bird16:9 の写真

16:9 の写真

HDR-XR500V の動画モードでそのまま写真を撮ると、3840x2160 ピクセル、16:9 の写真が撮れます。
16:9 の写真なんてこれまで撮ったことないよ、と思っていたんですが、実際に撮ってきた写真を見ていても、妙に違和感を感じないんですよね。それを、ずっとなんでだろう?と思っていて、先日ふと、原因らしきことに気がつきました。
我が家でデジカメを買う前、つまり 2001 年以前、ということになりますが、それまではずっと、実は APS 規格のカメラを使っていたのです。もう知っている人の方が少ないような気がしますが、APS 規格のカメラとは、それまで一般的だった 35mm フィルムの代わりに、カートリッジに入った 24mm 幅のフィルムを使うカメラのことです。APS にはいろいろ面白い特徴がありましたが、その中の一つに、一つのカートリッジで3つのアスペクト比を持つ写真を取り分けられる、というものがありました。一つが従来の写真と同じ 3:2 の写真が撮れる C サイズ (クラシック)、二つ目がハイビジョンと同じ 16:9 の写真が撮れる H サイズ (ハイビジョン)、最後が 3:1 の写真が撮れる P サイズ (パノラマ) です。このうち、APS ネイティブのアスペクト比は実は 16:9 の H サイズだったんですね。フィルムには常に H サイズで記録され、C サイズ、P サイズはそれぞれ左右と上下をトリミングすることで実現されていました。
なので、我が家では APS カメラで写真を撮るときは、基本的に H サイズで撮っていました。その当時撮った写真 (これまた大量にある) を見ていたので、16:9 の写真に違和感がなかったのですね。
ぐるりと回って先祖がえり、というような感じですナ(^^;。