firefox の印象, 「言の葉の樹」, BOOK CLUB KAI
firefox の印象
昨日から firefox を使ってみて感じた Opera との違いというと、
- やっぱり Opera は軽い
- Pentium4 の速いマシンだとあんまりわかりませんが、自宅の Pentium!!!-600MHz の ThinkPad X20 ではかなり体感速度が違います。ただ、Opera はフォント選択アルゴリズムが微妙に変で、時々 X のよく分からないフォントをよく分からないサイズでレンダリングし始める時があり、そういう時はベラボウに遅くなります。そういう不安定感は今のところ firefox には感じません。
- レンダリング品質は同じくらい?
- そもそも、ここ最近は Opera でうまくレンダリングできなくて困るページというものに当たったことがなかったので差を見つけるのが難しいんですが、どちらも普通に Web を眺めている分には全く困らないレベルと言えると思います。逆に、細かいところを見ていくと結構いろいろ違いがあって面白い。そうそう、flash のプラグインはどちらも利用できているのですが、何故か firefox の方がフォントがきちんと選択される傾向にあるようです。flash コンテンツ上、右クリックで開くメニューが、Opera では全く読めないのに firefox ではちゃんと読める。ちょっと嬉しい。
もうしばらく使ってみようっと。
「言の葉の樹」
アーシュラ・K・ル・グィンさんの本。「闇の左手」などと同じ「ハイニッシュ・ユニバース」シリーズの一冊で、僕は気がつかずに買ったのですがずいぶん最近に書かれたものだったのですね。
「闇の左手」と同じシリーズということでそちらのイメージで読みはじめたんですが、どちらかというとこの間読んだ「世界の果てでダンス―ル・グウィン評論集」の方に近いイメージだと思いました。
それにしても、ル・グィンさんはどうしてこの本のような文化や人類について語るのに SF 的な舞台設定を用いるんでしょうね。もしかして、地球上にはすでに例えば西洋文明を知らない人はいなくなった=つまり西洋文明の影響を完全に受けていない文化や人達をドキュメンタリーとして語ることは出来なくなってしまっているから、だったりするのかなぁ…なんて考えたりしました。
BOOK CLUB KAI
今回の本は会社のそばにあるこの本屋さんで買ったのですが、ここがとてもおかしな本屋なんですよね。Web ページには「spiritual bookstore」なんて書いてありますが、とにかく品揃えが偏りまくってる。
僕好みのホフスタッターやペンローズの本がたくさんあるのもとても変ですけど、それに加えてオカルト系とかヒーリング系、「自分探し」系の実用書が山ほどあったりして、ポリシーがあるんだかないんだか分からない本屋です。
文庫はほとんどないくせにその 1/3 くらいが岩波文庫だったり1、残りは中公文庫とちくま文庫だったり(笑。
また今度遊びに行こう。