birdProject Natal, ジェスチャー、といえば

Project Natal

以前からジェスチャーコントロールラブ野郎として、Microsoft が今回の E3 で発表した新周辺機器(?)、Project Natal に触れないわけにはいくまい。
「Project Natal」は、2次元の画像だけでなく奥行き情報もキャプチャ可能と言われている1専用のカメラを使い、画像認識技術により物理コントローラレスでゲームその他の各種コントロールを可能にする、ハード・ソフト両面にわたる Microsoft の新技術の名称です。
今回発表されたデモを見ると、一口に画像認識といっても、顔認識による個人識別、手や足、身体をコントローラの代わりとして使うための身体部分認識・トラッキングなどさまざまな技術の集合体となっており、さらに音声方面も自然言語認識などを行えるようです。個々の技術を見れば PS2/PS3 などでも以前から実現されていたものも多いわけですけれど2、それらを全て一つにまとめて、統一的なまったく新しい UI として提案している点がすごい、と思いました。彼らが目指そうとしてる方向はまさに、僕もぜひ進んでほしいと思っていた方向なので、頑張って実現してほしいです。きっと実現までにはまだいくつも壁があるのだろうとは思いますが…3
対して、EyeToy、PlayStation Eye を既に持ち、ヨーロッパを中心に各種の画像入力系ゲームを発売・成功させてきた SCE が、今回物理デバイス込みの新モーションコントロールシステムをデモしたのが、対照的で面白かったですね。きっとこれまでのカメラ系デバイスでの経験から、より正確なトラッキングを行うにはあの手の特殊な物体が必要、という判断をしたのでしょうけれど、MS が今回使ってきた ZCam 技術にはその判断を覆すだけのポテンシャルがあるのかどうか、辺りが気になりますね。例えば、銃の引き金などに相当するボタン系入力なんかは、「Project Natal」においてはどのように処理されるのでしょう?指の動き一本一本を見る?さすがにそれは難しそうだし、物理フィードバックがない中で指を動かし続けるのは結構ホネかもw。というのは半分冗談としても、Wii においても結局クラシックコントローラの出番がなくならなかったように(むしろ最近は増えてる?)、Project Natal でも Traditional なコントローラが必要なシーンはなくならなさそう。
あ、でも、アメリカ人は極端だから、「全身でゲームに没入する」Project Natal 用として、実際の銃の形をしたコントローラをゲームにバンドルして売り出す、とか平気でやりそうだw。あのバンドセット付超巨大な箱に入った RockBand とかもアメリカではバカみたいに売れてますからね。ギターコントローラとかもう超フツー。日本じゃ考えられん。

ジェスチャー、といえば

上の話とは全然関係ないんですけれど、この間電車の中で iPhone を必死に振っているおじさんがいました。ゲームをやっているようには見えなかったんだけど、あれはいったい何をしていたのだろう…。リアルに Shake すると Shuffle、みたいな機能があったりするのでしょうか?>誰となく。

コメント

かぴのすけ、 (Sat, 06 Jun 2009 23:47:29)
iPhoneの星の数ほどあるソフトの中には振るとフォームがクリアされるとかそういうUIのソフトもあるからふつーに操作の一環として振っていた可能性もあるが一時期妙に暑かったからうちわ代わりにして扇いでいたのかもな。

Natalで使われてる技術の一つ一つはMicrosoftなんかよりソニーみたいな会社の方がよっぽど社内に蓄積してると思われるけど、日本のビジネスユニットは「で、その技術使ってどうやってビジネスにしていくの?」とか寝言ほざいてみんな潰すから。海外企業がうまいこと先例を見せれば頑張るんだろうけど。

  1. むかーし PS2 の EyeToy カメラもそうなんじゃないかと言われていたことがありましたが(僕も紹介したことがありますが)、あのカメラの実物を見ると、単なる WebCAM であることは明らかでしたね。 ↩︎

  2. 例えばピーター・モリニュー氏の新作としてビデオ紹介された「Milo」で出てきた、「紙に書かれたメッセージをゲーム内キャラに渡すシーン」は SCE の新作として去年から Preview されている「EyePet」などでも既に披露されていましたし、「ゲーム内の水面を触るシーン」はまさに EyeToy を彷彿とさせました。自然言語認識については実物を見ないと認識率その他が分からないのでなんともいえませんが、かつて PS2 でも、いろいろ声でコントロールするゲームが発売されましたね(「オペレーターズ・サイド」は名作だと思う)。 ↩︎

  3. ちょっと野心的過ぎるのが気になる点ではあります。最初はもっとシンプル、しかし確実なところから始めてもいいのではないかと思うのですけれど…。まぁそれだとビジネス的にはインパクトに欠けてしまうけれど。 ↩︎