制限事項・注意点
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各フォルダに格納できるメールの数や、全体でのメールの数には一応制限はないのですが、メールリストへ表示できるメールの数はメモリの量(具体的には JavaVM に割り当てられたメモリの量)に左右されます。通常の状態では多分 10000 通弱で OutOfMemory となってしまうでしょう。
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JDK1.1 の環境では、Java そのものの制限の為日本語入力を On The Spot で行えません。ネイティブピアを利用した java.awt.TextArea などを使えば環境によっては不可能ではないのですが、awt の部品にはいろいろと別の制限がありますし、JDK1.2(Java2) では解決されてしまうこともあり、現在のところはそのままにしてあります。
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フォルダリストに表示されているメールの数(らしきもの)は、実は index ファイルの大きさを表示しているだけだったりします。そのため、メールの移動や削除(unsend フォルダのように自動的に行われてしまう場合も含む)を行っても数字は小さくなりません。というのも、DMA ではメールの移動や削除を行ってもすぐには index ファイルからは削除されず(「削除された」というフラグが立つだけ)、「デフラグ」を行ったときに初めて実際に削除されるからです。逆に言えば、trash や unsend フォルダのメールの数が大きくなってきたら、「デフラグ」しどき、と言えると思います。
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アカウント設定にはパスワードを入力するスペースがあり、当然ながらそれは設定ファイルに保存されているわけですが、現在のところは非常に適当なスクランブルしかかけていません(誰でも簡単に復元できてしまいます)。平文でいきなり見える、ということはありませんが、もしアクセス制御がかけられる環境でしたら「account.lst」ファイルは自分以外からは見えないようにしておくべきです。
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比較的時間のかかる処理(メール送受信やデフラグなど)では、プログレスバーの表示されるダイアログによってその進行を確認できますが、処理を中断したい場合は、できるだけ「キャンセル」ボタンを利用してください。キャンセルボタンでも止まらない、ハングしたようになってしまった時に初めて、ダイアログ自体のクローズボタンを押すようにしてください。というのも、「キャンセル」ボタンによる中断ではいろいろな後処理が行われるのに対して、ダイアログを強制的に閉じる操作ではそういった処理が行われないため、最悪の場合メールデータを破壊してしまう可能性があるからです。
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OS/2 の JDK1.1.7 で、JITC が有効になっていると起動できないようです。-nojit オプションを用いて JITC を無効化してください。
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