白糸台駅, Debian sarge の Firefox, 「黒猫の三角」
白糸台駅
ここのところちょっと用があって西武多摩川線1の白糸台駅をよく利用しています。駅員さんに切符を手渡し (さすがに改札はハサミではなくスタンプですけれども)、線路を渡ってフラットなホームへ向かうその昔ながらの駅の形や、周囲ののどかで静かな環境など、この駅の雰囲気はとても好きです。
Debian sarge の Firefox
最近、sarge の Firefox に脆弱性が発見されてすぐアップデートされたんですが、それ以来非常に落ちやすくなってしまって難儀しています。新しいタブを開いてそのタブを閉じるだけで確実に落ちます。相性の悪い拡張機能があったりするのかな?
追記。いったん $HOME/.firefox や $HOME/.mozilla/firefox を削除 (移動) してから起動し、改めて最低限必要な拡張機能 (All-in-one gestures) だけを入れてみたところ、タブを開いて閉じるだけで落ちることはなくなりました。しばらくこれで様子を見てみよう…。
「黒猫の三角」
森博嗣さんの本。犀川先生&萌絵ちゃんが主人公の「SM シリーズ」ではなく、落ちぶれた貴族令嬢の瀬在丸紅子が主人公の「V シリーズ」の一作目なのだそう。ほんとは SM の4作目を買いに行ったんですが、近所の本屋には置いていなく、仕方なくこちらを買ってみました。
メイントリックはそれほど大掛かりなものではなく、「すべてが F になる」や「そして二人だけになった」のようなノリを期待しているとちょっと肩透かし感があるかも2。いろいろな情報の出し方も、(あとがきの人も「アンフェアの香りが…」と書いてましたが) ちょっと雑な感じがしました。
それにしても、相変わらず森さんの小説の野暮ったさはすごい。まず登場人物の名前がすごい。主人公「瀬在丸紅子 (せざいまるべにこ、と読む)」を初めとして、保呂草潤平 (ほろくさじゅんぺい、と読む)、小鳥遊練無 (たかなしねりな、と読む) に香具山紫子 (かぐやまむらさきこ、と読む)、根来機千瑛 (ねごろきちえい、と読む) ですよ。名前の読み方を覚えるだけでも一苦労。そして保呂草さん達が住むアパートの名前が「阿漕荘 (あこぎそう、と読む)」。名探偵コナンのように何か元ネタがあるのかなぁ?
さらに主人公が落ちぶれた貴族令嬢でしょっちゅう「まるで人形のような」というような形容詞が出てきちゃうような人だし、小鳥遊くんは女装癖があって声が高くて本当にかわいい男の子だったり、根来じいさんは紅子さんの前では絵に描いたような執事ぶりだったりと、もー大変です。