ガーベラ観察記 (1)
年末恒例のすき焼きパーティでもらった缶入りガーベラを会社で育て始めました。缶を開け、お水を上げたのが確か 12/19 ごろでしたから、ほぼ一週間ほどで芽が出てきました。育ち盛りだからか、朝見た姿と帰りに見る姿がもう違う。植物も成長を直接確認できるんですね。
SENNHEISER PXC300
これまで、通勤用ヘッドフォン・イヤフォンとしては主に Sony のカナル型ノイズキャンセリングイヤフォン、MDR-NC11A を使っていたのですが、とうとう左のスピーカーが断線してしまったらしく、音が聞こえなくなってしまいました。
しょうがないのでしばらく家の中用に使っていた Sony MDR-Z700DJ を持ち出して使っていたんですが、このヘッドフォン、音は良いながら、デカイ、重い、外の音が良く聞こえるので電車が地下に入ると何も聞こえなくなる、と、ちょっと通勤用として使うにはイマイチだったのでした。
また、前回アメリカへ出張したときに、ふと思い立って NC11A を持っていったところ、飛行機の機内では NC ヘッドフォンは思いのほか快適であることを知りました。それまでも QC2 をかぶっているおじさんはよく見たんですが、まさに百聞は一見にしかず…じゃないか、百見は一聞にしかず(笑。あの「ゴー」という飛行機独特の騒音が低減されるだけで、ずいぶん過ごしやすくなるのですね。
そこで、今年たくさん働いた自分へのご褒美も兼ねて(笑、いそいそと新しいノイズキャンセリングヘッドフォン (以下 NC ヘッドフォン) を物色。NC ヘッドフォンといえば BOSE の QuietComfort2/3 がほとんど代名詞といってもいいような存在なわけですけれども、いかんせん高すぎます。ヘッドフォン一つに4万円もかけられません。どうせまた数年で壊れてしまうのでしょうし…。
NC ヘッドフォンは最近ひそかにブームになっているせいか、国産メーカーも Sony を始めとしていろいろ出しています。僕が持っていた NC11A の後継モデル、MDR-NC22 もナニゲに評判よいですし、パイオニアやビクター、マクセルなんかも発売しています。来年早々にはオーディオテクニカも BOSE QC2 とガチンコ勝負なモデルを発売するらしい。ただ、国産メーカーのモデルの中には僕が望むようなタイプはあまりないんですよね。QC2 路線の大きくて耳を覆ってしまうタイプか、いわゆる耳栓タイプ (カナル型) しかありません。
というわけでさらにその後もいろいろ調べていくと、ドイツ SENNHEISER やオーストリア AKG が、軽快なタイプの NC ヘッドフォンを出していることを知りました。SENNHEISER というメーカーは今回初めて知ったんですが、ヘッドフォンメーカーとしては結構定評のあるところらしく、各種レビューやブログ等でも評判が良いようです。また価格も Sony のカナル等と比較すると少し高いですが、QC2/3 と比べれば 1/3 程度と結構お手ごろ。AKG の K28NC とは最後まで迷ったんですが、AKG は電車の中などでも結構見かけることや、SENNHEISER のちょっと野暮ったいデザインが天邪鬼な僕のツボにはまり(笑、というわけで、試聴もせずにポチッと買ってしまいました。
嬉しかったのでケータイで写真をパチパチ撮りました。まずは外箱。安いヘッドフォンにありがちなブリスターパッケージではなく、ちゃんと紙箱に入っていてちょっといい感じ。
ヘッドフォン本体のほかに、ハードケースと 6.3mm ステレオプラグアダプタ、飛行機用アダプタが付属しています。
僕が普段ミュージックプレイヤーとして使っているリナザウ君と並べるとこんな感じ。非常にコンパクトなヘッドフォン部分と、ザウルス君と匹敵するくらいドでかいノイズキャンセリングモジュールが印象的(笑。
ハードケースにしまうとこんな感じ。これで海外出張も安心。
使い勝手については、とても満足のいくものでした。そもそも僕はカナル型特有の、頭蓋骨の振動をそのまま拾ってしまうところとか (機内食を食べるときはとてもつけたままではいられませんでした)、耳にしっかり入れないと音がやせてしまったり外部ノイズが侵入してきたりしてしまうところ、などがどうも苦手でしたので、それだけでも大満足。ヘッドフォン部はわずか 65g しかないので、MDR-Z700DJ のようにつけているうちに重みで頭が痛くなってしまうこともありません。側圧も強すぎず、弱すぎず。デザインは正直野暮ったいと思いますが、とても軽いヘッドフォンとは言っても、ドイツ製らしくメタルとプラスチックを効果的に使い分けていて、実用的で質実剛健な作りです。
音質についても、まだエージング中ということを差し引いても、十分良いと思います。意外だったのは、その小さいドライバーからの想像以上に、高音も低音も一生懸命鳴らそうとしてくれるところ。結構繊細な感じなんですよね。とはいえ全体的な音の印象としては中音重視っぽい感じで、聞きやすいです。今のところ気が付いた破綻としては、たぶん低音を一生懸命鳴らそうとしすぎて、例えば My Little Lover「Listen」のように極低音の音が大きなレベルで入っている曲の場合、その低音に引っ張られ他の部分もヘロヘロしてしまうことがあること、くらいかな。これまでのヘッドフォン、イヤホンがどちらもソニー製だったのでたぶんそれぞれ傾向が似ていたせいか、音の印象がそれらと結構違うのも面白いです。
あ、肝心の NC 機能はというと、カナル型の NC11A と比べると、地下鉄内での遮音性はやはりカナル型の方が優秀です。NC 機能を持たないヘッドフォンに比べれば全然マシとはいえ、地下鉄乗車中、もっともうるさくなるようなシチュエーションでは少し音楽が聞きづらくなります。なお、このヘッドフォンの NC 機能は人の声付近の音はほぼそのまま通すようなセッティングになっているようで、NC on でも意外なほど人の声は聞こえます。あんまり人の声がはっきり聞こえるので、あれ、NC off だっけ、といったん外してみたりすると、低音・高音のノイズを確実に消してくれていた事を実感できます(笑。
というわけで、すっかり僕のお気に入りのヘッドフォンになりました。ここのところ通勤時毎日利用しています。