birdセクシーボイスアンドロボ

セクシーボイスアンドロボ

番宣1を見たときには、「ずいぶん地味な役者の多いドラマだなー」とか「今の時期に中村獅童を持ってくるとはチャレンジャーだなー」とかあまり期待していなかったこのドラマ、第一回を見てみましたがキョーレツに面白かった。個人的にツボだったポイントは多々あったけれど、一番はなんだろう、ニコがロボのうちでおもむろにカレーを作り始めて、その感想を三日坊主に語るところかしら。それとも、最後にニコがロボの部屋へ一海ちゃんをこっそり差し向けるところかな。
主役の松山ケンイチ、って誰だろう?と思ったら、映画「デスノート」の L 役で脚光を浴びた人なのだそうな。道理で知らないわけだ。ともかく、今後にも期待大。
ちなみに、そこ!「ロリ」って言わないっ!(笑

birdAMD64 環境

AMD64 環境

会社の新しいマシンは、以前書いたとおり AMD64 版の Ubuntu edgy を入れたわけですが、予想よりも 64bit 環境で動かないソフト、というのは多いのですね。32bit 互換ライブラリがあるから大丈夫だと高をくくっていたら、バイナリで配布されているようなツールはほとんど軒並みダメ。せっかく ATOK for Linux の正規ユーザなのに使えませんよ…(;_;1

birdルイス・ハミルトン

ルイス・ハミルトン

今年のマクラーレンの新人、ルイス・ハミルトンはチョーかっこいい。開幕二戦連続表彰台 (初戦3位、第二戦2位) もすごいし、マレーシアでマッサをバッサリ倒したその腕もスゴイ。早くアロンソなんかブチ抜いてがんがん勝ち始めてくれないかなー。
マレーシアではフェリペを倒したハミルトンとキミとの一騎打ちをワクワクしながら見ていたのですが、結局キミは最後まで攻めきれず、らしくないおとなしい結果でした。キミといえば「アイスマン」という愛称に似合わないアグレッシブな攻めっぷりが魅力だと僕は思っているので、ちょっと残念でした。

bird「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」, LUMIX の怪奇現象

「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い 西尾維新著。以前からそのベタなタイトルセンスとペンネームセンス1でちょっと気になっていたこの本を読んでみました。タイトルや装丁、挿絵があることから僕はすっかりラノベ (ライトノベル) だと思って読んでいたんですが、実はシリーズとしては講談社ノベルズだし、メフィスト賞を受賞していたりと、結構由緒正しいミステリーなのね<?。

読後の感想を一言で言うなら、「くどい」。文章もくどいしキャラクターもくどい。トリックから全体の構成まで、何から何までくどい。こおゆう「くどさ」が苦手な人にはお薦めできませんなぁ。だってヒロインちゃんの一人称が「僕様ちゃん」なんですよ?主人公は独り言に自分で「所詮戯言」と突っ込んで卑屈に徹しているし2、美女天才わんさか、美人三つ子メイド (しかも一人は萌え系で一人は格闘系)、てな感じで、もーおなかいっぱいっす、という感じの読後感でした。(最後の最後でエキセントリックな超絶美人万能天才が真っ赤なスポーツカーで登場するし・笑)

またもう一つ気になったのは、やたら続巻への伏線が多いこと。「5年前」への思わせぶりな記述が山ほどあるわりにこの本では一切触れられないし、今回の登場人物たちもいかにも「あとでまた登場しますよ〜」的なせりふを吐いて退場していく。続きを読めばカタルシスを得られるのかもしれんが、なんだか作者の術中にはまったように感じてあんまり気持ちよくないのではなかろーか (この辺のさじ加減は難しいけどね)。

あと、ヒロイン玖渚友3が、劣性遺伝の青い髪を持つ、サヴァン症の天才少女エンジニア、という設定なのにもちと引っかかった。サヴァンは一般的には自閉症の一種を指すのではなかろうか。Wikipedia によれば4、サヴァンだからといって必ずしも自閉症とは限らないそうだが…。何となく「天才」をリアライズするための道具としてのみ「サヴァン」というものが使われているように思え5、あんまり気持ちよくなかった。

青い髪、というのも現実にはありえなさそう<当たり前だ(笑。ちなみに青い目というのは現実にあるけれど、あれは別に目に青い色素があるわけではなくって、空の青さと同じ理由 (青の波長の光が瞳で拡散) で青く見えているんだそうです (by 「宇宙のたくらみ」)。そう考えると、青い髪の方はちょっと難しそうだよね。

というわけで、万人にお薦めできる本ではないけれど、ミステリーとしては及第点なんじゃないでしょーか。トリックに関する「感想」はこれ以上書くとネタばれになってしまうので書けない…<これもネタばれ?

LUMIX の怪奇現象

我が家にはお手軽デジカメとして LUMIX DMC-FX1 があるのですが、最近ちょっと気持ち悪い怪奇現象が発生していてちと困り中。
というのも、ある程度電池が減った状態で放置しておくと、夜中にいきなり電源の on/off を繰り返すのです。当然スイッチが off になっていることは確認済み、誰も触ったり揺らしたりしたわけではないのに、急にレンズを繰り出し、仕舞い、をひたすら繰り返して、しばらくするとパタリ、と止まります。そしてまたしばらくするとそれを繰り返す…。
最初いきなり動き始めたときには、何の音だか分からずいろいろ探してしまいました。夜中に勝手に急に動き出すので、ちょっと気持ち悪いです。そろそろ寿命なのかしら。

bird「天の向こう側」

「天の向こう側」

天の向こう側 アーサー・C・クラークの短編集です。表題作「天の向こう側」は、スペースコロニーでの日常を描いた連作短編、他に似たような構成の「月に賭ける」、ラストが衝撃的な「90億の神の御名」、後の同名の長編の元となった「遥かなる地球の歌」など、14作を収録しています。一冊の文庫に14作、という量からも分かるように、僕は短編、というよりもショート・ショートに近いような印象を受けました (ただし「天の向こう側」と「月に賭ける」は別です。それらはそれぞれが更に6編の小編からなります)。

それにしても、やっぱりクラークは良いですね。この短編集に収録された作品は 1950 年代前後に書かれたものだそうですが、驚くほど古びていないです。「宇宙のランデヴー」でも感じたことですが、SF 的世界の中での日常、を描くのがとてもうまいと思います。それも、変に下世話になったりなれなれしかったりするのではなしに、なんだか格調高い感じ。そもそも半世紀以上も前に書かれた小説だからなのかもしれないけれど…。

クラークの4冊の短編集のうち、「明日にとどく1は読んだけれど、「前哨」と「白鹿亭奇譚」はまだ読んでないなぁ。これらもいつか読みたいものです。

birdUbuntu Edgy Eft, 最近読んだ本

Ubuntu Edgy Eft

会社の Desktop PC がそろそろリースアップになるため (といってもまだ半年ほどあるのですが^^;)、新しい PC を買ってもらったついでに、その OS もこれまでの Debian sarge から Ubuntu へと切り替えてみました。なお、自宅ではフツーに Windows を使っていたり Mac もどうだ?と思っていたりするワタクシですが、会社では Linux でないと仕事にならんのです (もちろん Windows も必須ではありますが)。
Ubuntu は Debian ベースのディストリビューションで、最近特に人気が高まっているものの一つです。インストール CD が、Knoppix1 のようにブート後そのまま利用可能となるライブ CD 構成になっていたり (HDD にインストールしたい場合はそこからインストーラを起動します)、元が Debian だけに異常な数のパッケージ数を誇っていたりと、なかなかユニークな Distro です。僕が特に魅力を感じたのが、Ubuntu Japanese team によって作成された標準的な Desktop の設定に、IPA フォントが用いられていること。システムフォントや Firefox のフォント設定は、かつての Linux の状況を知るものからすると嘘みたいに「マトモ」です。
現在の Ubuntu のバージョンは 6.10、通称 Edgy Eft と呼ばれるものです。パッケージ構成は結構オーソドックスで、標準デスクトップは GNOME (KDE が標準となる Kubuntu、XFce の Xubuntu というものもあります・笑)、その他 Firefox や OpenOffice などメジャーどころは大抵入っていますが、最近流行りの 3D デスクトップ、Compiz や Beryl は標準では入っていません。今回の PC は Radeon X1300 というグラフィックスボードを積んでいることもあるし、どうせなら、と思ってその手の 3D デスクトップ系にも少し挑戦してみたんですが、ATI から配られている最新の kernel module がどうにもうまく動作せず2、今のところちょっとあきらめ中。もう少しドライバがバージョンアップしたらまた試してみよう。なお今回いろいろやって一つ分かったことは、Linux で 3D デスクトップするなら絶対にビデオカードは nVIDIA 系にしておけ、ということ。ネットには ATI で苦労してる海外の人の悲鳴であふれていますよ(笑。
うまく動かなかった原因はたぶん、その新しい PC の CPU が Athlon64x2 だったので、思わず AMD64 版の Ubuntu を入れてしまったせいもあるのかな。64bit Linux、といっても 32bit のアプリケーションも普通に動かせるので、そんなに苦労しないかな、と思ってたんですが、いやはやどうして。64bit アプリからは 32bit の so は使えない、という点や、ライブラリの場所が違うこと、などが意外にネックで、バイナリ配布しかされていない Flash プレイヤーや Acrobat Reader などを動かすにはちょっと一工夫いる模様。ただ Ubuntu の場合、今そのコミュニティが異常に活発なおかげか、このあたりの問題もほとんどは解決済み→Automatix2 というユーティリティにまとまっている様子なので、他の Distro に比べれば楽なのかも。
というわけで、晴れて僕も「switch to Ubuntu」しちゃいました<ミーハー(笑。

最近読んだ本

この間久しぶりに「アイの物語」の感想を書きましたが、その前後に読んだ本についてもとりあえず記録しておきます。イマイチ印象が薄くて単独のトピックにし忘れちゃったんですよね。

「80 年代 SF 傑作選(上下巻)」

80年代SF傑作選〈上〉 80年代SF傑作選〈下〉 先日読んだコニー・ウィリスの「最後のウィネベーゴ」に、彼女の「わが愛しき娘たちよ」のことが書いてあって、それがこの選集に収録されている、というので図書館で借りて読みました。

お目当てだったコニー・ウィリスの作品も面白かったですが3、その他の作品もとてもバリエーションに富んでいて楽しめました。以前読んだ「90年代SF傑作選」と比べると、こちらの方が骨太な印象。もう一つ印象的だったのは、最近読んだ似たような選集と比べると、選者のコメントの質が段違いに良かったこと。読者と作品と選者という三者の距離を鑑みつつ、しかしその作品への思いいれはしっかり伝える、理想的なコメントだと思いました。

「99%の誘拐」

99%の誘拐 岡島二人著。近所の本屋でなぜか平積みになっていたのでふと手に取りました。誘拐物のミステリーとしては、その誘拐の手口やらその後のトリックやらはナカナカ斬新だったのだと思いますが、やっぱり斬新過ぎるとその手法自体が結局犯人をあぶりだしてしまう事になっちゃいますよねぇ。まぁそこそこ面白かった。

「宇宙のたくらみ」

宇宙のたくらみ J・D・バロー著。自由に思える芸術の世界も、実のところ宇宙の摂理に縛られている。そのことを絵画、音楽などいろいろな面から語った本。

彼の言う「宇宙の摂理」とは、まぁ人間の身体的限界のことだったりサイズに関する物理的制約のことだったりもしますが、一番中心を占めていたのが進化論的必然、つまり適応的であるかどうかということです。人間の快不快には進化論的必然性があり、その事が芸術表現をも規定している、というのがこの本を通して僕が一番強く感じた彼の主張なんですが、僕はどうもこの、進化論に関する結果から原因を論じるタイプの議論が苦手です。「今我々がこれこれこういうことをこう感じるのは、その方が適応的だったからに相違ない」という調子を万事繰り返されると、スティーブン・ジェイ・グールド先生じゃないですが「いや、進化なんてほとんど偶然ですから」と言いたくなってしまいます(笑。ダーウィンの本場、イギリスにはこの手の強い進化論者が多いんでしょうかね…。

ただ、彼の本はもう少し読んでみたくなりました。「天空のパイ」とか面白そうです。

「まだ見ぬ冬の悲しみも」

まだ見ぬ冬の悲しみも これまた山本弘著。こちらは「奥歯のスイッチを入れろ」(タイトルから想像されるとおりの内容です・笑)、「バイオシップ・ハンター」(これ、タイトルが良くない気がするなぁ。内容的には一番好きかも)、「メデューサの呪文」(すごいテクノロジーを、それそのものをはっきり書かないことで想像させるタイプの SF。ただオチがイマイチ)、「まだ見ぬ冬の悲しみも」(理屈が破綻してる気がするのは俺だけ?)、「シュレディンガーのチョコパフェ」(アキバ系科学幻想譚…だそうですが、ちとついていけませんでした。いやネタ的にではなく内容的に)、「闇からの衝動」(敬愛する作家へのオマージュだそう) の5編を収めた短編集です。彼の前の短編集、「審判の日」も読みましたが、あっちがホラー小説風だったのに対して、こちらはちゃんと SF してます。

bird「Elephant」ムーンライダーズ

「Elephant」ムーンライダーズ

テレビで先日放映されたムーンライダーズの特番を録画してあったので見ていたら、彼らが「Elephant」という曲を歌っていた1。彼らの曲は、今まで結構いろいろ聞いてきていたと思っていたけれど、この曲が彼らの曲だったとは知らなかった。実はすごく好きだったんですよね、この曲。昔、よく歌っていた記憶があります (どこで聞いたのだろう?)。僕とムーンライダーズの最初の出会いは高校のころだと思っていたけれど、もっとずっと前に実は知り合っていたのだったと分かって、なんだかとても不思議な感じがしました。

bird「アイの物語」

「アイの物語」

アイの物語神は沈黙せず」の山本弘著。SAK に借りて読みました。読んでいて、「幼年期の終り」やら「ディアスポラ」やら「アシモフのロボットもの」やら過去読んだいろんな本が思い起こされました。いろんなことを思い起こさせてくれる本は、良い本だ。

「神は〜」に続く二作目の長編だそうですが、長編、というよりも連作短編集という趣の本。ただしだからといって幹が細いわけではなくて、とてもバリエーションに富んだ短編たちの中に、これまたしっかりした幹が込められています。そういう意味じゃ、とても「おトク」なお話かもしれない。

ただ、作者の処女長編だった「神は〜」と比較すると、こちらの本は良くも悪くも肩の力が抜けている印象。「神は〜」にはそんじょそこらのポピュラーサイエンス本も真っ青なくらい、雑多な知識が詰め込まれていましたが1、こちらはもっとノリノリで書かれた感じがします。読んでいて最初に感じた印象が、「やけに現代日本っぽい小説だなぁ」というモノだったんですが、いったいこの話の何がそう感じさせるんでしょうね。ラノベや漫画といった現在日本風俗にテイストが近いからかなぁ。

「神は〜」の山本さんの AI に関する本だから、そっち系の薀蓄も山ほど入っているに違いない、というふうに期待してしまうと、ちょっと裏切られちゃうかも。その期待からすると、もっとずっと叙情的なお話です。描かれている AI もとても Typical。

ちょっとラノベっぽいテイストに抵抗がなければ、とても楽しめると思います。個人的には「詩音が来た日」が良かった、と、思う。

bird演奏会

演奏会

先週の土曜日は母校コーラス部の定期演奏会で、僕も最後の OB/OG 合同ステージに乗せてもらいました。が、あれやこれやいろんな理由でなかなか練習にもいけず、結局最後まで自分としては胸を張って歌えるレベルには到達できずに、現役生や他の OB/OG には申し訳ないことをした、と反省しています。ごめんなさい。
僕個人的には久々の思いっきり歌える機会で、アンコール含め5曲が本当にあっという間でした。もっともっと歌っていたかったな。
合同ステージの前にインターミッションがある、というプログラム構成のおかげで、他のステージも全て見ることが出来、とても楽しかったです。簡単に感想をば。
第一ステージ、信長貴富作曲「旅のかなたに」。信長さんの曲らしい、とても綺麗な曲でした。中でも一曲目の「しあわせよカタツムリにのって」が良かったなぁ。現役生のコーラスはとてもまとまっていた印象。指揮者の T 君も落ち着いてました。
第二ステージは、1年生中心に考えられたらしい、演劇仕立てのステージ。テーマは「童謡」だそうで、ウチの子ども達もよく知っている曲も多く、歌あり、笑いありの楽しいステージでした。ステージ全体の構成としては「?」なところもあったけれど、手作り感あふれる素敵なステージでしたよ。
そうそう、指揮者の方が「入り」に苦労されていたのを見て、自分が指揮を始めたばかりの頃を思い出しました (変なところに共感してスミマセン)。僕も最初、なかなか歌の「入り」を分かってもらえず悩んでいたのですが、そんな時に先輩方に教わったのが、「自分も一緒にブレスをするんだよ」というアドバイスでした。指揮をする手や指揮棒だけで皆にぴったり入ってもらうことは難しいけれど、皆の顔を見ながら、自分も歌うつもりで大きくブレスをして見せれば、自然と皆も入ってくれる、というお話を聞いて、始めは少し照れくさかったけど、思い切って大きく息を吸うようにしてみたら、本当に綺麗に入ってもらえるようになったっけ。その後音楽の時間にふと指揮をする事になって、いつもの部活の調子で「ブーッ」と鼻からすごいブレスをしたら、大爆笑になって練習にならなかったりもしましたが(^^;。今にして思えば、指揮法をもっとちゃんと練習していれば悩まずに済んだことも多かったのだろうなぁ。まったく不真面目な指揮者でした。(ここでも) 反省。
そして第三ステージが合同ステージ、鈴木憲夫作曲「祈祷天頌」でした。神話 (?) がテーマの、ダイナミックな曲でした。指揮者の M さんの指揮も立派でした。聴きに来てくれていた同期曰く、「指揮者の彼女が巫女さんのように見えた」そうな。不思議なおまじないを踊りながら引き出す、巫女のようであった、と。
アンコールは「おんがく」と「じゃあね」の2曲。このうち、「じゃあね」は母校 OB の A 君の作曲によるものです。どちらも素敵な小品で (「じゃあね」は『小品』という感じでもないかもしれないけれど・笑)、楽しく歌えました。
演奏会が終了した直後に、OB の練習の段取りなどに奔走してくれていた今年新しく OB になった I 君が、「やっぱり終わったあとの達成感は現役の頃よりも少ないんですね…」と、ちょっと寂しそうに語っていたのが印象的でした。
その後の写真撮影、後片付けも現役の段取りはなかなか良くて、これは一重に部長の K さんの、飄々としつつもツボを抑えた仕切りのおかげに違いない、ととても感心していました。練習時を含め総じて感じたのは、今の現役生は僕らが高校生だった頃と比べると、いい子が多いような気がする、ということ。「いい子」というとネガティブに捉える人もいるかもしれないけれど、あまりそういう意味でなく、なんと言うか垢抜けているというか、明るいマジメさを感じました。

birdPLAYSTATION®Home

PLAYSTATION®Home

かぴのすけが書けというので書く。
この手のアプリケーションは、それこそハビタットの昔からずっとみんなが作りたがるものの一つであったわけで、最近でも「Second Life」なんかが大分話題になっている。PS World デフォルトの仮想空間として、無料でスペースを提供しよう、という発想はまぁアリかもね。
でもほんとの問題はその後だよ。その提供されたスペースの上で、どうやってエコシステム (by 後藤さん) を回していくのかが、まだ今ひとつ見えてこない。
それに、PC と違い基本的にリビングで使われることの多いゲーム機の場合、PC のような「前のめり前提」のデザインではうまくないこともあるでしょう。ゲームは前のめりで楽しむよう作られているから良いけど、この手の目的のはっきりしないツールの場合、かぴのすけの言うように sit back した状態でどう楽しませるか、が結構ポイントな気がする。
案外面白そうと思ったのは、映画館やゲーセンのメタファーがあること。「恋人と一緒に映画を楽しむ」ような体験を Net 上で行えるのだとすると結構楽しいかもしれない。
つまり、コミュニケーション一択だと早々に飽きられるのではないかと。コミュニケーションをベースラインに置き、その上でいろんなエンタテイメントを提案できれば (ボケーっと観光してるだけで楽しめるくらいリッチな世界なら素晴らしい。FFXI やワンダでもそういう気分を味わった僕なんかはお手軽に楽しめちゃうのかもしれないけど・笑)、結構面白いものに育つ可能性はあるかも。
個人的には、思ったよりもいろんなところで大々的に取り上げられていて、少し意外だった。あの手のアイディアはすでに使い古されていると思っていたけれど…。
ところで、「Home」なんかよりも「Little Big Planet」ですよ。子どもと一緒に遊びてー!(笑。

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