強調現実インターフェイス
強調現実インターフェイス
オリンパスの“スカウター”。ふと思ったんですが、これをビデオカメラのファインダーとして使えないかしら。カメラ自身は頭に固定して、カメラ視野を表すフレームが現実に重なって表示されるような感じで。先日の学習発表会の時に思ったのは、カメラのファインダーという近距離の対象と、実際の被写体という遠距離の対象との頻繁な行き来が非常に辛かったので、目は被写体に固定したままで、ビデオ撮影可能な範囲が自然と分かるような UI は非常に魅力的だと思う。
オリンパスの“スカウター”。ふと思ったんですが、これをビデオカメラのファインダーとして使えないかしら。カメラ自身は頭に固定して、カメラ視野を表すフレームが現実に重なって表示されるような感じで。先日の学習発表会の時に思ったのは、カメラのファインダーという近距離の対象と、実際の被写体という遠距離の対象との頻繁な行き来が非常に辛かったので、目は被写体に固定したままで、ビデオ撮影可能な範囲が自然と分かるような UI は非常に魅力的だと思う。
4.6GHz ですか…。僕は「絶対無理」と思ってたターゲットスペック、5GHz もなんだかんだで視野に入ってきましたね。今回のチップが 90nm だとすれば、本来のプロセスルールである 65nm なら 5GHz もいける?それともそんなに単純な話じゃない?
しかしなぁ。下手すると Pentium4 Prescott 以上に電気食い&発熱の酷いチップになるんじゃなかろうか。「85℃ operation using a heat sink」って記述は CPU パッケージ許容温度を上に伸ばすことでファンではなくヒートシンクのみで動作可能、ってことを意味してるのかなぁ。そうすると Pen4 のようなアホみたいな CPU ファンは必要ないのかしら…。
うーむやっぱりよくわからん。
ここのところ買うマンガがマンネリ化してきてて、あゆみさんが「最近読みたいマンガない?」というので、マガジン本誌に連載中ちょっと気になってた1この話を古本屋でセット買い (全10巻) しました。久保ミツロウさん著。
やー面白かった。高校三年、受験生の元応援団フクちゃんが、夏期講習を受けにきた新宿の街でいろんな人の応援をする、というお話で、よくある熱血人情モノと言ってしまえばそれまでなんですが、何しろ女の子2がすごくかわいいし、話もえげつなさ過ぎず、甘すぎずでとっても楽しかった。絵柄も話もいかにも最近の週刊少年マガジン路線 (例えるなら「GTO」とか「破壊王ノリタカ」とかそういう感じ…って全然最近じゃねー・笑) で、あゆみさんは最初結構抵抗があったみたいなんですが僕は大丈夫でした。キャラが突然福本伸行風になったり水島新司風になったりするあたりはすごく器用な作者さんだなぁ、と思う反面、そういう小器用さが鼻につく人がいるかも…とかちょっと思った。
それにしても読んでいるときはまったく気がつかなかったんですが、久保ミツロウさんって女性なのですね。びっくり。そう言われてみると女性っぽいところが確かにあるような…(むっちゃんの巨乳発覚&スカウトの回なんかは女性でないと切れないネームかも)。
現在久保さんはマガジンで「トッキュー」という海上保安庁のレスキュー部隊を描いた作品を連載中らしい。「海猿」の人の原作付きらしい。買わねば。
次世代 PS で利用されると言われている CELL の概要が発表…とのことなんですが、今日のリリースだけ見ても何が何やらさっぱりですな。詳しくは来年2月の ISSCC を見てね、ということなのか。
それにしても、SCEI CTO 茶谷さんのコメント、
Cellベースのワークステーションはデジタルコンテンツ制作環境を根幹から変えてしまうだろう。映画、TV番組から次世代PlayStationまで、あらゆるデジタルコンテンツ開発で計り知れない能力を発揮する。
には、「何言ってんだ」と思った。「デジタルコンテンツ制作環境」がたった一つのチップが出来たからといって根底から変わってしまうほどハードウェアドリブンな環境だとはまったく思えない。どちらかというと限りなくソフトウェアの比重が大きい分野なんじゃないかなぁ。適切なソフトが与えられれば既存環境を凌駕する生産性が得られるにせよ、そんなソフトがまったく見えてこない現状で上のように言い切ってしまう、ってのはあまりに物事が見えてなさすぎるんじゃなかろうか…。
昨日ノーマルモードでクリア。総プレイ時間的にはあんまり長くなかったけど、僕にはこのくらいの長さがちょうど良いなぁ。酔うことを除けば結構良くできたゲームだったと思う。何箇所か難しいポイントがあるんですが、どれもしばらく試行錯誤していれば自然と先に進めるくらいの難易度で。
ただ、ステージ間に挿入されるムービーや音声で説明されるストーリーはごく一部で、結構大事な情報がステージ中に無線の形で聞こえてくる、というゲームスタイルのせいか、エンディングまでたどり着いても結局どんな話だったのかがいまいち分からず(笑。アクションしてるときに悠長にセリフなんて聞いてられないですよ〜。クリア後にストーリー的に重要なシーンだけを自動的に再生して見せてくれるような「ムービーモード」のようなものがあれば良かったのになぁ。
全天候型電動アシスト自転車、なんですが、詳細ページの方を見てみると、
2次電池は,回生エネルギ以外に人力とルーフに搭載した太陽光発電装置によって充電する。AC電源には対応しない。これは,AWTTの開発コンセプトの中に「体力増強・健康保持」「地球環境に無負荷」という項目があるためという。パーキングブレーキを引いてペダルをこぐと,変速機が負荷に応じてシフトチェンジする制御システムを搭載。トレーニングマシンとして使いながら充電するといった使い方を想定しているようだ。
なんて記述が。うーん、潔い。フィットネスクラブのエアロバイクを常々エネルギーの無駄だと感じていた僕から見ると、実に素晴らしい仕様だと思います(笑。
写真を見ると、リカンベント・スタイルみたい。自転車、とはいいつつ、ほとんどバンク出来ない構造なのかな?今はまだ 70 万円くらいするみたいでとても買えませんが、そのうちに安くなったりするかなぁ。オランダの自転車バス1みたいに家族みんなで乗れるようなファミリータイプもあったらいいのに<無理(笑。
Olympus の新しいデジタル一眼レフカメラ、E-300 がなんとなく気になっています。ほんとに「なんとなく」で理由は全然ないんですけど…。
それにしても、もうすぐ発売日のこの時期になってもサンプルの一枚も出てこないのにはちょっと親近感を覚えてしまうゾ(笑。
早瀬耕さんの本。ねおんさんに借りました。2つの世界の、認知工学を専攻する主人公とその恋人のお話。ねおんさんの予想通り、僕のツボにぴったりでした。本の帯にも、「わたしにとって、無限はあなたよ」とか「恋人たちがのびやかに愛を語りあう。」なんて書いてある(笑。あっという間に読んでしまった。
実は他にも「ハイパーワールドで」とか「仮想現実感小説」とか帯にはいろいろ書いてあって、それはきっと 1992 年というこのお話が書かれた時代にこの本のような発想は目新しくて、あまり親切とは言えない本の内容をちょっとでも補完するつもりで当時の編集者がつけたのでしょうが、2004 年の今読んでみると、本の内容は古びれていないのに、帯の言葉の古さが際だっていてちょっと面白いと思った。
養老先生が「脳化社会」と呼ぶこの世の病理が進んできたからか、この本の主人公が感じるようなテーマは最近いろいろなところで目につきますね。こないだ読んだハルヒもそうだし、「万物理論」もそう。「審判の日」の中の「闇が落ちる前に、もう一度」もそうです。たまたま僕がここのところ読んでいた本たちとのこの文脈の一致はなんなんでしょうか。10 年以上前に書かれたお話なのに「古びていない」と感じたのは、そんなところにも原因があるのかも。
「無限」の話、「天動説/地動説」の話、「数字の色」の話、何だかごく最近にも話題になっていたような話がいっぱいつまってて、すごく面白かった。細かな表現にはさすがにちょっとこっぱずかしくなるようなところもあるけど1、書かれていること全体のクオリティは 10 年以上も前に、20 代の作者が書いたお話とはとても思えないです。
あいかわらずデカレンジャーは面白い。前々回の「レクイエム・ワールド」の回なんて、むちゃくちゃ凝った作りでしたよ (ウメコ大活躍だったけど、うさどんちゃんと見れたかな?)。前回が 40 話だったから、後 10 話でおしまいですね。うーん寂しいような、楽しみなような…。
先週末は有葉の小学校の学習発表会 (昔の学芸会ですな) で、例によって僕はビデオ撮影係。体育館の一番後ろに他のおとうさんと一緒にすずなりに並んで撮影してきました。ビデオは普通のカメラと違って永い時間構えていなきゃダメで、ちょっと古い我が家のビデオは結構重くて、おかげで手が筋肉痛に。手ぶれもひどい(笑。そろそろ三脚の導入をマジメに考えなくては…。
ところでそうやってビデオを撮影中に、液晶ファインダーからふと視線をあげて裸眼でステージ上の有葉を探そうとしたんですが、いつまで経っても目のピントが合わずに非常に難儀しました (結局最後はあきらめた)。ここのところ目を酷使してるからかなぁ、とちょっと反省。会場が暗かったせいもあると思いますが、僕の目の AF はデジカメにも劣るなぁ、と思った(笑。皆さんどうやって対処してるんでしょうね。
日経のリーク記事っぽいのでどこまで当てになるのかわかりませんが、いよいよ iTunes Music Store 日本版が来春から始まるかも、というニュース。
ところでこれまで iTMS が日本で始められなかったのは、iTMS の利用する DRM、Fairplay が CD-R への無制限書き出しを許可しているからだ、と言われていました。先日も、「Mora、音楽CDへの書き込み(CD-DA化)を1曲あたり10回まで許可」なんてことがニュースになったりしてましたが、CD-DA にした時点で何の DRM もかからなくなるわけで、オリジナルからのコピーを 10 回に制限しても何の意味もないと思うんですけどね。コピーのコピーを作ればいいだけから。∴実質 iTMS への障壁はなくなった、ってことだった?
個人的には、そもそも iTMS などの配信サイトから得られるのは AAC や WMA、MP3 等圧縮劣化フォーマットによる音源なわけで、そんなものはいくらでも CD-R に焼いてしまえ、と思う。CD という規格が出来てはや 20 年、ここらでもう音楽配布メディアとして CD は捨てて、ユーザ向け低コスト媒体、かつてのカセットテープのようなものとして位置付けるべきなんじゃないでしょうか。新譜は高音質な SACD or DVD か、圧縮劣化な配信でのみリリースすると1(http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0408/27/news052.html)。]。SACD や DVD にはいちおうコピーガード機能がありますから、高音質で保存性が良く、綺麗なレーベルもついているコレクターズアイテム的なものとしてそれなりに売れるんじゃないかしら。そして、高音質版、圧縮劣化版どちらからも、CD-R へのコピーはもう無制限 (ただし高音質版は同録されてる CD 音質版か、アナログ経由のコピーになる)。もうそんな感じで良いと思うんだけど…。
晩御飯を食べながら、PSX で録画しておいた「日本音楽コンクール本選ピアノ部門」を見ていたら、1位の人がラフマニノフのピアノコンチェルトの2番を弾いていました。
僕はそれまで聴いたことなかったんですが、すごく良い曲だなぁ…と思っていると、突然 Eric Carmen の「Never Gonna Fall In Love Again」のテーマが出てきてびっくり!ラフマニノフのこの曲がモチーフになってたんですね。「Never〜」は昔からすごく好きな曲で2、今でも時々聴いたりしていたのでとても驚きました。
グーグル先生に聞いてみたところでは結構有名な話みたい。他にも「All By Myself」(これも好きな曲!) もラフマニノフの交響曲2番をモチーフにしているのだそうな。今までほとんどノーチェックだったけど、俄然ラフマニノフに興味が湧いてきたぞ…。
2005/10/05 追記。上のピアノコンチェルト2番とシンフォニー2番はそれぞれ逆でしたね。弟に CD もらって聞いてみてやっと気が付いたよ…。
ここのところ、つくづく音楽との接点が少なくなったような気がします。TV もニュースと見たい番組を録画してみるだけ、以前の会社では仕事中常に音楽がなっていたんですが(音楽系の会社だったからか?)、今はキーを叩く音だけ。録画して積極的に見ようとする音楽番組はあれど、そうやって能動的に見ようとするものは大抵それまで自分が聞いてきた音の範疇に収まってしまっていることが多く、新しい音楽との出会い、というものはほぼ皆無です。
みんなはどうやって音楽との接点を維持しているんだろう?インターネットにも、エキサイティングな新しい音楽に出会える刺激的な音楽ポータル1、のようなものがどこかにあるのかな?
会社でネットラジオを聞く、あたりが落としどころかなぁ…。そういや iTunes Music Store Player はちょっと面白いと思った。
書かれている内容は個人的にかなり興味深いことながら、どうしてこのような記事が今 ITmedia に掲載されるのかがさっぱり分からん。「複雑系」やら「総合論」やらのブームが去って、一過性のものとして忘れ去られてしまうのが恐いのかな?野村総合研究所の人、ってのはときどきこういうアカデミックなことを言うのが単に仕事、ってこと?
ITmedia の「対談 小寺信良×津田大介(最終回)――著作権問題に、解決の糸口はあるか?」において、本題ではないのですが、小寺さんが「リアルタイム視聴というものがどんどんなくなっていく」とおっしゃられているのを読んで、まったくだなぁ、と思うことしきり。
我が家でも PSX を購入してから、リアルタイムで見ているのはもっぱらニュースと一部のスポーツ中継 (F1 とか) くらいになっています。それ以外のほとんどの番組は、(たとえ生で見ることが出来たとしても) 大抵 PSX で録画してから見ていますね。子供達は特にそうです。最近では生で見ていると CM が飛ばせなくてすごくうっとうしく感じたり(笑。
今は放送を録画してみる、いわゆるタイムシフト視聴ですが、HDD レコーダの EPG 並の手軽さでコンテンツを眺めて選択できるようになったら、放送にこだわらずオンデマンドで見たいコンテンツが見られればそれに良い、って感じになりそうな予感。小寺さんも危惧されてますが、今の「放送局モデル」から一歩進んだそういう時代に対応できるビジネスモデルを作ってかないとマジでヤバいんじゃないかなぁ…。
この一連の記事は本題もとても面白かった。小寺さんと言えば、新潟にボランティアに行かれたりしていたのですね。すごい。
グレッグ・イーガンの長編 SF。日本では先月発売されたばかりの新刊ですが、原作が書かれたのは「90年代 SF 傑作選 (下)」に収録されている「ルミナス」や「祈りの海」、「しあわせの理由」よりも前、1995 年の作品なのだそうです。
ネタばれすると怒られそう (誰に?) なので詳しくは書けないんですけど、あとがきにも書かれている通り、「長編数冊分」のアイディアが惜しげもなく投入され、いつものイーガンらしい大ネタ炸裂!な本書。「宇宙消失」や「順列都市」が楽しめた人ならば楽しめること間違いなしでしょう。なお、原題は「DISTRESS」(遭難、と訳されています) で、万物理論 (Thoery of everything、TOE) ではないんですよね。
前2冊の長編が心から楽しめたわけではない僕も、この本はかなり面白かった。メインとなるアイディア、テーマ以外にも「二つの H」に関する話、「ジェンダー」に関する話1など、非常に興味深く、考えされされるテーマがたくさんあって、素晴らしく密度の濃い物語となっているように思いました。メインアイディアよりもむしろそちらの方が楽しめたくらい。
この本とかこの本を読んでおくとさらにグーかも。ちなみにあとがきでは、そのものずばり「万物理論」という本もあげられたりしています。