bird「季節へのまなざし」

「季節へのまなざし」

季節へのまなざし 近々、もしかすると歌う機会があるかもしれないのでアマゾンで購入。アマゾンって、楽譜の場合作曲者も作詞者も何にも出てないんですね。えらい不親切だなぁ。

こちらのコメントで僕や aeterna さんが言っている「キセマナ」というのがこの曲集のことで、合唱をやっていた人にとっては結構有名で人気のある曲集です。伊藤海彦作詞、荻久保和明作曲。

早速、家でぽろぽろと音取り。ちょっと歌ってみて分かったのですが、僕はどうもこの曲歌うの初めてみたい。演奏は何度か聴いたことがあるんですけどね。

そんなこんなに影響されてか、今朝、会社へ行くために家を出、晴れた空を見ていたら、同じ荻久保さんの曲の「めざめれば夏」1のメロディ (あの、ライラライ ライライ ライラライ…というヤツです) が頭をグルグル回り始めました。「忘れられた海」とか「海を抱く」とか、そういえば僕が高校生の頃はこちらの方をよく歌っていたんだっけ。「キセマナ」は当時難しくてなかなか手が出せなかったんだった。真夏の音楽室でみんなで「ライライ」吼えてたのが懐かしいです。

bird京王線, 使い捨てコンタクト, GNOME(2)

京王線

昨日の会社帰り、いつものように新宿始発の急行に乗って出発を待っていると、「冷房を入れますので冷房に弱い方は弱冷房車へ〜」というアナウンスがありました。
ふーん、と思っていると、突然、超ホコリっぽい風がブハーッと車内に!ゲホゲホ、冷房使い始める前に掃除くらいしてくれよ〜。頼みますよ〜。
さらに電車が出発してしばらくすると、シートの下からムワーッと熱気が!おいおい、暖房ついてるじゃん!冷房と暖房を同時に稼働させることにいったいどんな意味が?!これがいわゆる頭寒足熱?<チゲー。
というわけで、昨日の京王線はなんだか少し変でした。

使い捨てコンタクト

ボーナスが出たので、傷だらけになってしまっていたあゆみさんのメガネを作り直すことにしたついでに、ちょっと興味があった使い捨てコンタクト1についてもお店の人に聞いてみました。使い捨てコンタクトを使い始めるにあたっては、目医者さん他に検眼してもらった後、目に合うコンタクトレンズを買うだけで使えるのだそうです。その眼鏡屋さんでは 30 回分の使い捨てコンタクトと合わせて 7,000 円弱で使えちゃうのでした。
ネット通販で探すと 30 回分で 5000 円以下で買えるところも結構あるみたいで、あゆみさんのように「普段はメガネ、気合いが入っている時はコンタクト」という人にとってはかなりリーズナブルかも2。落としたり流したりしても気にしなくて良い、というのも精神衛生上大変良いです。

GNOME(2)

GNOME に乗り換えて 10 日ほど経ちました。操作感や画面デザインなどは総じて満足なんですが、メモリ消費量が KDE よりも多い感じ。自宅のメインメモリが 320Mbytes しかないマシンだと、結構厳しい状況になることも。これはしょうがないのかな…。

birdRevolution 登場!, smbclient

Revolution 登場!

任天堂からも次世代コンソール「Revolution」がお目見え。ただし詳細なスペックや噂のコントローラなどは発表されず、次世代機の中ではもっともスリムな本体デザインと、次世代機向けネットワークサービスが発表になった程度でした。E3 での Microsoft、SCEI とのガチンコ勝負を避けてきた、ってことでしょうね。今年年末商戦までを見てもまだまだ時間はありますし、ここでガチンコせずともいくらでも牽制する方法はありますから、あえて外してきた、というのはなかなか賢明な判断なのかも。
ところでそのネットワークサービス、なんとファミコン時代からのソフトを全て使えるようにするという野心的なものです。ただし、本当の意味での「全て」ではなくて、たぶん任天堂と、一部の賛同してくれたメーカーのタイトルのみにならざるを得ないのでしょうね。ファミコン時代に雲霞のように作られたクソゲー群までそろえるとなると大変すぎますから…(^^;。

smbclient

我が家の2台の PC は、あゆみさんが普段使っている VAIO 上の重要なデータと、僕が使っている ThinkPad X20 上の重要なデータを、互いに持ち合うことでバックアップするようにしています。
そのために利用しているのが samba に含まれる smbclient (とその wrapper の smbtar) なのですが、最近どうも通信がうまくいかず、メモリを食いつぶした末に kernel に kill される、という状況なようです (21:00 頃このページが重いのはそれが原因)。
Debian sarge のバグだろうなぁ。そのうちに直るといいな。

birdP L A Y S T A T I O N 3 登場!, コンパクト HD ハンディカム登場

P L A Y S T A T I O N 3 登場!

全部大文字表記になったんですね。詳細な感想その他は帰宅後に。とりあえずツッコミしたい人はこちらへ!
ふぅ。今帰宅しました。会社で GameSpot (US) の Press Conf. ストリーミングビデオ (2時間) を全部見ていたりしたので仕事が遅くなってしまった(笑1。PS2 の時に出てきたアヒルさんがまた出てきて…という展開のテクノロジーデモに笑い。その後の爆発のデモや実際のゲームのプレビューを見ていて、ごく自然に物理シミュレーション的な技術が盛り込まれていることに感心しました。
ハード自体のインパクトは弱くとも、Xbox Live! によるコンテンツ・ダウンロードその他ソフトウェア、アプリケーション的な魅力を全面に押し出した Microsoft に対して、SCEI は大人げないほどのハードウェア・スペック強調式の発表でしたね。Microsoft が始めた技術的にはあまり意味があるとは思えない「システム全体の浮動小数点演算性能」も CPU 単体の性能もスッキリ2倍でお返し。CPU といえば社長の「美学」を曲げても歩留まりを優先したところはなかなか現実的ですね2。いやしかし、ひさびさに興奮させられました。今時コンピューティング・パワーだけ高くしてどうするんだ、という冷静な意見があることは知りつつ、やっぱりああいうスゴいデモを見ると胸が高鳴ります。EYETOY カメラを使ったテクノロジーデモとか、とても面白そうだったなぁ。あのブーメラン型新型コントローラにも何か隠し球があることを期待したい。
ちょっと驚いたのは、今日の段階であれだけ多くのデモ映像が用意出来ていたこと。中にはプレイアブル出展されているものもあるみたいだし、なんだかんだ言ってそれなりに開発は進んでいるのかしら?来年春、というスケジュールならばそれほど無茶ではないのかな?パーツのコスト計算は3年くらい先に行ってる感じだけど(笑。あれだけのハードウェアを普通に値付けするととんでもないことになりますよねぇ。Xbox が安売り競争を仕掛けてきても、当面は乗らない/乗れないだろうなぁ。
なぜか 3 ポートもある Gigabit Ethernet に USB2.0、そして 802.11b/g に Bluetooth、果ては MS/SD/CF メモリーカードスロット搭載。HDD を内蔵することも出来るようだし、相変わらず初代機はインターフェイスてんこ盛りです (HDMI 端子まで2つもある!標準でデュアルディスプレイ対応らしい)。PS2 時代と決定的に違うのは、PSP を始め DLNA 対応機器など家庭でも接続することに意味のあるデバイスが増えてきていること。その辺をしっかり見据えて、たくさんあるインターフェイスを有効に使うことが出来れば、また新しい存在感を示すことが出来るカモ。
今日の段階できちんと PS/PS2 との互換性をうたってくれたのも個人的にはポイント高し。我が家では、相変わらず PS 用ソフトも結構な稼働率なんです。10年来の名作ソフトがちゃんと全てプレイ出来るのはこれまでのプラットフォームでは実はありそうでなかったことです。地味にありがたい。
そういえば CD/DVD から Blu-ray に至るまで、12cm 光ディスクは全て網羅する勢いの対応メディアはスゴイですね。SACD にまで対応している(笑。しかしそれでも DVD-RAM と DVD-Audio には対応してないところが、Sony のささやかな主張なんでしょうか。
夕飯が出来たそうなので、とりあえずここまで。乱文失礼!

コンパクト HD ハンディカム登場

PS3 の陰に隠れてしまった感じですが、コンパクトタイプで 1080i 撮影が可能な HD ハンディカムも登場しています。大きさ的には僕が使ってる Digital8 方式の昔のハンディカムと同じくらいだな(笑。

birdXbox360 (2), 雹だ!!

Xbox360 (2)

ソフトウェア制作発表会の様子。こういうのはいいですね。ゲーム業界の人たちは、もっともっといろいろ発言するようにした方が良いと思う。映画や音楽に比べると、ゲームはまだまだ作っている人の顔の見えないコンテンツだと思います。それは任天堂式の「ゲームはおもちゃの延長」というような発想もせいもあるのでしょうし、場合によっては合議で作られ主立った顔と呼べる人がいないから、ということもあるのでしょう。でもそろそろ、ゲーム業界の人も自分の名前という究極の看板を背負って真っ正面から勝負すべきですよ。大手パブリッシャーの傘の下、無名のクリエイターがそこそこのクオリティの続編ゲームを作って日銭を稼ぐ、なんてモデルばっかりじゃこれからの発展はあり得ない。時にはそこから飛び出して、自分の名前を正面に出して売り出す人が続々現れてくるような業界にならないと。そういうダイナミズムを生み出すにはどうすればよいか、プラットフォームホルダーは真剣に考えないといけません。今回、マイクロソフトはそういうところで結構一生懸命やっているようで、ちょっと期待出来るのかもしれません。
そうそう、昨日、HD 出力がゲーム Only じゃもったいないかも、と書きましたが、Xbox 360 には Windows Media Center Extender 機能が標準で組み込まれており、いわゆるネットワークメディアプレーヤとして HD 出力をすることが可能なんですね。なかなかイイかも。
そういや、さっそく勘違いした記事が。Xbox 360 のリリースの中に、「システム全体の浮動小数点性能: 1TFLOPS」という項目があるのですが、これは CPU から GPU、その他もろもろまでぜーんぶひっくるめた数字であって、CPU 単体での性能は後藤さんの記事の通り 115.2GFLOPS が正解です。なるほど、技術的にはあんまり意味があるとは思えないあの「1TFLOPS」という値の発表には、こういうミスを誘う意図があったのか…とちょっと思った(^^;。

雹だ!!

15:00 過ぎにそれまで晴れていた空がにわかにかき曇ったかと思ったら、ゴロゴロと雷が。夕立が来るのかと思って洗濯物を取り込む準備をしていたところ、「カンッ!」とパラボラを叩く音。あゆみさんが「あ、降ってきた」と外に出てみると、なんと直径 1cm くらいの大きな雹がたくさん降り始めていました。こんな雹を見たことがないよ、というあゆみさんと、子供達といっしょにしばらくベランダで大騒ぎ1。雹は地面を埋めかのような勢いでドカドカ降っていましたが、そのうち雨に変わってしまって、すぐに融けてしまいました。残念。

birdXbox360 登場, HyperThreading の危険性

Xbox360 登場

マイクロソフトから、次世代ゲーム機「Xbox360 (エックスボックスサンロクマル、と読むのが正式らしい)」が登場しました。ほぼ事前の噂通りのスペックで、意外な点といえば標準でワイアレスコントローラな点や HDD 搭載モデルがやっぱり用意されていたらしいことくらいでしょうか (メインメモリが 512Mbytes だった、というのも少しサプライズ?)。

もちろん各所が大幅にスペックアップしていることは間違いないのですが、機械としての位置づけは PS2 や初代の Xbox といった現行コンソールと特に大きな変更はなく1、僕としては意外にストイックなマシンに感じました。「ソフトで勝負!」という姿勢はソフト屋マイクロソフトらしいと言えるのかも。黒く挑戦的なデザインの初代機から、白くスマートでメジャー感のある次世代機、という流れを見ると、どうもセガサターン→ドリームキャストの記憶がよみがえってきてしまうんですけど(^^;、ソフトやサービスにもメジャー感、存在感を示すことが出来るかどうか、まさにこれからが勝負な気がします。US ではメインストリームどんぴしゃりなソフトラインナップを作れそうですけどね…。

ソフトといえば、現時点で公開されているそれらはそれほど見た目にはインパクトを感じられず、今の Xbox と変わらないじゃん?と感じている人も多そう。中には「さすが次世代機!」と感じられるものもありますが、そういうものにしてもハイエンド PC のゲームと比較してしまうと似たようなもの2。大きな HD ディスプレイに表示し動いている画像を見てみないことには、その真価ははかれないのかもしれません。

来週の E3 では、いよいよ次世代プレイステーションや任天堂の次世代機に関しても何らかの情報が出てくると言われています。10 年前のプレイステーション vs セガサターンの頃のように盛り上がるといいなぁ。

そうそう、MTV で放映されたお披露目番組は最低の番組でした。新しいマシンに対する情報はほとんどなく、といってイメージ優先なのかというとそういう面でも非常にショボい出来。あの番組を見てワクワクドキドキ出来た人は一人もいないんじゃないでしょうか。「すげーよすげーよ」と TV の中の人に言われても、「へー」くらいにしか思えん。

今まさにかぴのすけからツッコミが。

で、XBOX360だが旧機種互換は無理やりやってくるんじゃないかと思うわけだがどうか。
VirtualPCを買収したのはこれへの布石だったんだよ!な、なんだってー?!

かぴのすけのツッコミより引用

「な、なんだってー?!」が流行ってますな(笑。VirtualPC に関する話はなかなか説得力があるけど、初代 Xbox の場合 nVidia の石のエミュレートが結構難しいらしい、って聞いたよ。会社で話してたんだが、いっそ互換をとらないでその代わりに初代 Xbox を安く売る、というのもアメリカ的にはアリなのかもしれないなぁ、と思った。日本ほど設置スペースとかそういうことに神経質にならなくても良いみたいだし…。何にせよアメリカではそれなりに台数出ているわけで、互換性に関してはそのうち何らかのコメントが出るでしょう。ちょっと楽しみ。

HyperThreading の危険性

セキュリティホール memo ML で、HyperThreading による情報漏洩の可能性についての情報が流れていました (上記リンクから始まるスレッドです。認証ダイアログのユーザ名、パスワードは両方とも archives と入力してください。メッセージをよく読めば分かりますけどね)。特別な対処を行っていない OS では、軒並み「HT をオフにせよ」というアドバイザリが出るかもしれない、という話。おいおい。ほんとだとしたらかなりのオオゴトだぞ…。

birdVMware と esd/artsd, バムとケロ

VMware と esd/artsd

VMware を KDE や GNOME といったデスクトップ環境上で利用していると、VMware がサウンドデバイス (/dev/dsp) を占有的に利用しようとするためにしばしば困った事態になることがあります。esd や artsd といったサウンドサーバ1がいる場合、たいていそれらのプロセスがデバイスを占有しているため、VMware 側からはサウンドが出力できない、ということになってしまうのでした。VMware は setuid されたプログラムなせいか、esd/arts が備える非対応プログラム用 wrapper スクリプト (esddsp、artsdsp) も効きません。
もうずいぶん前にいろいろ挑戦したんですがうまくいかずほったらかしていたところ、昨日 VMware のサポートでこんなページを見つけました。このページの記述は version.3 と version.4 以降に関して書かれていますが、僕が使っている VMware5 でも version.4 向けの方法が無事使えました2。ご参考までに。

バムとケロ

バムとケロのにちようび 「バムとケロ」シリーズという絵本があります。島田ゆかさんという方の書かれた、バムという犬とケロちゃんというカエルの出てくるお話で、ちょっと見たところあんまりかわいくないバムとケロちゃんなんですけど、ほのぼのしたお話と、そしてなによりとても緻密に、丁寧に書き込まれた絵が楽しい絵本です。ウチの子どもたちも大好き。結構人気もあるみたい?

ところでこの「バムとケロ」シリーズ (それから姉妹編とも言える「ガラゴ」シリーズ) には、あひるのカイちゃんやプルドちゃんといった名前の出てくるキャラクター以外にも、小さい犬や耳が三本あるウサギ、イモムシといったいつも出てくるキャラクターがいます。話の本編とは別に、彼らがどんなことをしているのか見るのがまた楽しかったりするのですが、彼らの名前についてはまったくの謎で、唯一小さい犬くんに関しては、「バムとケロのおかいもの」の中で、「ヤメピのすべて」という本が登場することから、どうも「ヤメピ」という名前であるらしいことが分かっただけでした。

ところがこのあいだ、有葉が「耳が三本あるウサギは『オジギ』って名前だと思うよ」と教えてくれたのです。僕は全然気が付かなかったんですが、有葉によると、「うちにかえったガラゴ」の裏表紙の裏 (って、本当はなんて言うんですか?) でガラゴが自分の家の郵便ポストを開いている場面で、耳が三本あるウサギのシールの貼られた手紙に、小さく「OJIGI」と書いてあるのだそうです。へー、こんな細かいところによく気が付いたねぇ!

bird「だれも知らない小さな国」, ネットプリント, KDE から GNOME へ

「だれも知らない小さな国」

だれも知らない小さな国 佐藤さとるさんの本。ある人のブログで紹介されていたことがきっかけで読んでみようと思いました。主人公の「セイタカさん」が小さい頃からとても大切に感じていた小山にまつわるお話。「セイタカさん」が小学生の頃のエピソードである前半部分はまだ太平洋戦争前の話で、セイタカさんが働きだしてからの後半部分は戦後、昭和 30 年頃のお話のようです。

戦前の話、なんですが、僕が子どもの頃もしょっちゅう野山を駆け回るようにして遊んでいたからか、セイタカさんの小学生時代の遊びはなかなか懐かしかった1。それにセイタカさんが小山に関して感じる気持ちも、なんとなく分かるような気がしました。山で遊んでいて、ふと木がひらけたような、不思議な場所に行き着くことってありますよね。今思うとちょっと神秘的な感じの。

セイタカさんの小山に対するひたむきな情熱、成長し一時はほとんど忘れてしまったのに、戦争で焼け野原になった街をみてふと思い出してしまうような位置を心に占めているもの、それはとても良いものだと思いました。僕もそういうものをちゃんと大事にしていきたい、というか。

この本は「コロボックル物語」というシリーズの1冊目なのだそうです。そのうち続きも読みたいな。

ネットプリント

こないだ姪っ子2の零ちゃんといった多摩動物公園の写真を彼女にあげようと、新しいデジカメを買った時にもらった無料お試し券を使ってネットプリントしてみました。ショップはカメラのキタムラです。中身は富士フイルムみたい?
できあがった写真は普通の (いわゆる銀塩の) それと全く区別が付かなくて、とても綺麗でした。面白かったのは、PC の画面上でピクセル等倍で見ていると「あーピンぼけだ」「手ぶれしちゃった」と思っていた写真のほとんどが、L 判プリントではほとんど気にならなかったこと。ピクセル等倍での写りにこだわりすぎるのもなんだかアホらしい気がしました。

KDE から GNOME へ

自宅で普段使っている Debian GNU/Linux では、2001 年秋にアンチエイリアスな環境にあこがれて KDE へ移行してから、これまでずっと KDE を使い続けてきました。

でも考えてみると、今主に使っている Firefox も Thunderbird も GTK2 アプリケーションだし、特に KDE に特化したものは使っていないのですよね。こないだ買った ATOK17 for Linux も GTK アプリケーションで、QT よりは GTK との相性が良い感じ。

QT アプリケーションである Opera 8 をダウンロードして試してみたところ、なぜか現行 sarge 環境だと非常にに不安定で使い物にならず、フォントの感じも変だし日本語入力もイマイチだし、というのが最後の一押しとなって、えいやっと実に4年ぶりに GNOME に戻してみました。

sarge の GNOME は 2.8 らしく、僕が最後に使っていた 1.4 の頃とは雲泥の差ですね。Debian の設定では、デフォルトでパネルが上下2カ所に表示され、上側にアプリケーションメニューや時計、ウィンドウ・セレクタ、下側にタスクバーやデスクトップセレクタが並んでいます。KDE でも Windows と同様に画面下側にタスクバーを置くというスタイルでずっと使ってきたので最初ちょっと違和感があったのですが、よくよく見るとこれってむかしの Mac OS のファインダーと同じレイアウトなのですね。上側パネルの右端にウィンドウ・セレクタ、その隣にヴォリューム・コントローラ、さらにその隣に時計があって、右端に林檎マークの代わりに GNOME の足跡マークがあって、その隣に文字ベースのメニューがある。さすがにコンテキストによってメニュー内容が変わったりはしませんが、KDE がずっと Windows clone 路線で来ていたせいか、なんだかとても新鮮でした。

bird「アインシュタイン伝」, 花

「アインシュタイン伝」

アインシュタイン伝 ご自身も数学者である矢野健太郎さんにより書かれた、アインシュタインの伝記です。今年 2005 年はアインシュタインが特殊相対性理論他3本の論文を発表した「奇跡の年」1905 年からちょうど百年にあたるため、各地でアインシュタインの業績を偲ぶイベントが催されているのだそうな。この本が平積みになっていたのもたぶんそういったことが理由でしょう。

伝記、といっても、アインシュタインと彼を取り巻く人の人間ドラマを綿密な調査により深く掘り下げた…というタイプの本ではなくて、かといってアインシュタインの理論に注目し過去の理論との違い、その理論の巻き起こした波紋を追う…というタイプの本でもなく、アインシュタインのいたプリンストン高級研究所で2年間ともに研究した矢野先生が、尊敬し憧れるアインシュタインの一生を、大きな共感をもってまとめた本、という印象です。矢野先生ご自身が研究者であるためか、人間ドラマと物理理論の比重で言えば若干後者の方が丁寧に書かれている印象がありますが、僕のような一般人が読んでも十分分かるよう易しく書かれています。

僕としては、一般相対性理論発表後のアインシュタインが、いったい何を考えていたのかにもっと細かくふれられていると良いと思いました。有名な量子論を巡るニールス・ボーアとの論争とか、統一理論に対するアインシュタイン自身の紆余曲折と、そこから現在の理論物理学がどのような道を経てきたか、などです。この辺のことが詳しく書かれた本、ってあるのかしら?

近所に咲いていたかわいい花。なんて花だろ?

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