます。コニー・ウィリスさんは「航路」でも映画ネタをたくさん盛り込んでいたけれど、本当に映画好きなんだなぁ、というのがこの本を読むとよーく分かります。とんでもない分量・比率の映画からの引用を除けば、このお話は「不器用な男の子が元気でひたむきな女の子に恋をする」とっても straightforward なラブストーリーなので、そういうお話が好きな方はぜひ。

まどろみ消去 なんだかんだ文句を言いつつ読み続けている S&M シリーズ。森博嗣著。この本はシリーズの真ん中に位置づけられるインターミッション的な短編集です。とはいえ、純粋な推理小説と呼べるのは中でも1、2編で、他はトリック小説風だったりホラー風だったりする感じのお話。「まどろみ消去」という書名はどういう意味なのだろう?

首都高チャレンジ

この間の金曜に、またレンタカーを借りて今度は葛西臨海公園まで行ってきました。車で東京の東側へ行くのは初めてで、僕にとっては初の首都高チャレンジです。
初めての首都高は噂にたがわぬむちゃくちゃさ加減で、なかなか面白かった。あんなに合流や分岐があったらそりゃ渋滞もするわな、という感じ。混んでいるところもあったけれど、思ったよりは流れていて1時間ちょっとで葛西まで行けました。早い。
帰りは試しに下道でずっと帰ってきたんだけど、20号に入ってから新宿を抜けるまでにすごく時間がかかって、車に弱い有葉やあゆみさんはヘロヘロになっていました。高速を使った場合の倍くらい時間がかかりました。
今回借りたのは日産マーチ1。この間借りたパッソと比べると高速道路での恐さがぜんぜん違って、前回あれほど疲れたのが嘘みたいに楽に走れました。これは高速で安定している、ってことなのかな。1200cc ながら結構パワーもあったし、AT も素直ですごく乗りやすい車でしたよ。有葉やあゆみさんには「狭い」「酔う」とあんまり評判良くなかったけど…(;´Д`)。

bird「魔女の宅急便」, 松田理奈さん, 最近, 機械式駐車場

「魔女の宅急便」

魔女の宅急便 魔女の宅急便 (その2) キキと新しい魔法 魔女の宅急便 (その3) キキともう一人の魔女 魔女の宅急便 (その4) キキの恋 角野栄子著。ご存知スタジオジブリのアニメーション映画の原作本ですね。電車の中で読む本がなくなってしまったので、有葉が持っていたこれを借りて読みました。なかなか面白かった。右の書影、1巻目だけ文庫のものとなってしまっています。どうも単行本は品切れらしい?

13歳となって魔女のしきたりによりひとり立ちしたキキの生活が書かれているのですが、映画とは基本的な設定は同じだけれど、ストーリーは結構異なっていて、こちらはこちらで楽しめました。特にちょっと不思議な登場人物がとても面白かった。なんとなく、以前読んだ池澤夏樹さんの「南の島のティオ」を思い出してしまった。

1巻目、2巻目はひとり立ちをするために一生懸命がんばるキキの姿を描いた巻で、1巻目が最初の里帰りまで、2巻目は2年目のキキが書かれています。この巻くらいまではほんと、なれない土地でなれない仕事をどうこなしていくのか、という感じの、いろんな出来事が次々起こるお話になってます。基本的には童話なので、そんなにひどい状況に追い込まれることはないんですけれども、それでも時々ドキッとするようなシチュエーションにも触れられていて、それが物語としての幅の広さを出しているような感じがしました。

3巻目は突然の居候、ケケにキキが振り回される話。渡辺多恵子の「ファミリー!」で言えばジャニスの巻、って感じ…などという非常にマイナーな例えではほとんどの人は理解できないに違いない。すまぬ。

で、4巻目はキキが恋をする話。とはいえあんまり一般的なロマンスのイメージではなくて、もっと普遍的なお話になっているところが逆に面白かった。この話の場合、恋のライバルなどは現れたりしないのだよ。

総じていろいろ面白かったんですけど、4巻目まで来てキキは17歳になるのですが、17歳にしてはちょっと老成しすぎているように感じてしまったのは、俺がすでにオッサンだからですかそーですか。

松田理奈さん

ここのところ大晦日の晩って、紅白は見る気がしないし、それ以外の番組もどうもうっとうしいと思うことが多くて、消去法的にテレビ東京の「東急ジルベスターコンサート」を見ることが多かったりしています。カウントダウンに合わせて曲を演奏、というのもなかなかハラハラさせてくれて良い感じ(笑1
で、先日ふとしたことで偶然知ったんですが、今年のジルベスターコンサートには去年音コンのヴァイオリン部門で優勝した松田理奈さんが出られるのですね。むむむ。これはいつもの年以上に気合を入れて見なければ…<ミーハー。
ちなみにタイトル部からのリンクは松田理奈さんのブログです。なはは。

最近

会社のお昼休みがなんだかんだと忙しく、そうするとここを更新する暇がなくなっちゃうんですよね。いろいろ書きたいネタがあっても、ぱっと書かないとすぐに忘れてしまう…。

機械式駐車場

ウチの団地は一応駐車場100%完備ながら、そのほとんどは機械式となっています。ふと、「ウチの機械式駐車場に入る車の高さ、ってどのくらいなんだ?」と思って調べてみました。
ウチの団地で利用している機械式駐車場の場合、車高はなんと 1550mm までらしい2。車高 1550mm 以下というとセダンやワゴンなどの通常の乗用車タイプか、コンパクトカータイプしか入れられないのですね。いわゆるミニバンとか、小さい車でも背の高い車種 (パッソとかキューブとか) も軒並みダメでした。そういう車でも中段、下段以外に入れれば良いのだけれど、そうすると車の購入時期が毎年の駐車場場所決め抽選会のある5月前後に限られてきてしまうし、何より料金が高いからなぁ…。

bird「ワンダと巨像」グラフィックス講座

「ワンダと巨像」グラフィックス講座

うむー。これだけいろんな技術や職人芸が詰め込まれて初めて、あの豊かな世界が実現されるのですね。記事の最後でディレクターの上田さん1が、

そうした次世代機のゲームテーマとしてなりえそうなことを、現行機で先取りして実現することに意味があるのではないか……この作品をPS2で完成させたのは、そう考えたことにも理由があるんです

なんて書かれていたのが、ちょっと意外でもあり2、とても頼もしくもあって面白かった。次回作も期待しています>ICO チームの皆さま。

birdカルテット・クレマティス, 自宅メール環境の imap 化について

カルテット・クレマティス

今日久しぶりにカルテット・クレマティスの演奏会があったので、有葉と二人で聴きに行きました。ほんとはみんなで行くつもりが、家を出るのが遅くなってしまって、途中でお昼を食べたりしていたら時間がなくなってしまったので、図書館へ行く人と演奏会へ行く人で二手に分かれたのです。
そうそう、お昼を食べようと入ったマクドナルドでの出来事。いつものように注文を済ませ、トレイを持って5人でどやどや席に着こうと4人がけのテーブルであれこれしていたら、隣に座っていた外国人のおじいさんが、「こちらのテーブルも一つ使っていいよ」と (英語で) テーブルを一つ譲ってくれました。お父さんがあわてて「サ、サンキュー」なんて言っていたら、柊次は物怖じもせずに「ハロー!」なんて言っていて、おじいさんも楽しそうに「nice to see you!」なんて答えてくれたりして、なんだかとてもほのぼの。その後、おじいさんが帰られるときにも子供達みんなで「バイバーイ」なんて言って、おじいさんも「ビーグー!(Be good かな。「いい子になれよ」ってこと?)」と子供達全員にハイタッチしてくれて、なんだかとてもナイスなおじいさんでした。
さて、クレマティスの演奏会。今回はモーツァルトの弦楽四重奏曲第17番 (「狩」というタイトルがついているそうな) といつものベートーベンの弦楽四重奏曲第15番でした。
これまで僕は、モーツァルトってあんまり好きではなくてほとんど積極的に聴いたことがなかったのですが (積極的に聴こうとしなくてもモーツァルトクラスだといやでも聴く機会があるけれど)、今日久しぶりに聴いたモーツァルトはなんだかとても豊かな感じで良かった。
しかし、なんといってもベートーベンですよ。今日の演奏会の15番は、なんだかいつも以上ににクレマティスの方々の気合が入っているように感じたのだけれど、気のせいだったのかな。第三楽章のモルト・アダージョ、「病癒えたる者の神への聖なる感謝」と添え書きのあるパートが特に良かった。50分近くあるこの弦楽四重奏曲の中の、さらに 1/3 近くを占める楽章なんですが、なんだかあっという間に感じるような、そんな密度の高い楽曲、演奏でした。

自宅メール環境の imap 化について

ちょっと前に、自宅メール環境を imap 化して、外部からでもメールの送受信を統一的に扱えるようにしてみました。

Debian の場合 imap 化自体はぜんぜん大したことをする必要がありません。MTA はもともと Postfix が入っていたので、僕の場合、追加で courier-imap と fetchmail のパッケージをインストールしました。今調べてみたところ、courier 関係、fetchmail 関係は次のパッケージがインストールされました。

courier-authdaemon                              install  
courier-base                                    install  
courier-imap                                    install  
courier-imap-ssl                                install  
courier-ssl                                     install  
fetchmail                                       install  
fetchmailconf                                   install  

次に、Postfix の設定を変更して、ローカルメールスプールを Maildir 形式に変更しました。これも、/etc/postfix/main.cf に下記の変更をして、postfix を再起動するだけで完了です。あ、一応自分のホームディレクトリ直下で「maildirmake ./Maildir」として Maildir ディレクトリを作っておいた方が良いのかも (この辺の作業をしたのがもう一月以上前なので忘れかけている…)。

# 下記をコメントアウト  
#mailbox_command = procmail -a "$EXTENSION"  
home_mailbox = Maildir/  

続いて courier-imap の設定です。今回はただの IMAP ではなく IMAP over SSL にて利用しようと思っていたので、imap server 用の RSA プライベート鍵と証明書、あと DH Parameter をセットにした imapd.pem というファイルを作って (作り方は省略〜<ヲイ)、/etc/courier 以下に置きます1。また、認証用の userdb を下記手順で作成します。

# pw2userdb >/etc/courier/userdb  
# makeuserdb  

最後はプロバイダのメールサーバから POP を用いてメールを取り込んでくる fetchmail の設定です。これもホームディレクトリ直下に下記のような内容の .fetchmailrc ファイルを作って、一回「fetchmail」を実行するだけで完了です。下の例では 10 分毎にプロバイダからメールを取り込み、ホームディレクトリの Maildir に貯めていきます。

set daemon 600  
#set logfile /home/kazawa/tmp/fetchmail.log  
poll メールサーバ名 protocol pop3:  
        username "ユーザ名", with password "パスワード"  
        is "kazawa@localhost" here;  

以上で IMAP メールサーバとしてアクセスすることが出来、リモートからでも自宅メールが読めるようになると思います。あ、古い mbox 形式のメールスプール (Netscape/Mozilla 系のメーラを使っている人など) を Maildir 形式のそれへと変更する、といった場合は mb2md などのユーティリティを使ってください。

さて、受信に関しては以上で完了なのですが、問題は送信です。同じサーバ上で適切に設定された MTA を動作させて、MUA からはそこに対して送信してあげれば、とりあえず大多数のサイトへはメールが出せるようになると思います。しかし、これだけ spam のはびこる昨今、きちんと DNS に正引きも逆引きも登録されたサイトからでないとメールを受け付けないという設定を行っているメールサーバも多く、我が家のように Dynamic DNS でしか引けないようなサイトからは、そういうサイトへはメールが出せなくなってしまうのでした (有名どころでは AOL や au などがそのような設定なのだそうですね)。

そこで、自宅 MTA に各サイトへの直接配送をさせるのではなしに、自宅 MTA から So-net の MTA を経由してメールを配送することにしました。

ただもちろん、そのまま普通にたとえば自宅 MTA の relayhost として So-net の MTA を指定しても、ほとんどのメールは第三者 relay とみなされて蹴られてしまいます。こういった状況に対応するための技術として「POP before SMTP」や「SMTP Auth」などがありますが、MTA 同士という関係では POP before SMTP はうまく動作しない、という話も聞いたので、今回は SMTP Auth を使ってみることにしました。

Postfix に relayhost の設定を行い、そこへの接続時に SMTP Auth させる設定も Debian では簡単です。まず、標準の Postfix には SMTP Auth で利用する SASL モジュールが入っていないので、その機能を追加する「postfix-tls」パッケージをインストールします。

# apt-get install postfix-tls  

次に、So-net の MTA に接続するときに使う、ユーザ名 (So-net の場合メールアドレスとなります) とパスワード2を設定したファイルを /etc/postfix/sasl/saslpass として作成し、下記手順で DB も作成しておきます。

# vi /etc/postfix/sasl/saslpass  
(下記内容のファイルを作る。)
[SMTPサーバ名]    ユーザ名:パスワード  
# postmap /etc/postfix/sasl/saslpass  

最後に、/etc/postfix/main.cf に下記記述を追記した後、Postfix をリスタートします。なお、SMTP サーバ名は “[]” で囲う必要がありますので間違えないように。

#  
# smart relay host with SMTP-Auth  
#  
smtp_sasl_auth_enable = yes  
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl/saslpass  
smtp_sasl_security_options = noplaintext, noanonymous  
relayhost = [SMTPサーバ名]  

以上で、自宅 MTA から So-net の MTA を経由してどこへでもメールを送信することができるようになりました。なお、自宅 MTA の設定がきちんとしていないと、世界中の spammer からメールを送信され放題になってしまうので (そして多分 So-net のアカウントを停止される)、くれぐれも自宅 MTA の設定には気をつけてください。たぶん、そもそも家庭内 LAN の外からの SMTP アクセスは許さないようルータを設定して、家庭内からの SMTP 接続のみ受け付けるように設定しておけばかなり安全でしょう (その場合でも無線 LAN などを使っている場合は要注意)。

bird有名な銀杏並木を上から, Firefox 1.5

有名な銀杏並木を上から

銀杏並木 ちょっと面白いかと思ったんだけど、京ぽんカメラだとそもそも何だかわからんしクレーンも邪魔だったなぁ。

Firefox 1.5

さっそく普段使いのブラウザを入れ替えてみました。目に見えてレンダリングスピードが上がっていますね。それに細かな部分もいろいろ改良されている感じ。

利用している機能拡張がまだ対応していない、などの理由がないのであれば、移行にあたってのネガティブ要素はほとんどない感じがするなぁ。お勧め。

birdトイレの虫たち

トイレの虫たち

今朝、鳥乃がクモがいるので怖くてトイレに入れない、というので一緒に見てみました。確かに結構大きなクモが壁に張り付いています。
鳥乃は、虫取り網で捕まえて外に出して!と言ったのですが1、家の中にクモがやってくるというのは良いことなのだと説得して、とりあえずそのままにしました。
ついこの間もすごくでっかいカマドウマがトイレにいたし、何年か前にはお風呂場でコオロギが鳴いていたこともありました。そのような大きな虫たちがいったいどこから入ってくるのかとずっと不思議だったんだけど、もしかして換気扇の穴から入ってくるのかなぁ?2
今までで一番ありそうな仮説だな。うん。

bird最近の車

最近の車

これまでも車は好きだったので結構いろいろ情報を仕入れていたつもりだったんですが、この間免許を取ってから、それまで以上に車についていろいろ調べてみたところ、最近の車はずいぶん進化しているのだなぁと関心してしまいました。
たとえば可変バルブタイミング&リフト機構。僕が知っているのは HONDA の VTEC、三菱の MIVEC くらいで、それも結構高級車、スポーツカー向けの技術なのだと思っていたら、さにあらず。最近はコンパクトカーに搭載されるような 1200cc くらいの小さいエンジンにも軒並み搭載されているのですね。ヴィッツにしたってマーチにしたってフィットにしたって、みんな搭載済み。最近の車の燃費がイイのにはこういうところにも理由があったとは。さらにビックリなのは、最近の車は 1200cc でも 90ps もあること。昔は 1800cc で 100ps、くらいの感じだったと思うんだけど、最近のは 1500cc もあればほぼ確実に 100ps を超えてる。驚きです。
たとえば CVT。僕が知っていた頃の CVT といえば、スバルの軽やせいぜい日産の小型車くらいにしか搭載されてなかったように思うんですが、最近はトヨタもホンダもコンパクトは CVT メイン。日産なんて 3.5 ℓのムラーノにもベルト式 CVT が選べたりします。昔はパワーのある車には積めない、とか言われてたのに…。逆に日産独自開発のトロイダル CVT は今では一車種にしか残ってなくて、絶滅寸前、という感じ。
他にも ABS はもう完全に標準的な装備だし (教習所では ABS 付の車はまだ例外扱いで教わったゾ)、エアバッグその他の安全装備もそう。そういえば、最近の車ってコラムシフトとかフットタイプのパーキングブレーキも多いですね (僕がレンタカーで借りた2車ともそうだった)。AT ならコラムシフトでも大して問題ない、ということなのか。フットパーキングブレーキは微妙に坂道発進しにくいと思うんだけど、それも慣れの問題なのかしら?
逆の意味で驚いたのは、最近の車が重いこと。フィットやヴィッツのようなコンパクトカーと呼ばれるセグメントの車でも1トン以上ある。1トン以下の車を探すほうが難しかったりして。安全性能を確保するためにはしょうがないのでしょうか。しかし、その車重で今まで以上の燃費を実現してるのだから、考えてみると結構すごいよね。
それにしても、ガソリン車を地道に進化させていくのもいいけど、そろそろ電気自動車にも本腰を入れて欲しいぞ>自動車メーカー。短期的にはハイブリットカーも面白いけど、最終的にはどうせ電気自動車になるのだろうし。今のうちに回生ブレーキだのバッテリーだのの技術を一所懸命磨いて、電車並みのエネルギー効率を誇る電気自動車をぜひ早めに実用化して欲しい。ゴムタイヤではツライかもしれないけどさ(笑。

bird「宇宙は自ら進化した」

「宇宙は自ら進化した」

宇宙は自ら進化した リー・スモーリン著。何かの本で作者の人の名前だけは見かけたことがあって、それで図書館で手に取ってみた本。宇宙全体を記述できる統一理論 (万物理論とも言われるアレですな) についていろいろ考察していて、ライプニッツの根拠律1や宇宙に存在するものは全てその関係性でのみ定義される、というような考え方を出発点として、そのような前提の元では統一理論はどのようなものになるのかが書かれています。

既存の統一理論に隠された「神」の存在とか、ライプニッツのお話 (リー・スモーリンさんはかなりのライプニッツファンみたい) はなかなか面白かったし、全体的には宇宙論に対する新しい視点が得られてとても良かったんだけど、何しろ翻訳がイマイチでとっても読みづらかった。何とももったいない。

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