bird多忙

多忙

なんだかいろいろと用事が重なって、ここのところは目の回るような忙しさ。この調子が来年夏まで続くのかと思うと今から憂鬱だよ…。
とりあえず休日を毎回つぶされちゃってる用事は今月中くらいには片付く予定なので、その後は多少楽になるのかしら。いや、しかしその後はまた…むにゃむにゃ。
あっちゃこっちゃに不義理をしていて申し訳ないです。忙しい中でも心の余裕を持たないとね。

bird「ドゥームズデイ・ブック」, 花火, 「立喰師列伝」映画化?!

「ドゥームズデイ・ブック」

ドゥームズデイ・ブック 先日読んだ「犬は勘定に入れません」と同じく、コニー・ウィリスさんの本。「犬は〜」のところでも書きましたが、ダンワーシイ教授の出てくる同じシリーズものでありつつ、「犬は〜」がコメディだったのに対しこちらは悲劇。14世紀と21世紀で起こった伝染病蔓延の恐怖が、中世史研究者キブリンとそのチューターを引き受けたダンワーシイ教授の視点から平行して描かれています。

タイムトラベルものとしての基本的なシステムは「犬は〜」と同様で (というかこちらの作品の方が先)、「ネット」と呼ばれるタイムマシンがあり、「ネット」を用いたタイムトラベルにおいては、パラドックスはそもそも許容されません1。物語の初めからいくつもの謎が投げかけられ、その謎をめぐる序盤の緊張感と対照的な中世の人々の生活、また中盤過ぎにその謎が解明されてからの怒涛の展開はさすが。僕は「犬は〜」を読むまで知らなかったんですが、著者のコニー・ウィリスさんはルグィン、ティプトリーに続く現代 SF 界で最も重要な女流作家なのだそうで、ここ最近ヒューゴ賞やネビュラ賞といった SF 界の各賞を総なめにしているとか。その割には日本での知名度はあまり高くないような気がするけど、僕が SF に疎いだけかな?

この本を読んで、「悲劇」を描いた作品を読むのは実は久しぶりなのかもしれない、と改めて思いました。この本は悲劇だけれど、お涙頂戴路線というわけではなくて、適度にユーモアも織り交ぜつつ、人間の生き方、「モラル」というものを思い出させてくれる本。そういう意味では、あとがきでもあったように、オースン・スコット・カードの「死者の代弁者」に近い印象を僕も持ちました。「死者の〜」は有名な「エンダーのゲーム」の続編ですが、僕は「死者の〜」の方が好き。

花火

先週の金曜日の夜、いつものように白糸台駅を降りたら、正面にきれいな花火が見えました。どこの花火だったのかなぁ。

「立喰師列伝」映画化?!

上のゲーム watch の記事ではじめて知ったんですが、押井守監督の「立喰師列伝」って映画化されるんですね。すげぇアホ映画になりそうな予感。何気に期待大かも(笑。

birdThunderbird アップデート

Thunderbird アップデート

Debian sarge の Thunderbird がセキュリティ上の理由からアップデートされました。それに伴い先日当てたパッチが外れてしまうため、改めてパッケージを作り直しました。
新しい deb パッケージはこちらです。手順は前回と変わっていません。またいつもの通り、こちらをご利用される場合は自己責任でお願いします。

birdイメージバトン〔陽光〕

イメージバトン〔陽光〕

先日の真夏のキセマナでも大変お世話になった aeterna さんから、「イメージバトン」なるものが回ってきました。一昔前の流行った「Musical Baton」のようないわゆる「バトンもの」のようで、こちらは特にジャンル、カテゴリーを限定せず、いわゆる「連想ゲーム」を行うもののようです。バトンを回す人も3人、となっていて、初期のバトンと比較するといろいろと条件が緩くなっているのが面白いですね。ゲームバトン、バイクバトンのように濃いいバトンは、ぱっ、と盛り上がってもすぐ収束してしまいがちですが、この程度緩いバトンならばゆっくりじっくり長く続くこともありそう。

さて、ネタの少ない Digitune [memo] としてはこういう話はありがたい、ということで、頑張って受けてみることにします。

aeterna さんとは?
僕の高校時代の後輩です…といっても6年 (7年?) も年が離れているため、直接同時に学校に通ったことはありません。僕が高校のコーラス部の OB 会の仕事をいろいろしていた頃に知り合い、それ以来大変お世話になっています。とても音楽の才能にあふれた方です1。FFXI 開始2年目にして僕が初めて参加したリンクシェルのリーダーさんでもあります。
回ってきたキーワード
aeterna さんから回ってきたキーワードは「東京都町田市」です。町田といえば神奈川県…なんてことを言うと殴られます(笑。最近は 109 が出来たりしたためか、「小渋谷」なんて言われているらしいゾ。
キーワードからイメージされるもの
さて、「東京都町田市」というキーワードから僕が連想したのは、暑い真夏の太陽の光、まぁ一言で言うと「陽光」です2。最近はあまり町田に行くこともなくなってしまいましたが、10代の頃はよく遊びにいっていて、そんな中で特に印象深かったのが「国際版画美術館」とその周りの公園でした。駅からはちょっと離れているんですけれども、試験休み等で学校が早く終わった時など、お昼過ぎくらいからのんびり散策…なんてじじむさいことをしていました。暑い夏の日射しはとても強くて、全てのものが強烈なコントラストで見えたことが印象に残っています。静かな野外の強烈な陽光に身をさらして頭がぼーっとしてきたところで、平日で人のほとんどいない、クーラーのガンガンに効いた版画美術館に入って閉館までのんびり見て回る。そして夕方、暖かい外に戻ると、傾いた日の光の中で子供達が遊んでいる。なんてことない風景だったと思うのですが、なぜか強烈に印象に残っているのでした。僕の中での「東京都町田市」のイメージはそんな感じです3
バトンを渡す人
さて、僕のキーワード「陽光」を渡す人は、以下の3人にお願いしたいと思います。完全アポなしなので、もしめんどくさいとか信条に反する、という場合は無視しちゃってください (そもそもこんなマイナーな場所に書かれていても気がつかないかも!)。

そんなところです。

birdバッタ君, Firefox のフォント

バッタ君

窓口にたたずむバッタ君 バッタ君のアップ 今朝会社に行く途中、通り道沿いにある宝くじ売り場の窓口 (まだ開店前なのでシャッターが降りています) に目をやると、そこにバッタ君が一人たたずんでいました。たぶんショウリョウバッタ

ちょうど都立大の斜面の草刈りをしていたから、あわてて逃げてきたところだったのかな?

Firefox のフォント

昨日、Firefox のユーザ環境をクリアしてから、最低限変更が必要な設定以外は全てデフォルトのままで利用していて (単に変えるのがめんどくさいので…)、するとデフォルトフォントは serif になります。これまではインストールするとすぐデフォルトを sans serif に変更してしまっていたんですが、serif (つまり日本語は明朝体となる) もなかなか良いですね。
しばらくこのまま使ってみようっと。

bird白糸台駅, Debian sarge の Firefox, 「黒猫の三角」

白糸台駅

白糸台駅 ここのところちょっと用があって西武多摩川線1の白糸台駅をよく利用しています。駅員さんに切符を手渡し (さすがに改札はハサミではなくスタンプですけれども)、線路を渡ってフラットなホームへ向かうその昔ながらの駅の形や、周囲ののどかで静かな環境など、この駅の雰囲気はとても好きです。

Debian sarge の Firefox

最近、sarge の Firefox に脆弱性が発見されてすぐアップデートされたんですが、それ以来非常に落ちやすくなってしまって難儀しています。新しいタブを開いてそのタブを閉じるだけで確実に落ちます。相性の悪い拡張機能があったりするのかな?
追記。いったん $HOME/.firefox や $HOME/.mozilla/firefox を削除 (移動) してから起動し、改めて最低限必要な拡張機能 (All-in-one gestures) だけを入れてみたところ、タブを開いて閉じるだけで落ちることはなくなりました。しばらくこれで様子を見てみよう…。

「黒猫の三角」

黒猫の三角 森博嗣さんの本。犀川先生&萌絵ちゃんが主人公の「SM シリーズ」ではなく、落ちぶれた貴族令嬢の瀬在丸紅子が主人公の「V シリーズ」の一作目なのだそう。ほんとは SM の4作目を買いに行ったんですが、近所の本屋には置いていなく、仕方なくこちらを買ってみました。

メイントリックはそれほど大掛かりなものではなく、「すべてが F になる」や「そして二人だけになった」のようなノリを期待しているとちょっと肩透かし感があるかも2。いろいろな情報の出し方も、(あとがきの人も「アンフェアの香りが…」と書いてましたが) ちょっと雑な感じがしました。

それにしても、相変わらず森さんの小説の野暮ったさはすごい。まず登場人物の名前がすごい。主人公「瀬在丸紅子 (せざいまるべにこ、と読む)」を初めとして、保呂草潤平 (ほろくさじゅんぺい、と読む)、小鳥遊練無 (たかなしねりな、と読む) に香具山紫子 (かぐやまむらさきこ、と読む)、根来機千瑛 (ねごろきちえい、と読む) ですよ。名前の読み方を覚えるだけでも一苦労。そして保呂草さん達が住むアパートの名前が「阿漕荘 (あこぎそう、と読む)」。名探偵コナンのように何か元ネタがあるのかなぁ?

さらに主人公が落ちぶれた貴族令嬢でしょっちゅう「まるで人形のような」というような形容詞が出てきちゃうような人だし、小鳥遊くんは女装癖があって声が高くて本当にかわいい男の子だったり、根来じいさんは紅子さんの前では絵に描いたような執事ぶりだったりと、もー大変です。

bird風雲急を告げる, リナザウのブンコビューア

風雲急を告げる

急に身辺があわただしくなってまいりました…。どうする、俺?!(オダギリジョー風)

リナザウのブンコビューア

図書館で2週間おきに本を借りていると、借りる本によっては微妙に2週間持たないことがあります (今週なんかはそういう感じ)。そういうときはしょうがないのでさっと読めるような文庫本を買ったりしていました。
そんなときふと、ザウルス君で何か読めば良いじゃないか、と思いつきました。確かザウルス君には「ブンコビューア」というアプリケーションがあったはず。調べてみると、リナザウ用のものも無料で配っていることが分かりました。それだけではなく、いわゆる PC でよく使われている略字のフォントではなく、正字が含まれたフォントまで無料で配ってくれていました。シャープったら、ザウルス上での読書を結構本気でサポートしてくれているのですね。
これらのアプリ、データをダウンロード、インストールして、青空文庫から夏目漱石の「吾輩は猫である」をダウンロードしてみて、無事読めることを確認しました。なかなか快適そう。

bird数の感覚

数の感覚

以前読んだ「虚数の情緒」にも、数を直感的に把握しておおざっぱに検討をつける能力、というのが大切、という話がありました。例えば、2^n≒10^(n/3) であることを利用すればおおざっぱに桁数を想定できるとか、二乗数を覚えておけばいろいろ計算に便利、とか。実生活では細かい部分までの完全な答えが欲しいことは滅多になくて、大きく桁を外したりしない限りはそれだけで有用なこともよくあるとのことなのです (そういえば「直感で分かる数学」にも書いてありましたね)。
というわけでそのように数をとらえることを日々心がけているのですが、先日、イギリスのショッピングサイトに載っていた商品の価格を考えようとして大失敗。99.99 ポンドって何円くらい?というのを考えるのに、本来 200 をかけなきゃいけないところ、50 をかけてしまった。原因を考えるに、以前イギリスでの PSP の価格が 199 ポンドで、日本円で 39,000 円くらい、という報道を読んだ時に、どうも「ドルの半分くらいなんだなー」というイメージが頭の中に残ったらしく、そのためになぜかポンド→円変換をするのに「100 かけて (ドル化)、それを半分にする」というロジックがぱっと出てきてしまった模様。冷静に考えると意味が分からないんですけどね…。
どうも僕はおっちょこちょいでいかんです。反省反省。

bird秋の空, 「世にも美しい数学入門」, makerss プラグイン

秋の空

秋の空 朝、会社に行こうと家を出、空を見上げると、そこにはすっかり秋の空がありました。そういえば昨日の晩はとても涼しかった。

「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われている通りだなぁ、と思いました。

追記。姉から、「『彼岸まで』とは、つまり秋分の日の頃の気候を指すのではないかと思われます。」とのツッコミが。今まで「お盆=彼岸」だと思いこんでたよ…1_| ̄|○。

「世にも美しい数学入門」

世にも美しい数学入門 数学者の藤原正彦さんと小説家の小川洋子さんの、数学の魅力について対談集です。もともと、小川さんが「博士の愛した数式」を書くにあたっての取材として藤原先生と知り合い、その後資生堂のトークショーで対談を行うことになって、そのときの内容をふくらませたものが本書、ということなのだそうです。

この本は、一言で言うと数学の魅力を伝える啓蒙書です。数学者の一般的な資質についてや、ガウスや藤原先生がどうして数学者を志したのか、というようなことにも触れられていて、数学者になりたい人にも興味深い本かもしれません。内容はとても平易に書かれているので、有葉くらいならばもう読めちゃうかも…ということで、さっそく有葉に回しちゃおう〜。

makerss プラグイン

先日 makerss プラグインを最新のものに入れ替えツッコミが入らないようにしたわけですが、ツッコミが入らないようになったのは良いとして、そこに含まれるエントリがだんだん少なくなっていくのがちょっと気になる。今では今日のエントリ2つだけの RSS になってしまった。ツッコミを含めない設定にしていても、ツッコミ量によって含まれるエントリ量が左右されたりするのかな…?

bird「白い犬とワルツを」, void 氏、mixi を強制退会処分に?

「白い犬とワルツを」

白い犬とワルツを テリー・ケイ著。少し前に、ある本屋の店員さんが「お薦め!」として紹介したところから草の根的にベストセラーになったらしく、しばらく文庫版が本屋さんでは平積みになっていましたね。前回の「犬は勘定に入れません」に続き、「犬つながり」ということで借りてみました。

物語は80歳を越えたサム・ピークがその妻を失うところから始まり、その後のサムの生活が、サムの子供達や、妻と入れ替わるように現れたまるで幻のような真っ白な犬との関わりから描かれています。人生の終幕を生きるサムはしかし、時に勇敢、時にユーモアにあふれ、妻や長年の友人達を日々失っていくことの寂しさを感じながらも、最後まで前向きに生きています。

この本はもしかすると、「死に方」に関する本と言えるのかもしれません。作者のケイさんはあとがきで、

わたしはこの『白い犬とワルツを』の材料を、わたしの目にわたしの両親の真実と映るものから得た。

「白い犬とワルツを」の「この小説を読んでくださった読者へ」より引用

と書いています。死に臨んで、こうありたい、と振る舞うことは、生きていくうちに行う以上に困難なことなように思いますが、ケイさんはご両親の姿からきっと多くを学び、それをこの本に記してくれたのだと思いました。

void 氏、mixi を強制退会処分に?

あはは。はちぽちより。void さんならやりかねないというかなんというか。僕がびっくりしたのは、彼、昔とまったく芸風変わっていないのですね。これはある意味すごいことだと思うぞ。
リンクされている日記へのコメントを見ていて思ったんですが、人って自分が正しいと信じていることを、間違いとかウソとかデマとか言われるとあっさり切れちゃうことが多いですよね。この場合の「間違い」がすっごく難しい問題とか自分でも自信がないような事柄ならばそれほど問題にならないこともあるんですが、その人が思ってもいないようなこと、小さい頃からやってきて意識すらしてないことなどだとかなりの高確率で怒り出すことが多いような気がします。ここでも問題になっていたような生活の知恵的なものとか。文字の些細な読み間違いとか。前者に関しては「自分の家族を侮辱された」ように感じてしまうのかな。
なので、実生活においてもその手の些細な間違いほど、指摘するのを躊躇してしまうことがあります。指摘しなくても自分にとっては実害ないし、指摘したら切れられるかも、と思うと、どうしても怖いですから。ただ、誰かが指摘してあげない限りその人はずっと間違えた知識を持ち (時にひっそり恥をかき)、場合によってはそれを広めてしまう危険性を考えると、ほんとはちゃんと指摘してあげるべきなんだろうなぁ、と僕は思うのですね。そういう意味で void さんの芸風には、いつもあきれると同時にちょっと感心してしまうのでした。

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