bird「supercell Feat. 初音ミク」は JASRAC 非委託曲, 「ブルースカイ」, きょうのつぶやき

「supercell Feat. 初音ミク」は JASRAC 非委託曲

へー知らなかった。二次創作に気を使うと今はそうするしかないのかな。

10年以上前、僕が某媒体のところで音源データを取り扱う仕事をしていた頃は、JASRAC 非委託曲1はそもそも、掲載不可能なものとして扱われていました。個別に権利処理をしている暇がなかったからです。JASRAC はマスコミ、大手媒体とは包括契約を結んでいて2、使う側からするととても楽に使えたようです(特にテレビは)。

もしいまでも当時のような状況だとすると、このアルバムの曲がバンバンテレビで流れる、という状況にはなりそうもないなぁ。ちなみに売れ行きは絶好調のようで、オリコンの週販ランキングでもかなりいいところに行ったみたい。

ちなみにカラオケは、もともと JASRAC 曲でも演奏回数ごとに権利料を払わないといけなかったはずなので3、個別の権利管理もがんばればできそう。特に JOYSOUND は、メジャーリリースすらされていない音源をガンガンアップしているので、何か特別な仕組みを持っていると予想。

ところでぜんぜん関係ないですが、この記事ってかつて UNIX MAGAZINE にも連載を持たれていた四本さんが書かれたものなのですね。密かに彼のファンだった僕としては、久しぶりに彼の記事が読めてとてもうれしかった。

ブルースカイ

ブルースカイ 桜庭一樹著。直木賞受賞記念で読みました(笑)4。あらすじには「少女と三つの箱庭にまつわる物語」とかなんとか書いてありますが、確かにキーとなる少女は登場するし舞台も大きく分けて三つなんだけど、その文章から想像されるほど整然とした物語ではありません。

ただ僕はこの「投げっぱなし」な感じも嫌いじゃないですね。それぞれのパートごとにちゃんと、彼女(作者は女性です)の言いたいことはありそうだったし。僕が一番楽しめたのは中盤の未来のパート。今で言う「草食系男子/肉食系女子(この言葉もいつまで持つだろう?)」をさらに押し進めて、ほとんどジェンダーの役割が逆転してしまったかのような5未来像が、いかにもありそうで良かった。

少しコニー・ウィリスのような印象を受けたのは単に、とても読みやすい文体6と中世へのタイムスリップを舞台にした最初のパートのせいかしら7

しかしまー一般的にはこの投げっぱなしぶりはちょっと許容範囲を超えているかもね。あと、主人公の名前と趣味におじさんの立場からは共感できなかったのもちとマイナス8

きょうのつぶやき

「supercell Feat. 初音ミク」って、JASRAC非委託曲なんだ!⇒http://tinyurl.com/bpmrtx (08:57 webから)

うわっ、今日はあったかいなぁ (09:08 webから)

気まぐれで本屋で手に取った「ブルースカイ」読了。
直木賞記念<話題ふるー (10:02 webから)

非JASRAC曲を面倒がっていたのは
主に大手(出版社、マスコミ)だったような…。
超ぬるいどんぶり勘定なので。 (10:11 webから)

こないだそれで訴えられましたけどね(^^; (10:12 webから)

ありー?つぶやきが消えちゃった? (11:36 webから)

花粉の季節は昼飯の時も外に出る気がしないなー。 (13:08 [twitux](http://sourceforge.net/projects/twitux" rel=“nofollow)から)

今日水曜だと思ってた〜 (14:52 [twitux](http://sourceforge.net/projects/twitux" rel=“nofollow)から)

新本社ビルはバブリーだ!! (19:44 webから)

ふと思った事:The world of golden eggs のノリは江口寿史の「なんとかなるでショ!」に似てる、かも。 (22:46 webから)


  1. 当時はまだ他の権利管理団体なんてまるで選択肢にあがらないような状況でしたが、それでも JASRAC に権利管理を委託していない音楽家はいました。有名どころでは数えるほどでしたが…。 ↩︎

  2. その包括契約があまりにどんぶりすぎて先日問題になったりしていましたが(^^;。 ↩︎

  3. 確かネットも同じ(ネットの場合はたしかダウンロードカウントだったはず)。ちなみにこんな風に書くと薄々想像つくと思いますが、テレビは曲単位のカウントなどは当時いっさい行っていませんでした。いまは知らん。 ↩︎

  4. 受賞作を読めって?ごもっとも。 ↩︎

  5. しかし単純に逆転しているのではない点がまた面白い。 ↩︎

  6. この人はファミ通の小説賞出身だそうで、そのせいか文体も気取らず、ほとんどラノベのような読みやすさなのです。 ↩︎

  7. 「ドゥームズデイ・ブック」 ↩︎

  8. とはいえ、僕のようなおじさんに共感されるような趣味を持った少女、というのも全くリアリティがないわけだが(笑。 ↩︎