それまでリビングのiMac上のiTunesで家族共通のライブラリからお気に入りの曲のみをコピーして利用していた娘のiPod内の曲を、娘専用のWindowsパソコンを購入したのでそちらのiTunesで娘用のライブラリとして設定しようとしたところかなり大変だったので簡単に手順を記録。
そもそも「家族ライブラリ(数千曲)から娘がピックアップしてiPodに入っている曲(数百曲)を抜き出す」のが結構大変。iPod(nano)をiTunesにつなぎ、iPod側の「ミュージック」から全曲を選択してまずiPod上にプレイリストを作ります。
そのプレイリストをiTunes側にそのままコピー出来れば早いんですけどなぜかその道は塞がれているので、iPod内に作成されたプレイリストを選択して「ファイル」→「ライブラリ」→「プレイリストを書き出し…」を実行、txtでプレイリストを適当な場所に書き出しておきます。
その後iPodとの接続を解除したあと、iTunes側ライブラリが選択されている状態で同じように「ファイル」→「ライブラリ」→「プレイリストを読み込み…」でさっき書きだしたtxtファイルを読み込むと、本体側にiPodに入っていた全ての曲を含むプレイリストが作成出来ます。
…と書いてて気がつきましたが、ライブラリ自体を分岐させるのはDRM上無理でしたね。なので今回の例でいえば、本体側にサブセットとなるプレイリストが作成出来たことで、iPodをWindows形式に復元→そのプレイリストと同期させることで、元の状態に戻すところまでは出来ますが、
Win上のiTunes側ライブラリと同期しようとすると、一台のiPodは一つのiTunesライブラリとしか同期出来ませんので、Win側でまた0からライブラリを構築する必要があります。
ちなみにnon-DRMな楽曲であれば、先程作ったプレイリスト(またはそのサブセット)を表示した状態で曲を選択してFinderにdrag&dropすれば音源ファイルをコピー出来ますので、適当なUSBメモリにコピーしてWin側iTunesで「ファイルをライブラリに追加」すれば、
ライブラリ間でコピーすることも可能です。なおその時、「設定」内にある「ライブラリへのコピー時にファイルを[iTunes Media]フォルダーにコピーする」チェックボックスがonになっていないと、USBメモリ上の音源ファイルを参照する状態で登録されてしまうので注意。
(そうなるとUSBメモリを抜くと再生出来ない状態となってしまいます。)
ちなみにiPod内のプレイリストをiTunes側へコピーしたい、という話はかなりFAQのようで、それを行うことの出来るユーティリティも山ほどあるみたいなんですが、こんな些細なことでよー分からんアプリをインストールするのはどう考えてもリスク・ベネフィット比的に合わんだろ、と思った。
テキストファイル経由の移行なら許してるのになんで直接コピーのルートは塞いでるんだろ?>Apple。理解出来ん。
iPod内の「音源ファイル」をiTunes本体側へ逆流させることに神経質になるのはDRMとか考えると理解できるので、その流れでまるっと全て禁止しちゃってるだけで実はあまり深く考えてない、とゆーのがありそうなオチかなぁ。
non-DRM音源のライブラリ間コピーも、あくまでiTunesライブラリ側から音源ファイルをコピーして移行、その後iPod側は一旦復元(初期化)処理をした後に再度全同期ですからね。あくまでもiPodはいずれかのライブラリのサブセットを含む再生機の位置づけ。決して上流には置かない。